■  宮平城  ■
■期日 H21年10月24日(土) 【長野県】御代田町・頭槌城・梨子沢城
                            ・宮平城・廣戸城
■ルート 横浜自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環8〜練馬IC〜高崎JCT
       〜佐久平スマートIC〜P156〜佐久C〜R141〜韮山C〜R50
       〜身延T〜R300〜本栖湖T〜R139〜富士C〜P72・R469
        〜裾野IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 「今度の日曜は●であるが、土曜は
全国的に○の絶好の行楽日和」だという有難いご託宣が出ぇたぁー。当たりの然で、攻城に出掛けるワナァ。例によって金曜の夜は早寝の良い子です。小学生の遠足と同じで、翌朝は暗い内に寝床からゴソゴソ這い出します。七つ(4時)チョチ過ぎには、もう出っ発。真っ暗な横浜新道、第三京浜をヒタ走り、環八を経て関越道をシバラク走ったトコロで徐々に明るくなって来た。ところが・どっこい「日本晴れになる」というご託宣だった筈なのに、ドンヨリ曇ったままで、一向にオ日様が出て来ない。う〜ん、おかしな天気である。まぁ、その内に晴れてくるだろうと、タカをククっているのだが、いつまで経っても晴れてくる雰囲気は皆無。高崎ジャンクションから上信越道に入り、初めて走る自動車道を西に向かいます。八風山トンネルを過ぎ、佐久平スマート・インターで降ります。降りてから県道156号線を進み御代田町に入ります。スグに面替地区ですが、県道沿いに御代田消防団第13分団の倉庫と火の見櫓があります。火の見櫓から30m手前と80mほど手前に山(南)側へ進む狭い坂道があります。スグそばの道は<急斜面+超狭い>ので、止めた方がヨサゲです。HYDは100m手前の道を山側に登って行きました。2つの道は上部で合流しますが、合流地点の周辺が頭槌(ずつち)城です。こんな山深い所で、さらに山の中へ進んだのですが、不思議なコトに周辺には別荘のような造りの立派な住宅が数軒建ってます。この住宅化で遺構は無いですが、さらに山側に進むと土塁跡が少し残ってます。早朝にもかかわらず、横浜ナンバーの人間がウロウロしているため、地元の方に呼び止められます。スグに不審者ではないと理解して頂き、アレコレと情報を聞くことが出来た。それによると、この周辺は大昔からの集落が多く、道も太古の時代からの古道が数多く残っている、この集落は荻原さんが多い云々であった。そういやぁ、合流地点にも荻原さん宅があり、登り口の道そばにも荻原瓦店の看板があったっけ。残念ながら頭槌城の話は聞かれなかった。
↑ 土塁跡
↑ 頭槌城、櫓台跡?も見える
← 頭槌城よりの眺め
  県道156をさらに北東に進み、豊昇トンネルの手前の道を右(南)折します。登り口に周辺の案内板があり、平安時代からの古道・城址・神社・寺の案内地図が書かれている。フムフム読んでみると、ヤハリこの辺りは昔から開けていたようである。で、地図にも書かれている、梨子沢城に進みます。トンネル脇の坂道を道なりに進むと、登りきった所に豊昇神社がある。境内には梨子沢城址の木碑が立っている。段丘状の地形で雰囲気はあるのだが遺構はなし。この地区も県道からズイブン上がった場所にある山腹なのに、周りには民家が多い。やはり昔からの集落なのだろう。
↑ 梨子沢城址、豊昇神社 ↑ 梨子沢城址、豊昇神社
  県道156号線に戻り、豊昇トンネルを過ぎると東前方に崖になっている段丘状の地形が見える。この丘上が宮平城です。段丘の手前に右(東)折する狭い道があるのでコレを進みます。500mも進むと左(北)折する道が現れ、宮平遺跡入口の標識木柱が道路脇に立っている。この道を進むと、宮平遺跡で小さな復元竪堀住居が畑の中にポツンとあります。鉄馬を降り、復元住居の先へ進むと横堀跡があり、三方が崖状となっている地形を利用した主郭跡です。ヤブと朝露がモノ凄くて、横堀を越えたところでギブアップ。
↑ 宮平城址、横堀跡 ↑ 宮平城址、横堀脇からの眺め
↑ 宮平城址 ↑ 宮平城址、遠望
 さらに県道156号線を進むと湯川に架かる廣戸橋です。橋の下流300m先に河岸段丘状の地形が見えるが、この崖上の先端部が廣戸城です。橋を渡って段丘上の県道脇に鉄馬を停め、畑の中を突っ切って進むと大きな堀跡があり、現在は耕地になっている主郭、副郭跡です。どうやら遺構は郭と堀跡だけのようである。
↑ 廣戸城址、主郭跡 ↑ 廣戸城址、横堀跡
↑ 廣戸橋よりの、城址遠景
 10時を過ぎたが、相変わらず曇天のままである。「絶好の行楽日和」では全然ない、おかしい。ココで「本州の沿岸から離れた所までしか前線は北上しない」という気象庁のアホ共のご託宣が狂った、のではないかと気が付いた。予報に反し前線がたぶんに北上したのだろう。まだ攻めたい城は残っていて、時間もタップリ過ぎるほどあるのだが、急いで帰館することにした。急いでR141を南下し韮崎まで出ます。ココで判断ミスをしてしまった。南の空の望天観測をしたのだが、まだまだ雨が降ることはないだろうと判断し、韮崎から中央道に上がらずに下道を走ったのである。R52を南下し、身延からはR300を楽しんで本栖湖に。ここからR139で南下し、県道72号線で富士の裾野を巻いてR469に進む。空は割と明るいので雨はまだまだOKだろうと判断していたが、意に反し途中でポツポツ来やがった。アッチャァー、とうとう降って来てしまったワイ。それでも、その内に止むだろうと、自身の望天観測能力を過大評価しているHYD。だが・しかし、大降りではないが止む気配は全然ない。時間の経過とともに、徐々に具足の中まで雨が浸みて来る。ガマン出来ず、裾野インターから東名に上がります。雨の東名を東下し、休みもとらず厚木インターで降ります。まだ14時を回った早い時間なのに、長後街道は相も変わらず渋滞している。幸いに小雨になったから良かったが、それなりの雨だったら確実にキレているナァ、絶対に。そうこうして、15時にご帰館です。速攻で鎧・具足を脱ぎ捨て、熱ぅ〜ぃシャワーを浴びます。ヒトゴチ付いたところで、脱ぎ捨てた具足などの後片付け。夕飯まで時間が有り過ぎたので、アマ無線の無謀計画で時間をツブします。いよいよ時間になったところで、ゴングの「いっただきまぁ〜す」です。今日は気象庁のアホ・バカ共に踊らされた一日であった。それでも480Kmと距離だけは走ったワイ、チャンチャン
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