■  田峯城  ■
■期日 H21年12月13日(日) 【愛知県】設楽町・田峯城・田内城・田口城
                         ・荻原館・奥平館・寺脇城・清水城
■ルート 横浜自宅〜長後街道〜厚木IC〜東名〜三ケ日IC〜R362・R301
       〜新城・野田〜P69〜長篠〜R257〜設楽T〜R257〜長篠〜P69
        〜新城・野田〜R301・R362〜三ケ日IC〜東名〜厚木IC
         〜長後街道〜自宅
■コメント
  昨日の朝はヒドイ目に遭った。4時半に起き出し、諸準備を終えて「イザ出陣」という段になって、愛馬を玄関前に引っ張り出そうとしたのだが、「あっれぇ!?」となった。イツモより力を入れないと愛馬が動かないのである。おかしい、夕べの酒が過ぎたので、力が出ないのだろうか。風邪の影響で体調も悪かったので、本気でソウ思ったものだ。しかし、「酔いは残っていないし、いくらなんでも・こんなに力が弱るなんて...」と考え直した。が・しかし、思い当たるのは夕べの酒だけ。そうこうしている内に、もしかして
パンクではないかと考えた。完全にパンクしていれば、少しでも動かすのは難しくスグに気が付くのだが、少々の空気洩れだと少し重いだけかも、と考え直したのである。で、後脚を見てみると僅かに凹んでいるような気がする。タイヤを強く押してみると少し凹む。ウ〜ン、これはパンクに間違いない、ガックリ。朝の5時ごろであったので、暗くてパンクした箇所は分からないが、何かがタイヤに刺さっているのだろう。パンク修理キットも工具箱の中に入れているが、コレはあくまでも応急処置用だし、何より暗くて補修作業も出来ない。これでは野駆けに出掛ける訳には行かない。しょうがなく、館に戻ってフトンの中にまた入ったのであった。9時過ぎに起き出し、ノンビリとした朝食後に愛馬の許に。後脚を見てみると、小さな釘の頭が見えているではないか。スグに空気が洩れたわけではなく、ジワリ・ジワリと洩れて行ったに違いない。で、自転車用の空気入れを使ってパンパンに空気を充填した。釘が刺さった辺りに耳を当てたが、何の音も聞こえない。これでシバラクは走れるだろう。つぅー訳で、近くのバイク屋へ行き修理をお願いした。手馴れたもので、アッという間に修理完了である。それにしても、2.6万Kmで2回もパンクに遭うなんて...。
 あくる日、懲りずに4時半に起き出し諸準備を終えて鉄馬の許に。「
あっさぁー*」をしてから、オモムロに馬を引き出すと軽く動いてくれる、ウレシヤ。どうやら今日は野駆けに出掛けられそう。で、今日は三河に攻城の予定である。ガラガラの長後街道を進み、厚木インターから東名に上がります。で、あまりムチを入れず、瞬間燃費表示が30Km前後で走ります。正直、これを維持するのはメチャつらいです。平坦路・6速で90〜100Km/時で走るコトになるのだが、どうしてもムチを入れたいココロになるのである。それでも何とかガマンをし続け、平均燃費でも30Kmを表示した状態で三ケ日インターを降りた。ここからR301、R257で設楽に向かいます。結構な坂道だったので、設楽に到着した頃には平均燃費は29Kmまでに低下していた。設楽町に入ってスグに、「田峯」信号があり。ココを右(南)折して県道389号線に入ります。200mも走ると右手の山側に「田峯城」への標識が出て来るので、すかさず山側に入って行きます。所々に「田峯城」への標識がありますが、これはハイキング用の標識なので無視して坂をドンドン登って行きます。高台に上がると、それらしい大きな「田峯城」への標識があるので、今度はコレに従って山側に進みます。すると田峯城の駐車場です。ここに鉄馬を停め山上を眺めると、城域のソコには立派な屋敷が建っています。駐車場脇には空堀跡があり、幾つかの郭跡が残っていて、坂を登って主郭です。主郭には復元の屋敷(書院造)や櫓台が建ってます。200円を払ってアチコチをウロウロします。物見櫓からの眺めは大変素晴らしい。受付けの女性がイロイロと教えてくれます。「故郷創生の1億円で整備した」、「礎石が無かったので、復元は?である。何故に礎石が無かったかと言うと、戦時中の食糧難の時に作物を植えるため邪魔な石を下へ落とした」云々。 飛騨弁講座参照
↑ 田峯城址、腰郭と主郭跡 ↑ 田峯城址、復元屋敷・櫓
↑ 田峯城址、復元・搦手門 ↑ 田峯城址、堀跡と復元木橋
↑ 復元櫓よりの眺め ↑ 田峯城址、駐車場の案内板
  次いで、再びR257を進みます。ジキに「清峰」信号で、ここを左(西)折して100m弱で橋を渡ります。渡り終えたらスグに右(北)折する道があるので、これを進むと坂道となり、500mも進むと田内(たない)地区です。右側に田内城のプラスチック碑が立ってます。山道を登って行くとスグに城域です。2段の削平地があり、下の削平地はよく見ると墓地跡のようなので、副郭ではないかもしれない。主郭には小さな祠が祀ってあり、空堀がよく残ってます。ココにもプラ碑が立ってます。
↑ 田内城址、主郭跡 ↑ 主郭よりの眺め
田内城址、登り口 
 R257の北上を続けると設楽の中心部・田口地区です。国道脇に県立田口高校への標識があるので、コレに従って左(西)折し、高校の南側の裏門まで進みます。ココから先には進めません。裏門脇に鉄馬を停め、高校のグルリを廻ります。校舎南側のガラス温室がある辺りの一段高くなった畑地が萩平館の館域です。耕地化で遺構はありません。現在、「重原藩 田口代官所跡」の石碑が立ってます。
↑ 萩平館址 ↑ 田口高校裏門、この奥
 国道に戻り200mも走ると「総合センター」、「奥三河郷土館」への標識がある「警察署南」信号です。ココを右(東)折して進むと、再度「総合センター」、「奥三河郷土館」の標識があるので、コレに従って山側に入ると、頂上部にセンターや郷土館があり、この周辺が田口城の城域です。遺構はないが眺めはです。
 田口城址よりの眺め
 R257に戻り、更に北へ進みます。名倉地区に入り、名倉郵便局の北200m程で左手に名倉カントリー・クラブの入口がある。この30m手前(南)に「寺脇城」への案内標識が立ってます。この標識は小さいので見逃すかもしれない。名倉地区の有志の方が立てられたモノで、他の史跡にも同様の標識があるので、大変ありがたい。で、この標識に従い町道を東へ1Km弱も走ると、町道左側のカーブミラーで見難いのだが、先ほどと同じ「寺脇城」への標識が立っている。ココに鉄馬を停め、標識に従い山懐に入ります。登り口の所に墓地があり、真っ直ぐ山道を登るとスグに堀底道で、ジキに寺脇城の主郭です。単郭ですが、土塁・空堀跡がシッカリ残っています。虎口跡も確認できます。残念ながら眺めはサッパリです。
↑ 寺脇城址、土塁の残る主郭跡 ↑ 寺脇城址、主郭脇の空堀跡
↑ 寺脇城址、町道脇の入り口 ↑ 寺脇城址、遠望
 R257の北上を続けます。調子に乗って飛ばして行くと「アグリステーションなぐら」の道の駅まで来てしまった。ホイしまった、行き過ぎてしまったワイ。道の駅から500m戻ると名倉川の支流の橋があるが、橋のタモトに例の「奥平氏墓石」の案内標識が立っている。これに従って進むと山懐の鹿島神社である。神社の入口付近に奥平氏の墓石があり、案内板が立っている。フムフム読むと、奥平館の記述があり、この神社も奥平氏が建立したもののようである。この神社から山裾を沿って500mも東に進むと、道路から10mほど高みの所に「戸田氏」の石碑が立っている。この地点から西100m周辺が奥平氏居館の館域である。あいにく正午でお昼の時間帯のため、民家を訪れて館域を見学するわけにはいかなかったので、民家裏の堀跡を見る位で退散。
↑ 奥平氏の墳墓 ↑ 戸田氏の石碑
↑ 奥平氏居館址、竪堀跡 ↑ 奥平氏居館址
 先ほどの道の駅を過ぎ、400mも西に進むと、道路の右(北)側に例の標識が出ている。小さいが「清水城、これより340m」と書かれており、これに従って進むと、山懐に赤い鳥居が数多く並んでいる所に到着です。この城山稲荷神社の鳥居を上がっていくと、スグに清水城の主郭です。単郭に近い小さい城域で、虎口・土塁・空堀が残っています。
↑ 清水城址、主郭跡 ↑ 清水城址、副郭と虎口跡
↑ 清水城址、主郭跡 ↑ 清水城址、遠望
 さぁてとぉ、三河の最奥部まで遠征しているのである、ソロソロ帰らなくてはならない。館を出る時の心積もりは、信州・伊那に出てから甲州を経て帰ろうかと考えていた。が・しかし、得意の望天観測の結果では、真上の怪しい雲はマギれもなく雪雲である。となると、この先の治部坂峠がどうにも危ない。高い確率で雪ではなかろうか。それに14時を過ぎているので、雪でなくても凍結が凍っているかも。しょうがない、このまま引き下がろう。ってんで、能もなく、来た道をそのまま引き返します。観測通りに浜名湖辺りで少しパラパラ来た。タブン、治部坂は雪の筈、正しい判断だったってコトね。三ケ日インターから東名に上がり、あとは追い越し車線を一直線。来る時とは大違いの走りで、アッという間に御殿場である。でも・しかし、ここで「中井〜横浜、渋滞20Km」のイヤな赤い表示。渋滞してる筈だと思っていたが、ヤッパリなぁー。でも、途中の厚木インターで降りるので渋滞していたのは10Km程だけで済んだ。日曜なので、長後街道もストレス少なく走ることができ、18時半にご帰館。愛馬のキレイキレイの世話をせずに食卓に向かいます。寒くて全然汗を流していないので、いつものパターンと異なり、今日は焼酎のお湯割りで「カンペー」です。「う〜ん、ウンメェー」、寒い時にはコレに限るワイ。本日620Kmと距離は走ったが、下道が190Kmだけとアラカタ高速だったからネェ、ヨぉーッお疲れさん、チャンチャン
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