■  高友館  ■
■期日 H21年10月31日(土) 【茨城県】石岡市(旧八郷町)・権現山城
                        ・半田館・野田館・高友館・大増城
■ルート 横浜自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環8〜大泉IC〜外環道〜三郷JCT
       〜常磐道〜千代田石岡IC〜P64他〜笠間西IC〜北関東道
        〜友部JCT〜常磐道〜三郷JCT〜外環道〜大泉IC〜環八
         〜玉川IC〜第3・横新〜戸塚IC〜自宅
■コメント
 ここ最近、左肩がかなり痛い。この強烈な痛みは四十肩(ウソ、五十肩)だろうナァ、きっと。右肩も左肩も、もう何回もこの痛みを経験しているのだが、サスガに完治しない。それでも鎧・具足が着込めないほど肩が上がらない訳ではないので、無理して出掛けることに。う〜ん、イツモながらの勇者である(もとい、正しい日本語では「馬鹿」という)。明日から11月というコトもあり、少し遅く起き出し真っ暗な5時チョチ前に出っ発です。横浜新道、第3京浜と走り環八へ出ます。朝早くても環八は手強い。今朝も工事をやっていて、超渋滞している所があった。ギリギリ6時にようやく大泉インターに到着です。ここから外環を走り、三郷から常磐道です。千代田石岡インターで降り、R6・県道53号線と走って県道64号線を北上です。旧千代田町と旧八郷町の境に五輪堂池があり、この小さな池の北端に左上(北西)の台地に登る狭い坂道がある。途中で途切れるような荒れた道であるが、台地上に出るとシッカリとした道になり、北西の小丘にある御野立の石碑が麓からも良く見えてくる。この石碑の周辺が権現山城の城域です。銀杏の樹木を育てている畑の中の農道を進み、石碑の直下と思われる麓に到着です。ここから登りますが、スグに権現山城址の木碑があり、さらに登ると御野立の石碑(昭和天皇が閲兵した記念碑)です。山側にも石碑があり、大元帥(昭和天皇)統監の碑である。傍に横堀跡が良く残っている。森の中に入ると郭跡が幾つか残っており、虎口らしきものも。ウロウロすると空堀・土塁も残っている。石碑のある場所は眺めが超良くて、しばしマッタ〜リです。
↑ 権現山城、主郭の虎口跡 ↑ 権現山城、横堀跡
↑ 権現山城よりの眺め ↑ 登り口の木碑
  県道64号線を少し北上すると半田地区です。県道脇に阿弥陀院の寺があり、この裏山(ちょっとした高さの台地)が半田館の館域です。郭・空堀跡が残っている程度で、耕地化で遺構は消失している。
↑ 半田館址、郭内の祠 ↑ 半田館址、麓の真言宗・阿弥陀院
  県道64号線の北上を続け、柿岡から県道42号線を進みます。恋瀬川に架かる高友橋を渡るとスグに丸山古墳への小さな案内標識がある。これに従って山側に進み丸山古墳に。古墳の駐車場に鉄馬を停め、古墳の中に入ります。前方後方墳という珍しいタイプのようである。古墳への入口が、高友館の虎口跡で、古墳を取り巻くように周囲をグルッと空堀がシッカリ残ってます。
↑ 高友館址、丸山古墳 ↑ 高友館址、空堀跡
↑ 高友館址、虎口跡 ↑ 高友館址、空堀跡
 県道42号線を進み運動公園を過ぎると、「豊後荘病院」への近道の標識が現れる。標識に沿って右(東)折して300mも進むと下三郷(さんごう)公民館である。この公民館の周辺が野田館の館域である。公民館の脇に土塁と空堀跡が残っているが、殆どは耕地化で遺失している。
↑ 野田館址、下三郷公民館 ↑ 公民館脇の土塁址
↑ 公民館脇の空堀址 ↑ 野田館址、主郭跡?
 県道42号線を更に進み、恋瀬から県道64号線の大増地区に進みます。地区の中央部に顕徳院の小さな寺院があり、後方の台地の上が大増城の城域。寺の裏にある川に架かる小さな橋を渡り、台地上へ続く道を登って行けば城域。...の筈が、そうは問屋が卸さない。そのまま進むと荒れ果てた農地となり、ブッシュが凄くて進めなくなる。台地上に登った所でスグに山側に入ると比較的ブッシュに悩まされずに頂上部の主郭に到着できます。主郭には石積み跡がある。石積みフェチのHYDはヌカ喜びしたのでしたが、どうやら後世のモノである、ガックリ。主郭近くまで植林化/耕地化のため開墾されており、遺構は川側の郭跡、空堀跡程度である。
↑ 大増城、主郭跡 ↑ 大増城
↑ 大増城、主郭西の空堀跡
  ブッシュに悩まされ、麓に立ち戻ったのは良いのだが、どこで・どうしたものか左肩が凄く痛くなってきた。急坂なので何かに掴まりながら降りて来たのだが、その時に無理をしたのかもしれない。まだ日が高く攻城予定の城も多いのだが、う〜ん、どうしよう。で、出した答えは無理せずに早めに帰ろう。痛みが増して愛馬に乗れなくなったら、帰館できなくなるからネェ、山ん中だから。そうと決まめると、近くの笠間西インターから早々と北関東自動車道に上がります。メチャ早い時間帯だから、渋滞もせず常磐道・外環もスンナリ。環八も、「エェーッ、こんなにも空いているコトもあるんダァ」と驚きながらに通過。当たりの然で、第3京浜、横浜新道も順調に走って、15時前にご帰館です。最近早く帰館することが多いモノだから家族は少しも驚かず、チョチ残念。甲斐甲斐しく愛馬の世話をしたり、庭イジリをしたりして時間をツブし、夕飯前に熱っーぃ風呂に長々と入ります。さぁ準備は万端に整った。イヨイヨ、例の儀式のはじまり。「いっただきまぁ〜す」のゴングでゴクゴクと第3のビアーを咽喉に流し込みます。「プッワッァー、うんめい」、ビアーは美味いが本日360Kmと距離少なく、高速道主体はイマイチな野駆けでした。早く肩が治ると良いね、チャンチャン。
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