新F650GS 泥ハネ軽減 
  愛馬の名称はF650GS(Twin)、このGSっうのはゲレンデ・シュポルトの略である。まぁ、「野山を駈け回る運動馬」の意であろう。当たりの然に、泥ハネがクッ付くのも承知の介で走り回るのが普通。でも、キレイ好きなHYDはこれが許せない。HYDはピカピカに愛馬を磨いて、その輝き・シルエットを楽しむ部族ではない。...のだが、汚れた状態で放置プレーさせるコトは、命を預けて乗せて貰う愛馬に、ただただ申し訳ない気がするのである。

 で、このF650GSに乗り始めて気になったのは、前脚からの泥ハネである。山の中に分け入って走り回るという訳ではないが、山城を攻めるため、山中に入ることは多い。林道では舗装されている方が珍しく、普通はグラベルである。当然に泥ハネも多い。前馬もこれには閉口して、前脚側のフェンダーを延長させたモノである。愛馬はハネが直接来る部分に、オイルフィルタやオイルクーラーがモロに設置してある。フィルタやクーラーの前部の泥ハネは良いのだが、横や後ろ側は狭くて手が入らないため、泥ハネをキレイ・キレイにするのは大変。というか、小さくてヒゲの長いブラシで水洗いしない限り無理かも。マンション住まいで、水道水が自由に使用できないため、泥ハネは放置せざるを得ないコトが多い。

 これを解消すべく、「オイルフィルタガードもどき」を自作して設置したものである。コイツはフラットなアルミ板のため、泥ハネが付いても水無しで簡単にキレイに出来る。ガード機能はマユツバであるが、泥ハネに対しては優秀な結果を残している。でも・しかし、このアルミ板の上を超えて来る泥ハネも中にはある。これは少量なのだが、やはりキレイキレイするのがナマナカなことではない。

 しょうがなく、「モノはツイデに」を実践すべく、前馬と同様に
フロントのフェンダーを延長させることにした。前馬のフェンダー延長作戦は大きな効果を上げられなかった。でも今回はアルミ板の高さを超えるハネだけを対象にするので、ちょっとしたコトでも効果は高くなるだろうと判断した。で、前馬の時は自転車用のマッドガード(確か、1K円前後)を流用したが、今回はサラにケチってしまった。手元にあったファイリング用ホルダーの表紙(プラ製、裏紙も同じ)を利用した。100円ショップにも置いてあるモノである。値段的には心配ではあるが、プラ製にはかわりない。自転車用のマッドガードと材質的にも強度的にも同程度と思われる。それでも、まぁどんなことがあっても3年は持つだろうという期待的な判断。問題は、手持ちを利用したので、黒色ではない濃いグレーであること。継ぎ足した部分がハッキリ分かるのである、何しろロハだからねぇ 苦笑

 先ず不要な厚紙で、フロントフェンダーに現物合わして大まかな型を採る。この型紙とプラ表紙とを重ねて、万能ハサミでそれなりの形に切り、もうこれで出来上がり。ラフに行ってもソレナリの形状になるから不思議。次に穴開けである。表紙の方は、失敗しても大したコトがないので、失敗が許されないフェンダー側から開けた。手持ちの豊富な4mm(M4)でビス留めをするツモリなので、ハンドドリルと4mmのキリで開ける。金属の場合は、4.2mmか4.5mmの穴を開けるが、プラの場合は4.0mmで大丈ビィ。念のため千枚通しで位置決めをし、2mmの穴を開けてから、4mmに拡大した。穴が開いたら、切り抜いたプラ側も現物合わせで穴の位置を決め、同様にして4mmの穴を開けた。あとは皿ビス+平ワッシャー+バネ座金+ナットで締め付けるだけ。トルクスネジがあれば良いのだが、そんな気の利いたモノが有る筈もなく、ホームセンターで売っている普通のステンレス製である。2回目ということもあり、30分ほどで出来上がった。
↑ 型紙を基に切り出し ↑ 切り出し完了
← 完成
↑ Wunderlich製のFront Extenda Fender
 チープ感もサホドなく(というか、目立たない部位なので...)、それなりに仕上がった。さぁ今度はどうよぉ。といっても、この寒い時期は山の中には入らない。そうぉ、凍結が凍っているから、危険が危ないのダァー。コイツの効果のホドは春まで待ってネ、チャン・チャン。

【コイツがうまくいったら、後脚側も何とかしたいナァー。ハネがコイル部にクッ付くとキレイキレイが難しい】
↑ Wunderlich製のRear Splash Guard

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