■  平尾城  ■
■期日 H22年5月8日(土) 【長野県】佐久市・平尾城・白山城
                      ・平尾富士砦・平尾氏居館
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環八〜練馬IC〜関越・上信越
      〜佐久平S-IC〜R141〜韮崎C〜R52〜身延T〜R300〜本栖湖
      〜R139・P72・R469〜裾野IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 長かった今年のゴールデンウィークも、あと2日で終わる。明日の土曜も天気は良いようだし、また野駆けに出掛けるコトにしよう。ってんで、早寝の良い子のHYD。21時半にはアルコールで脳を完全に麻痺させ、もう布団の中。当たりの然で、土曜の朝は七つ起き。まだ暗いかナァと思ったのだが、もうズイブン明るいではないか。いそいそと準備を進め、七つ半丁度に出っ発です。横浜新道、第3京浜と順調に進み、都内に入ります。環八も1箇所を除いて快調に通過。練馬インターから関越に入り、北へ進みます。で、イツモなら花園インター辺りで降りるのだが、千円高速だし今日はもっと先へ進みます。高崎ジャンクションで西に向かい長野方面へ。八風山トンネルを過ぎて、佐久平のスマートインターで下道に。このインターを出るのは2回目である。で、駐車場のような不思議な所を経てインターを出ます。出た所が佐久ガーデン・パラダというスキー場である(というか、スキー場の中にインターがある感じ)。一旦麓に降り、そこからスキー場へ入る道があるので、これを登って行くと「市民の森」への標識が現れるので、これを進みます。少々荒れた道だが、スグにリフト近くに到着です。この道は、まだまだ続いているが、ここから先は車両通行止め。ここに鉄馬を停め、通行止めの道(ドコモの携帯基地局の保守用道路)を進みます。5分でカーブ・ミラーがある大きくカーブする所に到着です。ここから、左(西)側の尾根に進む山道がある。稜線上の道はシッカリしており、堀切を3条ほど経て平尾城の主郭です。林道から3分です。地元の小学校の児童が書いた、簡単な案内板が幾つか立ってます。土塁がよく残っており、虎口も確認できる。石積みで補強された部分も多く、石積みフェチのHYDはニタリと不気味な笑みを浮かべるのでした。主郭からの西尾根には、自然の岩を利用した多段の段郭が残っています。南尾根にも段郭があり、なかなかに面白い。眺望もベリー・グーッなので、しばしマッタ〜リ。
↑ 平尾城址、主郭跡 ↑ 平尾城址、主郭の虎口跡
↑ 平尾城址、段郭跡 ↑ 平尾城址、副郭跡
↑ 平尾城址、副郭の虎口跡 ↑ 平尾城址、副郭間の横堀跡
 この尾根道をドコまでも上へ上へと進むと白山城である。しかし、保守用林道で尾根道は完全に遮断されている。かなりの崖になってしまっており、トテモじゃないが登れない。ウロウロしても取り付くポイントが見つからない。しょうがないので、100mほどスキー場側に戻ると、山側に鉄製のハシゴ段が架かっていた。コレを登って、斜面を直登し、尾根上に取り付きます。尾根に出るとウッスラと道があり、これを登ります。途中、眺望が良い場所を経過し、堀切を2条過ぎると白山城です。、ハシゴ段から17分です。ヤセ尾根上に小さな無線用の鉄塔と中継函があります。ちょっとした削平地の郭が残る城ですが、さらに尾根を東に下ると、また2条の堀切が現れる。さらに進むと、リフトの終点のスキー場の最高部である。ここからなら容易に登れるだろう。城域は鉄塔が4つほど林立している地点とは異なるので、注意が必要。
↑ 白山城址、主郭跡 ↑ 白山城址、堀切跡
↑ 白山城址、副郭跡 ↑ リフト最上段よりの登り口
 スキー場のリフト脇に神社の鳥居があり、平尾富士への標識がある。ここからは、整備されたハイキングコースとなっており、白山城から12分で平尾富士砦(詰城と思われる)です。山頂部はスッカリ伐採されており、当時の砦の雰囲気が出ている。何より立ち木がないので、ほぼ360度の展望が素晴らしい。遠く北アルプスが槍穂〜表銀座〜裏銀座〜白馬三山と眺められる。また八ヶ岳、蓼科山、浅間山などもスグ近くに見える。さらに・さらに、直下の佐久平の眺望も超凄い。かなりの長い時間、マッタ〜リ。この後ウロウロすると、腰郭や堀切、竪堀跡などが確認できた。城址の遺構はソレナリであるが、ココからの眺望は絶対にお奨めです。なお、2.5万分の一地図の持参もお奨めです。
↑ 平尾富士砦址、主郭跡 ↑ 平尾富士砦址、主郭の虎口跡
↑ 平尾富士砦址、主郭の土塁跡 ↑ 平尾富士砦址、主郭跡
↑ 平尾富士砦址、主郭跡 ↑ リフト最上段よりの登り口
  尾根を戻り、林道を経て鉄馬の所に戻ります。上平尾地区に入ると、山懐に古刹で瀟洒な守芳院がある。少し離れて平尾大社という神社があり、共に平尾氏に関係する建物である。さらに県道156号線まで来ると、平根小学校があり、この北側が平尾氏居館跡である。河岸段丘上にあり、西側は急峻な崖である。雰囲気のある遺構らしきものはあるが、確認は出来ず。畑の真ん中に石の祠が祀ってあります。
↑ 平尾氏居館址、主郭跡 ↑ 平尾氏居館址、主郭跡
 さぁてとぉ、そろそろ走る方に徹しよう。朝は高速主体で来たので、帰りは出来るだけ下道を走ろう。先ずはR141を南下し、野辺山・清里・韮崎と進み、今度はR52を南下です。身延からはR300で本栖湖を目指します。本栖湖からはR139をチンタラ走り、富士の裾野を県道72号線、R469と巻きます。で、途中で裾野インターに入り東名に。GW中の土曜というコトで、渋滞を心配していたが、さほど混まずに厚木インターを降ります。長後街道もソレナリに進み、ストレスなく、17時半にご帰館です。夕飯までに時間がタップリあるので、愛馬をキレイ・キレイしてあげます。で、熱っーい風呂に長々と入り、タップリと汗を流します。もう咽喉がカラカラで、声もカスレ気味に「いっただきぃまぁ〜す」で、ゴング開始。久方ぶりの本物ビアーをゴクゴク流し込むのでした。本日470Km、よぉーっお疲れさん。 
← 平尾富士砦址よりの眺め、
    左ピーク:平尾城
    右ピーク:白山城
← 平尾氏居館址よりの眺め、
    左ピーク:白山城
    右ピーク:平尾城
    中    :平尾富士砦
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