■   中日向城  ■
■期日  H18年9月24日(日) 【静岡県】浜松市(旧瀧山村)中日向城・
                       (旧春野町)萩野城・(旧天竜市)笹岡城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木IC〜東名〜沼津IC〜R1〜磐田C〜P343〜天竜
        〜R152〜瀧山〜R152〜二俣〜R362〜春野〜R362・R152・P343
         〜磐田C〜R1〜御殿場IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
台風が小笠原諸島付近に接近して、土日は雨のご託宣だった筈だが、何のことはない、土曜はド・ピーカン。これだから気象庁の言うことをアテにしてはイケナイ。まぁ、雨になったのではなく、晴で文句を言うのもナニなので、改めて日曜のご託宣をウカガうと、どうやら降水確率は20%とナ。これは行かにゃあ、なるめい。で、行き先はというと、台風接近というコトで情報入手に時間を費やしていない。となると神頼み、というか馬念さん頼み。で彼のページで紹介されている、最近行かれた中日向(なかびゅう)城を攻めることにした。情報では、道が整備されてなく、かなり危ういらしい。ということは、まだ馬念さんの踏み跡が残っている筈、行くなら早いほうが良い、という下心。で、馬念さんのページをプリントアウトして、朝5時チョチ過ぎに出っ発です。いつものように、厚木から沼津までは東名を用いて、渋滞をパスします。ここからも、いつものようにコクイチ(R1)で西下。一般道とはいっても、この道はデンジャラス。150Kmで飛ばすバカが何人も居る。ところが今日は皆さん大人しい人ばかり。当然、ターゲットが居なければ、こちらも大人しく(ウソ、ほどほどに)走ります。途中、スマル亭にて、いつものように、桜エビのかき揚げウドンを食し、さらに西下を続けます。磐田からは、県道343線で北上し。天竜からはR152でさらに北上。瀧山村に入ってからは、県道361号線で白倉峡方向に進みます。中日向地区を過ぎて、次の小さな集落・市ノ瀬地区に入ってシバラク走ると、中日向城址への標識が現れるので、ここを右(北)折します。1Kmほども進むと、また城址への標識が現れるので、ここに鉄馬を停め、幅広な山道を登っていきます。2、3分で二俣になっている所に出ますので、左側への道を進みます。すると工事中の林道の下に出ます。林道の法面をヨジ登って林道上に出ると、尾根上に赤い鳥居が見えます。この鳥居をくぐって、尾根に沿って登っていく道を進みます。馬念さんの情報では、道が消え入りそうと書かれていたのだが、なかなかどうして、快適な道です。ドンドン高度を稼ぎますが、道が植樹したヒノキの中に入ってからが大変。まだ間引きがされていないので、ヒノキの葉や雑草で道が分かりづらい。その上、蜘蛛の巣が容赦なく顔を襲ってきます。馬念さんが進んだ足跡が僅かに残っており、トレース出来たのはラッキー(というか、目論見通り)でした。馬を停めた所から15分強で、頂上の稲荷神社が祀ってある主郭に到着。主郭の周りには、半周ほど空堀跡が残っています。主郭から東南方向約50mの所に同じ高さほどの山があり、主郭のすぐ下の林道を歩いて、頂上部に行ってみました。どうやら、こちらも城域のようです。頂上の下側に明確な竪堀が残っています。この林道は、どうやら登ってくる際の工事中の鳥居下の林道に通じているようなので、帰りは幅広で歩き易いこの道を下って行きました。これから行かれる方は、赤い鳥居の下に出たら、白いガードレールのある林道を右側に進み、300m程先で左側の林道に進み、上へ登って行けば、容易に攻城出来ますヨ。

■34°58′31.8″−137°48′19.4″、比高は153mです。
中日向城址、登山道入口
中日向城址、鳥居そばからの城域遠望
中日向城址、主郭跡 中日向城址、主郭下の空堀跡
中日向城址、竪堀跡
中日向城址、主郭からの眺め
 さぁてとぉ、次はというと萩野(はぎの)城です。ズイブン前に、県道263号線で、筏戸(いかんど)地区の先にある萩野城址橋というのを得意の動体視力で見つけたことがありました。その時には、辺りをウロウロしても登り口が分からず、諦めて目的の樽山城へ向かったのでした。どうやら、橋からズイブン離れた所(800mほど春野寄り)に登り口があるようです。で、再度シツコク狙うのです。ところが、R152から県道285号線を通ってR362に出るつもりが、県道は豪雨で寸断されていて通行止め。しょうがないので、天竜まで戻って、R362を北上し、春野町手前の県道263を熊切川に沿って進みます。筏戸地区に入って、新筏戸橋そばに、旧筏戸橋が残っているので、山側の橋のタモトに行きます。ちょっとした駐車場のような広場になっていて、ここから山側に登り口があります。山側は崖のような感じで、とても登れそうにも思えませんが、よく見ると凹んだ部分に、ちゃんと道があります。ここを登って行きます。10分ほど登ると堀切のような所に出ます。ここから左側の尾根筋を登る道を進みます。シバラクすると、いきなり「オーッ」という雄叫びが出てしまいました。見事な空堀と土橋が迎えてくれるのです。コジンマリしてますが、保存状態が極めて良好。これは期待が持てる、主郭ではナニが待っていてくれるのだろうか。当然、登るピッチは上がります。でも、着いた狭い主郭には何も待っていてはくれません、副郭でも。主郭の先に堀切が残っている位でしょうか、残念・無念。でもリベンジを果たして、他愛もなくご満悦。

■34°59′54.0″−137°57′19.3″、比高は196mです。
萩野城址、土橋跡 萩野城址、堀切跡
  次いでR362を戻り、旧天竜市役所へ。ここには笹岡古城があったのですが、市役所の建設で今は遺構はなし。市のモニュメントの脇に石碑が侘しく佇んでいます。今回訪ねたのは、市役所の裏山(本城山)に出城の遺構が僅かに残っているという理由からです。モニュメント側の笹岡配水池へ通じる未舗装道を進むと、スグ右側の山裾に登り口があり、4、5分で頂上に。残念ながら、主郭・副郭のそれぞれに鉄塔やら簡易上水場(?)などの建築物が建っていて、遺構は確認できず。頂上下や山裾には明確な帯郭跡が残っています。頂上からの展望を期待していたのですが、こちらも × でした。
笹岡古城址、郭跡? 笹岡古城址と本城山
笹岡古城址、石碑
 さぁてとぉ、まだ近くに行きたい城もあるのだが、どういう訳か気力が萎えてしまったワイ。やはりトレーニング不足なのだろうか、疲れがドッと出てきた感じ。こういう時には無理をしても事故るだけ、良い子はサッサと帰ろう。帰りは能がなく、来るときと全く逆の道順。時間に余裕があったので、沼津インターではなく、御殿場インターまでニーヨンロクを走ってから東名に。前回もそうであったが、今回も「事故渋滞、中井〜横浜25Km」の赤い表示。イッタイ・ゼンタイ、毎度毎度、事故渋滞とは、どないやねん? やはり欠陥道路に違いない、「責任者出て来い」と、ブツブツ文句を言いながらも、スリ抜けの連続で厚木インターに。ここから渋滞している長後街道をダマシ・ダマシ走り、ようやくご帰館。珍しく早いご帰館で、久方振りに家族一緒の夕飯にあり付けたワイ。本日550Km、このうち下道が420Kmとは、やはり疲れる筈だよネー、無理しないでネ、お疲れさん。
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