■  西山城  ■
■期日 H23年9月16日(金)
        【長野県】大町市・館ノ内仁科館・大崎城・西山城
■ルート   飛騨自宅〜R41〜富山C〜R8〜糸魚川C〜R148〜大町C
        〜P306・P25〜波田〜R158〜梓湖〜P26〜野麦峠〜高峰
        〜R361〜高山C〜R158〜清見〜P90〜自宅
■コメント
 前回の大町攻城は車検の関係で途中でジ・エンドとなった。このリベンジで今日も大町の攻城です。...っうーか、本当は新しい攻城先の情報を何一つ入手していなかったタメです。前回の情報を再利用しようというテイタラク、
墓穴。で、今回も4時半に起き出し5時には出っ発です。置き場所が無くて、自宅から1Km離れた農機具を格納する小屋に鉄馬を置いている。それでも横浜に居た時と比べると、起き出してから鉄馬に鞭をくれるまでの時間が30分も早い。う〜ん、自宅から小屋までの時間が5分(原付スクーターで移動)弱とすると、ナカナカの早さである。薄明かりの中、愛馬に鞭をいれ数河峠へ。先週は霧の海の中を進んだが、今日は風のせいか霧は無く快適に越えていきます、寒いのは前回と同様だけど。ここからは、ずぅ〜っと富山まで下り坂。瞬間的な燃費計(毎秒のKm/L)も30Km/L以上をずぅ〜っと示す好燃費である、コレは期待できるかも。とか何とか言いながら富山へ。ここからR8で東に向かい黒部市へ。ここの牛丼屋で朝飯を食べるツモリで店に入ったが、えらく客が多い。しかも皆さんマダ注文もしていないようだ。ということは、10分以上は待つなぁ、絶対に。で、店からスタコラ逃げ出します。富山市内、黒部市内、糸魚川市内の3箇所にはチェーン店が有った筈と記憶している。少々腹が減ってきたが、糸魚川までガマンの子としよう。朝日町、親不知・子不知を経て糸魚川へ。ここで遅めの朝食をとり、R148を南下します。白馬(これをハクバって読むのは先達に失礼だよなぁ、本来は代掻き馬シロカキウマ→代馬シロウマ→白馬シロウマなんだからサァ)を過ぎて仁科三湖を過ぎると大町です。R148がR147となり、「旭町」交差点で直角に右(南西)に曲がらずに県道51号線に入ります。スグに台地上へ登る道があるのでコレを登ると館ノ内地区です。ウロウロして館ノ内公民館を探し当てます。この周辺が館ノ内仁科氏居館域です。耕地化・住宅化で遺構はなし。でも公民館前には木碑と案内板が立っており、庚申(?)碑などが立っていて雰囲気があります。
↑ 館ノ内仁科居館址
↑ 館ノ内仁科居館址、木碑
  R147で先日の天正寺仁科館方向へ進み、「南原」信号から県道306号線へ進みます。この県道は山懐で直角に曲がって南下するが、左折してから1.5Kmほど走ると右(西)側の山裾に発電所が見えてくる。この山頂付近が大崎城である。遠くからでも山頂へ行けそうな山道が見えるが、発電所内は立入禁止である。しかし山の裏手側から登る道がある。裏側には立派な道が山裾を縫っている。途中、右(山)側に墓地があり、その先60mほど先に登り道がある。この道、分かり辛い。間伐材を利用して道を作っているので、この間伐材を目印にすれば良いだろう。こちとらぁ、登り道が分からなくて直登してしまったが、それでも尾根上の神社までスンナリ登れた。ココから城域なんだろうなぁ。割と緩やかな道を登り、9分で主郭に。前述の山道を登れば8分ほどかしらん。主郭には土塁が残っており、南側には虎口も残っている。北側の堀切を経て副郭が3箇所ある。南側にも段郭が何段か残っている。遺構も良く残っているんだが、山頂直下まで林道が造成されている。この道はマダ出来たばかり、これから破壊されそうな気配で、チョチ心配。
↑ 大崎城、主郭脇の堀切址
↑ 大崎城、主郭址
↑ 段郭址、林道で破壊されそう ↑ 尾根上の神社
↑ 墓地より60m上の登り口 ↑ 県道306号線上からの城址遠望
  県道306号線に戻り、松本方向へ進みます。乳川を渡り松川村に入ると、山側に西山城への案内板が立っている。登り口には説明板も立っており駐車場もある。う〜ん、ありがたや。西山城址保存会の皆様に感謝いたします。キツイ坂を登り始めて7分丁度で三の曲輪です。ここからは緩やかな登りで、土塁の残る堀切などの遺構を過ぎて、マタ7分で虎口・土塁が残る二の曲輪に到着。この西側には2重の堀切が残存している。さらに12分で一の曲輪です。主郭には土塁が残り、見晴らしもマズマズです。空堀、幾つかの副郭・堀切が残っている。3つの曲輪という呼称ではあるが、それぞれが城と呼んでよいほどの防御施設や規模である。とにかく汗をカキカキして登ったカイがあります、本当良かったワイ。汗が引くまでマッタ〜リし、程よい疲労感の中で下山です。

■36°26′44.4″−137°49′51.1″比高は228mです。
↑ 西山城、三の曲輪址 ↑ 三の曲輪上部の土塁の残る堀切址
↑ 土塁の残る二の曲輪址 ↑ 二の曲輪上部の2重堀切址
↑ 土塁の残る一の曲輪址 ↑ 一の曲輪の空堀址
↑ 西山城、一の曲輪址 ↑ 一の曲輪よりの眺め
↑ 西山城、登り口の案内板 ↑ 西山城、城址遠望
  さぁてとぉ、大町にはマダマダ城が残っているが、楽しみは残しておこう。ココからは県道306号線、県道25号線のワインディングを楽しむツモリ。ってんで、鞭を強く打ち、2速・3速のみのギアで危ないモードでワインディングを走り抜けます。チナみに、2速で赤い部分(平たく言えば回転数のレッド・ゾーン)の手前までメータを振らせると、軽く3桁の速度になります(って驚いたアナタ、HYDの鉄馬はオトナしい部類の馬なんですヨ、私のお師匠さんの鉄馬ときたら1速で3桁軽いです)。となれば、アッという間に波田の信号です。ここからは官憲ゾーンなので、前の車の尻を見ながら走ります。うそ、トンでもない遅い車が先導しているモノだから、黄色線をムシして先頭に。そうなると前にモウ何も無いものだから無我夢中の危ないモードにマタ再突入。新島々で、遅めの昼飯のコンビニおにぎりをホオバっていてフト考えた。このまま、この速度で進むと、えらく早ぇ帰館になってしまうナァ。ヨォーッしゃぁ、少し回り道して帰ろう。梓湖からR158を離れ、県道26号線を経て野麦峠を越え、R361に。ここから高山に出て、再びR158で清見に出ます。県道90号線(通称、卯の花街道)に入ると、もうHYDのゲレンデ。でも、猪伏山トンネル内だけは常に濡れているコトが多いのでスリップに注意してチンタラ走行。案の定、今日もカンペキにウエット。ココから厩舎でもある小屋へ引き上げます。小屋の中で着替えを済ませ、原付に乗り換え、ご帰館です。本日オール下道400Kmチョイト、う〜ん攻城数が少ないから疲れもホドほど。それでも、本当の疲れは明日以降に出るから気を付けてネ、ちゃんちゃん
★ ホームページのトップへ