■  税金納付書は間違いなく届く ■
    (単身赴任中の恐ろしいできごとです)

 バイクの免許は取ったし、「次はバイクの購入だ」という段階で悩んだ のは、購入資金です。中古のバイクで我慢しようと思ったのですが、中古とはいえ、ポケットマネーで何とかなるレベルでは有りません。 奥さんに「バイクを買いたい」と言ったところで、返事は「子供たちの学資だ、なんやかんやのモノ要りの時に、何考えているの!」と言われるに決まっています。
 苦肉の策は、会社と関係深い共済会からの借金です。この返済は給料か ら天引きですから、明細書を見せても、奥さんにはバレっこなし。我ながら アッパレな方策だとほくそえんで、即実行。

 バイク屋で契約書を書く段階で、ハタと困ったことが一つ出ました。登録場所をどこにするかです。当時住んでいたのは単身赴任先の名古屋ですが、住所は家族の居る仙台のママにしてあるのです。住民票がある所で登録する事になっているので、住民票を移そうかとも思ったのですが、変に住所を移すと色々マズイことが生ずるのです。一ヶ月くらいだけ移して、登録を終わったら戻すということも考えたのですが、それでは奥さんに絶対バレると判断。 ---- 我ながら良い状況判断。

それにバイク屋曰く「名古屋からでも仙台の登録は代行出来ます」の一言で、

それに決定。無事、納車。これが2月頃。

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当時の愛車 Honda
 CB400SF Ver.R

 ルンルン気分となるバイク生活をスタート、まさに「40歳過ぎての趣味はハマル」を地でいくことになりました。4月に入るとそれまでの寒さと違って、風までツーリングに最適に。まさにこの時は、アランドロンの「太陽がいっぱい」のFINの直前状態でした。この映画の最後は、殺人を犯した主人公が、完全犯罪が成立し、億万長者になったと思うのですが、その主人公に電話の呼び出しのアナウンスされるところで、FINなのです。実は、この呼び出しは犯罪を暴いた警察からなのです。
 私の場合もこれとピッタリでした。奥さんからのTELで、完全犯罪成立がモロくも崩れ去ったのです。

     「お父さん、バイクの税金納付の葉書が郵送されて来たんだけれど....」

この時の慌てふためいた姿を想像して見てください。
 
     教訓、「税金は必ず付いてまわるものと思え!」

 でも、この教訓が生かされていなかった、この続きは次回に
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