■  天正寺仁科館  ■
■期日 H23年9月8日(木)
        【長野県】大町市・天正寺仁科館
■ルート   飛騨古川自宅〜R41〜富山C〜R8〜糸魚川C〜R148〜大町C
          〜R147・P306P25〜波田〜R158〜高山C〜R41〜自宅
■コメント
  又しても長げぇ〜っこと鉄馬に跨げられなかった。前回は、クソ暑っ〜くて何もする気が無かったんだが、今回は秋の長雨。それにしてもヨク降ったナァ。でも「明日は全国的に快晴、夕立も無さそう」というご託宣を信じて、朝早く起き出すのでした。快適なツーリング日和の一日になってくれれば有難いんだが。例によって、朝の5時には出っ発です。ドン亀トラックが徘徊するR41を北に向けて走りますが、数河峠は盆地特有の朝霧の中。速度を落としチンタラ峠道を登ります。それにしても「★
寒っぶぃ〜」、10℃を下回っている。夏用の鎧(メッシュのジャケット、)を着込んでいるが、下に風除け(ウィンド・ブレーカー)を着込んでいなきゃ死んでるなぁ、絶対に。それでも峠を越えると霧も晴れて快適なワインディングロード。富山に入り、いつもの牛丼屋でミニ丼+卵+味噌汁セットで、これまたイツモの朝食。この後R8で糸魚川に入り、ここからヒタスラR148を南下です。今日は、後立山連峰が美しい大町の幾つかの攻城を計画している。大町に入り、R148からR147に変わって間もなく「十日町」の信号です。ここを右(西)折すると大町西小学校になり、手前が天正寺です。この境内周辺が天正寺仁科氏居館跡です。本堂の前に大きく立派な仁科城の石碑が立ってます。境内北側に堀跡が僅かに残ってますが、これ以外の遺構は無さそう。
↑ 仁科館址、天正寺 ↑ 仁科館、堀址
↑ 天正寺境内の立派な石碑
 さぁてとぉ、この後は大町の山城を攻めよう。ってんで、天正寺境内の駐車場で次の攻城の準備を進めていた時、つにしてと「アッレッェ〜、そういやぁ鉄馬の車検って今月だったような?」と思い出した。9月の下旬だったような気もしたが、急に不安になり車検証の写し(本物は自宅に保管、だってバイクって盗難されちゃうからネ)を取り出します。
「ゲェーッ、満了日は今日じゃん!!」
〜っうコトは、今日中に車検を受けなければ、メチャ面倒臭いことになるってコトね。う〜ん、どうしようかしらん。ココで有りったけの脳ミソを活性化させ、善後策を考えます。時間にして3、4分くらいだったような気もするが、30分以上も考えたような疲労感。で、出した結論、@スグに高山市の車検場に行き、懇願して検査予約が無くても受験できるように AOKが出たら飛騨市の自宅に戻り、点検整理簿をデッチ上げ B点滅する青色LEDを強制OFFとし C後背(2ケツ部)に取り付けている工具箱も外す D灯火類を一応チェックする E車検場に戻り諸資料に記入し F一番肝心な受験をする Gトラブルなく合格印を貰う H新しい車検証の交付を受ける という筋書きである。こういう成功シナリオを頭に描いて行動するって、実は大事なコトではある。筋書き通りにコトが進むことを祈って、先ずは県道306号線を南下し、途中で県道25号線に入り、波田からはR158です。今日は休日ではないが、秋の行楽シーズンということもあり、ドン亀バスやヘタッピーな自家用車がワンサカ前を走っている。ここで鉄馬の利点を活かし、グングン追い抜いて行きます。
ヲイヲイ、R158って黄色線ばかりの道だろう!」ってとは言わないでね、こちとらぁ急いでいるので。12時5分前に車検場の受付に到着。さも困った顔を作り、哀願・懇願すると、アッサリと「良いですヨォ」の返事。よっしゃぁ、第一関門突破です。横浜では飛込みでの受験では絶対にOKをくれないが、田舎の車検場では融通を利かしてくれる、有難や。急いで自宅に戻り、車両点検整備簿をプリントアウトして、何枚かの点検簿をデッチあげ(うそ、割とマジメに記録を残しているので書き写した)ます。この後、イロイロな工具を取り出してLEDの電源を外したり、後座席に装着しているBOXを外します。念のため灯火類のチェックもします。心配なのはハイビームの光軸のズレだが、NGであれば民間整備工場に飛び込むことにして、何もせずにそのまま14時5分に車検場に戻ります。検査費、用紙費、重量税、自賠責などを払い、用紙に必要なコトガラを全て書いて提出です。まぁ、ココで一箇所くらい不備があるモノのだが、今回は何も無くて検査場へ行けとのご指示。う〜ん、これからが本番である。ちょっいと緊張感が張り詰めます。...が、検査レーンはガラ〜ンとした誰も居ない1コースのみ。急に拍子抜けてしまいます。それでも遠くから検査官が入口側に向かって歩いて来ます。会話ゾーンに入るなり「この車検場は小さいので二輪の専用レーンは無い、これから指示に従って受験して下さい」。先ずはブレーキテストです。前輪・後輪の順序で難なく通過。次いで排ガスのチェックも問題なくOKに。スピードメータの検査は省略されて(というか、二輪用の検査機器がない)、心配な光軸検査である。この検査も四輪用を流用している。ドキドキしながら結果を聞くととのこと、ウレシヤ。最後に灯火類の検査や車台番号、エンジン型式番号の確認、下回りを中心とした緩みの有無チェックなどを経て、合格印を貰います。受付の所に戻り、新しい車検証を貰ってジ・エンド。心配事が無くなったのでノンビリとR41を北上し15Km先の自宅へ。ココから鉄馬用のガレージ(田んぼの中の農機具を収納している小屋、アマ無線用のシャックもある)へ行きます。まだ日も高いので鉄馬のキレイ・キレイの清掃をして上げます。ここでナニゲにリア・タイヤを見ていると、『!?』となった。な、なんと、クギが刺さっているではないか。ここでスグにクギを抜かないのが、少し賢くなったHYD。近くのバイク屋に鉄馬を横付けして、「このクギを抜いてチョンマゲ」。空気が抜けないことを祈ったが、プッシュゥー♪」と音がして空気が抜けていきます。しょうがない、バイク屋でパンク修理をして貰います。でも、田舎のバイク屋は工賃が安い。1.2K円という格安値段であるが、今後のこともあるので1.0K円に割り引くとのこと。でも、こちとらぁブルジョアである。テイネイな仕事をして貰ったので1.2K円をド〜ンと払ってガレージに帰ります。ココで本当のジ・エンド。いやぁあ、今日は長い一日であったワイ。と思わずタメ息をフゥーッと吐き出します。本日400Kmちょっとの走行、でも全部下道+頭をフル回転させた疲れ+精神的な疲れ=>グダァーッとした疲れに。シャワーの後の、本物ビアーの美味いこと・旨いコト。
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