■  九々布城  ■
■期日 H22年10月2日(土) 【福島県】下郷町・塩生館・九々布城・中妻館
■ルート  戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環8〜練馬IC〜外環道〜川口JCT
       〜東北道〜西那須野塩原IC〜R400〜会津田島〜R121〜下郷T
       〜P329〜大内宿〜P131〜会津美里〜P72〜新鶴PAスマートETC
       〜磐越道〜新潟JCT〜北陸道〜長岡JCT〜関越道〜練馬IC
       〜環8〜玉川IC〜第3・横新〜自宅
■コメント
 さすがに季節は移ろいで行く。あのクソ暑かった夏も今は昔、もうケロッと忘れてしまった。10月に入ったので当たり前だが、メッキリ涼しくなった。と言う訳で、メッシュの夏用鎧から冬用のモノに換えて、イザ出陣である。今回は、というと先週に引き続き奥会津を攻めるツモリ。BBSに書き込まれた
『大内宿を訪ねた』という一言で、HYDも大内宿を訪れてみたいココロとなったのである。近くまでは行ったコトがあるが、大内宿は国道から外れて山の中に入っていくので、「しょうがねぇなぁ、また今度にしよう」と、いつも先延ばしモードであった。今回はハナから大内宿をターゲットにしての攻城である。都内を突っ切り、外環から東北道を北に向かいます。今回もトイレ休憩1回だけの急襲で、アッという間に西那須野塩原インターを出ます。ここからR400を進み会津田島へ。先週はヤタラと官憲・パンダ・白馬が多かったが、今回はゼロ。こういうシチュエーションって、逆に速度は控えめになるから面白い。チンタラ軽車の後塵を拝して、ノンビリ進みます。田島からはR121を会津若松方向に進みます。下郷町に入り、R289を東に800m進むと県道347号線との信号のある交差点です。ココを右(南西)折して田島方向に進みます。1Kmほど進むと、小川沢川に架かる二枚橋です。この川は阿賀川の支流で、橋の北200mほどの畑の中が塩生(しおのう)館の館域です。少し県道を戻ってから農道を進み、土塁跡と思われる地形に向かいます。稲刈り(コンバインで)をしている農家の方に尋ねると、ピンポ〜ン♪である。話を伺うと「シッカリした堀があったが、あらかた埋めてしまった」とのコトである。それでも堀跡は確認できるのだから、ズイブン大きな堀だったようである。郭内は一部が畑・果樹園になっているが荒地になっている部分が多い。土塁の上から全体像を想像します。

■37°14′55.5″−139°52′02.6″、です。
↑ 塩生館址、主郭跡 ↑ 塩生館址、堀と土塁跡
↑ 塩生館址、主郭の櫓台跡
↑ 塩生館址、土橋と虎口跡
  次いで、県道347号線を今度は北上し高陦方向に進みます。中妻地区に入り、北野神社の100m先に、「九々布城(日向城)入口」の標識が立っている。ココから「小松川」方向に林道を進みます。300m進むと山側に「九々布城入口」の標識があり、脇の退避スペースに鉄馬を停めます。東北電力・田島線の鉄塔保守用の山道が整備されており、No.33の鉄塔基部までは難なく到着です。ここからも九々布城への標識はあるのだが、身の丈より高いブッシュが山道を遮り歩き辛い、というか進めない。この難所を強行突破して樹林帯に入ると、歩きやすく鉄馬を停めた所から13分で九々布(こうぶ)城の主郭です。2重の空堀、枡形虎口、土塁跡が確認できる。デジ写真で虎口などを撮るも、ブッシュで分かりづらい。ココを攻城するのは春先がお奨めです。

■37°15′11.0″−139°53′19.0″、麓からの比高は92mです。
↑ 九々布城址、主郭跡
↑ 九々布城址、主郭の虎口跡
↑ 主郭西側の2重空堀の外側の堀跡 ↑ 九々布城址、主郭跡
↑ 九々布城址、林道からの登り口 ↑ 中妻館の県道からの九々布城址遠望
   県道に戻り、さらに高陦方向に進みます。中妻公民館を過ぎ500m走ると左手(西側、阿賀川側)に中妻館跡の標識が立っている。どうやら、館域は県道より20mも下側である。県道から見下ろす館跡というのも珍しい。防御は大丈夫だったのかしらん。でも上から見ても堀と二の郭の高低差はスゴイ。主郭側は良く見えないが、同様に高いんだろう。で、先ずは降りようと思ったのだが、入口標識のソバにタヌキが車に引かれて死んでいる。まだ血の色が確認できるところを見ると昨日・今日の事故死だろう。ちょっと気味が悪いが、意を決して下へ降り、雑草の中を進んで切岸を登り主郭に出たが、一部を除き雑草が生い茂っていて館域は良く分からない。早々に退散。

■37°15′51.0″−139°53′44.4″、です。
↑ 中妻館址、主郭跡 ↑ 副郭跡と左右の大きな堀跡
↑ 中妻館址、幅広な堀跡 ↑ 中妻館址、県道脇の標識
   さぁてとぉ、今日のターゲットは大内宿である。もう12時を過ぎており、時間も時間、場所も場所なので早ぇーとこ行かなくちゃ。R121を進み、湯野上温泉から県道329号線を進みます。この県道、メインの街道ではないのに車両数がヤタラと多い。しかも、どうみてもヘタクソ運転車ばかり、観光客に違いない。この調子では大内宿は混雑しているだろうナァ。宿に着いても、四輪は駐車場に入るまでに一苦労。でもこちとらぁ二輪、スムーズに誘導して貰い路肩の大きなスペースに停めます。少し歩いて古い佇まいの宿場町へ。う〜ん、茅葺屋根の家がズゥーッと連なっている。でも観光客の数も半端ではない。それに茅葺屋根の家という家が全てミヤゲ屋である。興奮と興醒めが同居したオカシな光景である。攻城での昼飯は、普通コンビニ弁当やオニギリなのだが、珍しく宿の名物のネギ蕎麦を食した。ネギの辛味が好きなHYD、この蕎麦に大満足。この後、県道131号線、72号線で新鶴スマートETCから磐越道に。ここから遠回りになるが新潟に出て、北陸道を進んで長岡から関越道に入り、延々と高速を乗り継いで練馬インターです。もう日が暮れて夕飯には間に合いそうも無い。相方にケータイを入れ、遅れる旨を連絡。チンタラと環八を進み、第3京浜・横浜新道を経て、ようやっと我が家へ。愛馬の手入れも、シャワーもせずに、速攻で食卓に着き、孤食でヒッソリと「いっただきまぁ〜すぅ」。疲労が疲れて、缶ビアー1本で出来上がってしまった。本日、740Kmは走りに走ったが、下道は200Kmちょっと。ちょっと走り足りないが、ヤハリ疲れが...、歳かナァ。マァゆっくり休んでネ、チャンチャン
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