■   虚空蔵山城  ■
■期日 H19年6月2日(土) 【長野県】上田市と坂城町との境界・和合城・高津屋城・鳥小屋城
                          ・虚空蔵山城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木C〜R412〜相模湖IC〜中央道〜甲府昭和IC〜R20
       〜富士見T〜P17・R152〜白樺湖〜ビーナスライン〜和田峠〜R142・R152・R254
        ・平井寺トンネル・P65〜上田C〜R18〜坂城T〜P65・平井寺トンネル・R254・R152
         〜長和T〜R142〜佐久C〜R141〜韮崎C〜R20〜甲府昭和IC〜中央道
          〜相模湖IC〜R412〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 先週は久し振りに長距離の野駆けを楽しんだ。ビーナスラインを1往復半堪能できたのが大きかったモノと思う。となると、また行きたくなるのが人情。それで2週連続してビーナスラインを走ることにした。例によって4:30の七つ発ち。先週と同じコースで進むが、全体的にユックリ走ったせいか、白樺湖に着いたのは8:00頃と前週より30分遅い。ここでコンビニおにぎりを食して、ビーナスを攻めます。天気も良く絶好の雲上の野駆けを堪能し、今回は途中の和田峠で下道(をいをい、ビーナスラインも一般道だっちゅうの)に。R142を北上し、R152・R254を経由して、有料の平井寺トンネルをクグって県道65号線で上田市に入ります。65号線沿いには上田原古戦場があり、今回は珍しく寄っていくコトにした。何といっても、国営放送の「風林火山」の影響が大である。大きな上田古戦場公園の標識に従って右(東)折。ここから北西方向に見える山系が虚空蔵山・太郎山で、千曲川を見下ろし上田平を扼している今日の攻城目標。公園内に入ると大きな案内板があり、先ずは古戦場の石碑へ。辺りには、戦死したイロイロな武将の墓もあるのだが、今日の攻城は時間・肉体的にキビしくなりそうなので墓参りはパス。
上田原古戦場、石碑 上田原古戦場よりの虚空蔵山・山系(右)
  次いでR18に出て、ここから長野方向へ少し進みます。左(南)側は千曲川で右(北)側に岩崖が続き、これが切れた辺りが、坂城町の鼠宿。「ねずみ」信号を右(北)折し、道なりに進むと山裾に墓地が見えてきます。墓地の樹陰に鉄馬を停め、墓地の真ん中の道を上へ進みます。登山道はシッカリしており、ツヅラ折れの道を17分進み尾根上に。途中幾つか分岐点があったが、上田原古戦場から山系を眺めた際、突端の鉄塔の基部が城域と判断していたので、突端に進むように、右へ・右へ(鉄塔134を目印に)進みます。この推理はピン・ポーンで、尾根上には中部電力の送電鉄塔(信濃・東信線134)への標識があり、この分岐地点から約2分で和合城址に到着です。4郭からなるコジンマリした城ですが、HYDが好きな石積みで補強された土塁や切岸が残っています。鉄塔の保守のためか、周りの木々は切払われており、ココからの眺望は ◎ です。北西側に坂城町と葛尾城、南方向に上田原が、東方向には上田平が広がります。汗にマミれて登ってきたが、心地よい風に思わずマッタ〜リ
和合城址、主郭跡 和合城址、堀切跡
和合城址・主郭跡、バックは葛尾城 和合城址、全景
 2.5万分の一の地図を広げ、これから攻める虚空蔵山への時間を約1時間+αと推測。ノンビリもしておられない。急いで尾根を東方向に進みます。でも今日は天気が良くて暑い^2。なかなかペースが上がらない、どころかペースダウンしてくる。う〜ん、トレーニング不足を露呈。和合城から菖蒲平(勝負平と書かれている標識もあるが、菖蒲の花が咲き誇っているので...)を経て丁度30分で、岩でゴツゴツしたヤセ尾根のピークに到着です。ここも景色がスゴク良いです。少々バテ気味なので、ここでも暫しマッタ〜リ。さらに25分歩くと、岩場のピーク(陣馬鳥越山、ここも眺望がすばらしい)に到達し、さらに3分で高津屋城に到着。石積みで補強した虎口や堀切跡が3条ほど残っています。なお、菖蒲平の少し上まで勝負平林道(未舗装、2.5万分の一地図には未記載)が来ています。また太郎山林道への標識も途中にありました。四輪ならかなり楽が出来るかも、でも場所はメモ忘れ、すまんそ。

■36°25′37.8″−138°12′43.4″ 2.5万分の一地図で924m標記の地点です。
高津屋城址、虎口跡 高津屋城址・鳥小屋城址、遠景
高津屋城址近くの菖蒲平
高津屋城址、堀切跡
  まだまだ先がある、ユックリしておられない。割と整備された道を7分進んで鳥小屋山の標識のあるピークに。この鳥小屋山と手前の小さなピークが鳥小屋城址の城域。ここにも自然石を利用した虎口や土塁、堀切跡が残っています。ここから、次の攻城先のピラミッド型の虚空蔵山がデ〜ンと正面に見えます。まだまだ高度を稼がなければならないヨ〜。

■36°25′44.0″−138°12′54.9″ 958m標記の地点のピークと手前の964m地点の二つに分かれている。
鳥小屋城址、虎口跡 鳥小屋城址、副郭跡
鳥小屋城址、主郭の土塁跡 鳥小屋城址よりの虚空蔵山
 高度を稼がなければならないのに、逆に道は急坂の降りになる。ドンドン降りて行き、鞍部からは急坂を今度はアエギ喘ぎ登ります。鳥小屋城から丁度15分で、最終の目的地・虚空蔵山(こくぞうやま)城址に到着です。フゥーッ、疲れたワイ。ここにも自然石を利用した虎口、堀切、郭跡が残っています。さすがに海抜が1077mと高く、ココからの眺望はさらにスゴイです。期待を裏切りません(キッパリ)。苦労して山上まで持参したコンビニ弁当を三角点の石に腰掛てカい、しばしマッタ〜リ。どうにもマッタリする場所が多くて困ったもんダ(というかトレーニング不足、こちらの方が困ったもんダ)。和合城から休憩時間を抜いて約100分費消、ズイブンと予想時間とカケ離れてしまったワイ。

■36°25′48.4″−138°13′17.6″ 1077m標記の三角点。
虚空蔵山城址、堀切跡 虚空蔵山城址、虎口跡
虚空蔵山城址、主郭跡 虚空蔵山城址よりの上田原
冷風で汗を流し、米エネルギーを充填した後、下山に移ります。登る時に休んだ見晴らしの良い同じ場所で、休み休みしながら降ります。休憩時間を入れて丁度50分で鉄馬のある墓地に到着。下りと言っても、UP/DOWNがあるので結構疲れますヨ、要注意です。体力の余裕度がほぼゼロ状態になって、鉄馬に跨るものだから、走り出して5分も立たずに、左足がツってしまった。アレ・レッと思っている内に、ギア・チェンジが出来なくなった。こんなコトは生まれて初めてである。そばのコンビニ駐車場にて、左足の付け根周辺を念入りにマッサージして痛みをナダめます。また跨ると今度は右足が。オーッ・マイ・ゴッド、どうしたんだヨー、そんなヤワな脚に育てた覚えはないゾゥ。今度は右足をマッサージ、ようやく痛みが取れて手綱をサバけるようになった。山上でマッタ〜リし過ぎてしまい時間も時間、それに脚も心配。次の攻城先はアキラめて帰ることにした。R152で長和を経てR142で佐久に入り、ここからR141で野辺山・清里を通過して韮崎に。さらにR20を東下しますが、途中でギブアップ。甲府昭和インターから中央道に上がります。いつものような渋滞は不思議と無く、相模湖インターで降りたが、ここからのR412はヤハリ渋滞です。スリ抜けを繰り返し、厚木を過ぎて、長後街道を進み、19:00丁度にご帰館。鉄馬の世話をし、シャワーを浴びて戦闘準備、完了。今日もうま〜いビアーで喉を潤すHYDでした。今日はトレーニング不足を再認識した一日であったワイ。などと、十分に反省したのだが、ビアーに続いて芋焼酎のロックを飲む頃は...。本日510Km走行、明日からはキッチリと体を鍛えてネ、チャン・チャン
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