■  入澤城  ■
■期日 H21年10月11日(日) 【長野県】佐久穂町・大影城、
            佐久市(旧臼田町)入澤城・十二山城・礒部城
■ルート 横浜自宅〜R1・R16〜入間C〜R299〜佐久穂T〜R141〜韮山C
       〜R50〜身延T〜R300〜本栖湖T〜R139〜富士C〜P72・R469
        〜御殿場C〜R246〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  土曜は例によって家の中で
ゴロゴロ。アマ無線の無謀計画の方はナカナカうまく行かずにモヤモヤ状態。その理由もあって、晩酌にシコタマ呑んで(ココまで呑むと晩酌とは言わないナァ、きっと)、21時には早寝です。当たりの然で、真夜中(?)の3時半には、おメ目パッチリ。出っ発は4時過ぎだったので、寒い+暗い。今日は久し振りに、下道だけで攻城のツモリである。途中でアキラめて高速を使用するような気もするが、その時はソノ時。千円高速のために、最近は下道をあまり使用していないのである。久し振りの保土ヶ谷バイパスを抜け、久し振りのR16を通って入間に入ります。ココから久し振りのR299で西方向に進みます。秩父、小鹿野、上野村と久し振りの(ヲイヲイ、もういいってば)道を過ぎ、今日の難所である十石峠。狭くてグネグネなのは昔から全く変わらないが、愛馬の排気量が増えている分だけ、走っていても割と楽しい。う〜ん、タマには下道も良いものである。とか何とか言っている内に、突として然に前方左脇から黒い影が右側に飛び出して来た。「ウワァッ、ブツかる!」と思ったが、急ブレーキ。ABSのお陰で倒れることなくSTOP。黒茶色のモノが鼻先の3m位の所を右側の笹の中に入っていった。角のある雄鹿であった。フゥーッ、危なかったワイ。山中で鹿に遭遇したコトは何回かあるが、車道で遭うとはナァ。そうこうして十石峠を越え、佐久穂町に入ります。ズイブン下って行くと、2車線の幅広な国道になり、抜井川を縫うように進みます。川を縫っているので、当然その度に橋を渡ります。そう・こうしている内に、「大影城橋」と書かれた橋を渡った。オォーッ、この辺りに大影城っていうのがあるのではないだろうか。あまり聞かない城の名前なので、寄ってもしょうがないかも。と思いながら走っていると、国道右側に大きな付近の案内板が立っている。すかさず右端に寄り案内地図を見ると、近くに大崖城(大影城の別名?)と記されている。よっしゃぁ、寄ってみよう。ってんで、地図を頭に入れて国道を戻ります。地図のイメージ通りに山側へ入る道を進むと、農道の脇に大影城の案内板が立っていた。付近を見ても遺構らしきものは見当たらない。抜井川側の河岸段丘の端辺りには土塁跡のようなモノもある。まぁ、案内板によると居館跡程度のようなので深く詮索せず。
↑ 大影城址、城域 ↑ 大影城址、案内板
 R299をさらに進み、県道2号線で佐久市(旧臼田町)に入ります。入澤地区に入ると、山懐に吉祥寺があります。この裏山が入澤城です。例によって寺の裏側に登り道があるだろうと、本堂の裏や墓地をウロウロしますが見つかりません。しょうがねぇ、直登しよう。寺の左(北)側に墓地があり、ココからなら比較的登り易そうなので、一番左の端からヤブの中に入ります。ドンドン登って行くと、前面に幅広な垂直の岩面が立ちはだかります。さすがに元山岳部でもこの崖は登れそうにもない。右の方へ巻くようにして崖の上へ出よう。とケモノ道を進むと、そこにはシッカリした山道があった。ありゃぁ、ちゃんとした山道があるじゃん。ここから山道を登りますが、岩場の所にはトラ綱も張ってあり、道は整備されている。寺から丁度10分で主郭に到着です。主郭には石の小さな祠が祀ってある。疎林で眺めはイマイチですが、登り道の途中の岩場からは八ヶ岳連峰などを展望できる場所があります。二の郭には土塁や虎口、井戸跡が残ってます。また二の郭下には石積みで補強された遺構があり、石積みフェチのHYDは雄叫びを上げるのでした。二の郭の先には、2重堀切など計7条の堀切が残っています。また段郭もよく残ってます。当然、帰りはちゃんとした道を下りましたが、麓に降り立った所は、寺の左(北)側にある鐘撞堂のさらに左端の方にある大きな屋根付きの墓(1基のみ)の右側でした。この墓は何と入澤家の先祖代々...と書かれてます。この登山道から進めば、5、6分で登れると思いますヨ。
↑ 入澤城址、主郭跡 ↑ 入澤城址、二の郭の土塁跡
↑ 入澤城址、二の郭の井戸跡 ↑ 入澤城址、二の郭先の二重堀切跡
↑ 入澤城址、二の郭下の石積み跡 ↑ 吉祥寺(居館跡?)と入澤城遠望
入澤家の墓の右側に登り口 
  吉祥寺は山懐にあり平地から坂道を登るのだが、坂道になる所の右(南)側に小丘がある。ここが十二山城の城域。リンゴ畑の中を通って、3、4分で石の祠のある主郭です。近くには墓地があり、後世のものなのか判断出来ないが、土塁跡のような地形がある。
↑ 十二山城址、主郭跡
十二山城遠望(右)、左奥の山が入澤城 
十二山から北側を眺めると、尾根の先に小丘が見える。この小丘の中ほどに墓地も見えるので、礒部城に間違いないだろう。麓まで進み墓地の入口(公民館?の下)に愛馬を停めて、墓地への道を登って行きます。麓から6分で、細長い主郭に到着です。辛うじて土塁跡が確認出来ます。主郭の先には横堀、堀切跡が残っていますが、この遺構も辛うじて、と言う感じです。墓地の上からの眺めは素晴らしいです。
↑ 磯部城址、主郭跡 ↑ 磯部城址、横堀跡
 さぁてとぉ、今日は下道だけで走り切るツモリである。果たして、途中でギブアップするのだろうが、どれだけでも横浜に近いところで高速に乗ろう。そのためには、ソロソロ切り上げねば。R141を南下し、野辺山・清里と過ぎ、韮山からはR52を南下です。身延からはR300の本栖道を走ります。途中でコンビニ弁当を飼い、本栖湖畔から初(?)冠雪の秀麗な富士山を眺めて進みます。R139、県道72号線、R469と進み、御殿場からはR246です。う〜ん、この調子で進めば家まで下道で楽勝に帰れるかも。と喜んだのもツカの間、小山町を過ぎてから渋滞にハマってしまった。スリ抜けを繰り返して、ニーヨンロクを進みます。ここからだと、高速のインターまで遠いので、高速に乗るコトも出来ない。しょうがなく、キレずに我慢の子。ようやっと厚木に入り、長後街道を進むも、ココも大渋滞。でも、家まであと僅か、ガマンの子を貫いて17時半にご帰館です。フゥーッ、と大きなタメ息をして愛馬から降りるのでした。割と早い時間に帰れたので、愛馬の世話や熱ーっい風呂に長々と入ったりして、スタンバイ完了。「いっただきまぁ〜す」の号令のモト、第3のビアーを流し込んで、今日一日を振り返るのでした。本日、オール下道で440Kmヨォーッお疲れさん
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