■  荻町城  ■
■期日 H27年7月31日(金) 【岐阜県】白川村・荻町城
■ルート 飛騨古川自宅〜R41〜大沢野〜P25〜八尾〜P471他
        〜白川〜R156〜郡上八幡〜R472〜清見〜P90〜自宅
■コメント
 う〜ん、使いたくないフレーズだが、
ものすげぇー長ゲェーこと(標準語で、大変すごい長い間)鉄馬に跨っていなかった。現在住んで居る飛騨地方は、冬は寒くて積雪があるので、昨年の11月にはバッテリーを外して冬ゴモリをしていた。で、バッテリーを取り付けたのが、何と今日(7月31日)である、ヲイヲイ。満充電をさせていた(後述するが、これがどうも怪しい!)ので、バッテリーをツナげば、即スターターが回る筈。...だったんだが、セルSWをONにすると、パネルの表示が消えてしまう、うそぉー。っうコトは、バッテリーが上がってしまっているってこと?? おかしい、確かに満充電させていた筈だったんだが。もしかして、長げぇーコト、うっちゃっておいたから、ハンガー・ストライキなの? と鉄馬にキツく問うても、当たりの然で返事は無し。う〜ん、とにかく満充電であった筈なんだからと、テスターで電圧を測ると、12.3V位を示している、おかしい!?。どうやら、満充電ではなかったようである。急いで、実験用直流電源にツナいで充電を開始します。その間に、ブースターケーブルを自宅まで取りに行き、軽トラのバッテリーから鉄馬のバッテリーに配線します。で、セルSWをONにするも、パネル表示は消えてしまい状況は変わらず。ここに至って、「電源系統が壊れてしまった」というフレーズが頭に。でも、もしかして電圧が足りないのかも、と軽トラのエンジンをを始動させ、重しをアクセルに置いてフカします。これなら、電圧が低いってコトはない筈。ところが、今度はパネル表示は消えないのだが、訳の分からんエラー表示が出る。う〜ん、完璧に壊れたのかも。
 でも、ここで、「もしかして、ブースター・ケーブル接続では、配線長の電圧降下でNGとなり、軽トラのエンジンをフカして供給した時は、逆に高くなり過ぎてNGとなったのかも」と都合の良い解釈をして、急キョ充電を始めたバッテリーに取り替えてみた。「
あっさ〜(飛騨弁講座、参照のこと)」をしてから、セルSWをONにすると、イトも簡単にエンジンは目覚めてくれた。「オーマィゴッ!」、どうやら都合の良い推理は♪ピンポ〜ン♪だったようである。愛馬F650GSはMPUで、殆ど全てを制御している。Fuseすら無くて、Fuse機能もMPU制御な位なのである。社外品の充電器をアクセサリー端子から勝手に入れるな、というのもウナズける。う〜ん、しかし、このクソ暑い(熱い)のに、よくぞこの推論にたどり着けたモノである。...だが、ここまでで、すでに2時間以上も費やしている。このままツーリングを止めようか、とも考えたが、出掛けることにした。何となれば、このクソ暑いのに、どういう訳かモチは全く落ちていなかったのである。
 で、走り出してスグに「
全然乗れてねぇ」に気付く。スッカリ鉄馬の乗り方を忘れてしまっている。で、アレコレ思い出しながら、一つ一つの動作を意識しながら、少しでも乗れるように一つ一つステップアップ。30分ほどで、何とか登りの坂道では走れるようになった。が、下りになると、全く体が反応してくれない。しょうがないので、カーブ手前で思いっきり速度を下げ、コーナーに入り、そして出て行く、という免許取立ての時のような動きで誤魔化してR41を北へ進みます。大沢野手前で県道25号線に入り、一路八尾市街へ。八尾町からR471で利賀村へ。新・山の神トンネルを経て合掌の里・五箇山に入ります。ここからは、R156です。ここは橋を渡るたびに、岐阜県と富山県の県境が変わる面白いトコロ。でも、こちとらぁ今朝から「乗れてない症候群」に悩まされていて、それどころではない。しかもクソ暑い。そうコウしている内に白川村に到着です。ここの観光スポットに城山天守閣展望台という場所がある。先日、熊本から友人がワザワザ飛騨に観光に来てくれ、再会を喜び合ったのだが、その際、白川村へも案内した。で、この地名、何かあると踏んで今日再訪した次第である。そう、何も調べずに鉄馬に跨ったものだから、今日は資料なしの攻城である。しかし、地名からのヒントは♪ピンポ〜ン♪です。R360から入る、展望台の駐車場の脇(というか、舌状台地の先端部)は荻町城址公園になってました。公園化されてますが、空堀、土塁、櫓台、石垣、虎口が残っています。暑いので、マッタ〜リしたいところですが、中華の観光団体客が大声でマクし立てていて、超ウザいので早々に退散。
↑ 荻町城、虎口址
↑ 荻町城、空堀跡
↑ 荻町城、主郭の櫓台址 ↑ 荻町城、主郭址
↑ 荻町城址
↑ 荻町城、主郭からの合掌村落
 R156を南下しますが、相変わらず「乗れていない症候群」は解消せず。次第に、このまま恢復せずに降りるのではないかとアセリも出てきます。で、荘川から帰路となる高山方向には入らず、何かしらのキッカケを得たいために南下を続けます。しかし、白鳥を過ぎても変わらず。とうとう郡上八幡まで来てしまった。ここからは山道がほとんどないし、帰りが遅くなってしまうので、しょうがなく戻ることに。R472を北上します。どういう訳か、明宝を過ぎた辺りから、体が「軽く+柔らかく」なってくる感じがする。それと共に、左手の指の一本一本が硬直してクラッチが切れなくなって来た。たぶん、握りっぱなしのタメだと思われる。でも、クラッチを切らなくても、アクセルワークだけでギアは変更できる。これを実践して、尚も進みます(ヲイヲイ、普通は休んで、硬直を収めるでしょうが)。しかして、このアクセルワークで体が昔の感覚を取り戻したようだ。ちょっと危ない速度でコーナーに入り、出て行けるようになった。幸いにも白い点線道路なので、危ない速度も超危ない速度に過激にヒートアップ。坂本トンネルを過ぎて下り坂になっても、今度は乗れている感じ。う〜ん、この感じ、この快感。たまんねぇーなぁ、とシラガ頭のGGライダーは尚も危ない速度で進みます。当たりの然で、スグにせせらぎ街道も終わりです。う〜ん、面白かったワイ。ここから少し清見インター側に戻ってから、今度は卯の花街道を走ります。この道は幅が広過ぎ・カーブが緩め。なので、面白みには欠けます。それでもキレずに走り抜き、飛騨古川の市街に。自宅から1Km離れた厩舎へ向かいます。さぁてとぉ、昼から走りに走ったが、乗れていなかったせいか、300Kmちょいの野駈けに終わってしまった。今度はちゃんと整備して、長い距離を、ちゃんと乗ろうね、ちゃんちゃん
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