■  若槻山城  ■
■期日 H21年7月20日(月)祝 【長野県】飯綱町・矢筒城、長野市・髻山城・
                        若槻山城・番所・堂沢出城・若槻里城
■ルート  戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環八〜練馬IC〜関越
        〜渋川伊香保IC〜R353〜中之条T〜R145〜長野原T
        〜R292(草津・白根・渋峠・湯田中)〜中野C〜P29・R18
        〜飯綱T〜P60〜長野C〜P399他〜信州中野IC
        〜上信越・長野道〜岡谷JCT〜中央〜相模湖IC〜R412
        〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 気象庁のアホどもが
「梅雨が明けた模様」とか言っていたが、どうやら模様であって(正式に宣言するのはいつも、秋になってから)、まだ明けていない。この梅雨空のため丸3週間も野駆けをしていないので、ストレス溜まりっぱなし。海の日の3連休も期待薄というご託宣だったが、なんとか20日(祝)だけは降水確率が低そうである。天気予報分布図を睨むと、ところドコロで降られそうであるが、ルートと時間を選ぶと濡れず済みそう。となると出掛けるでしょう、マジで。日曜の夜は早めに就寝し、祝日の20日は3時チョチ過ぎには起床。相方は東北の方に遊びに出掛けているので、コソコソせずに諸準備を進め、ピッタシ七つ(4時00分)には愛馬にムチを入れた。横浜新道・第3京浜・環八と進み、練馬インターから関越です。3週間の反動でえらくハイテンションになっており、瞬時燃費表示は16Km/L以下と悪い速度(コンプライアンス上、時速はご勘弁を)で進みます。渋川伊香保インターで降りるが1250円の表示。そう、練馬〜東松山間が1000円高速の対象外なのである。でも6時前だから通常価格の半額ネ。R353、R145と進み、長野原からイヨイヨ心躍るR292です。前哨の草津までの峠道は白い点線ばかりの道だから超楽しい。当たりの然で、「アッ」と言う間に草津の温泉街です。何と7時5分前である。この先のR292はドン亀の観光バスは1台も走っていない時間帯だが、意外にも四輪は多かった。まぁ、これだけ早い時間だから官憲の目を気にすることもあるめぇ、と黄色い線を気にせずドンドン進みます、ヲイヲイ。7時15分に渋峠、7時40分には湯田中の道の駅である。渋川から、ずぅーっとノンストップである。ここでようやくトイレ休憩をし、中野からR18で飯綱町に入ります。町の牟礼地区から県道60号線(北国街道)で長野方向に向かう。すぐにJR信越本線を潜るが、その先に矢筒城址への標識が立っている。標識に従って進み、山裾まで進むと飯綱病院(居館跡)の脇に到達し、詳細な案内板が立っている。この近くに愛馬を停め、案内標識に従って山道を進むと、スグに平和記念像のある主郭です。夏草が多くてウロウロ出来ず、狙っていた石積み跡は見られなかった、残念。階段状の多郭式構造で、麓に近い郭の2つの郭には、石積みで補強された土塁が残ってます。
↑ 副郭の石積み土塁跡
↑ 矢筒城址、主郭跡
↑ 山麓の案内板 ↑ 矢筒城址、遠望
  さらに県道60号線を南下します。すぐに平出地区となり、平出神社が県道右(西)脇にある。神社手前を右(西)折し農道を進みます。500mも走ると山(南)側に髻(もとどり)山への林道があり、登山道標識が立ってます。簡易舗装された道を進むが、途中から砂利道になってしまう。以前の愛馬であれば躊躇するところだが、オフロード用タイヤを履いているので構わず進みます。林道入口から800m進んだ所に、髻山登山道の標識が立っている。この脇に愛馬を停めます。「髻山へ440m」の標識があり、馬隠し(横堀)を経て7分で髻山城址の主郭です。主郭の虎口は石塁になっており、「オォーッ」と大声を出してしまった。誰も居ないから恥ずかしくないのである。横堀、土塁、副郭などが残っている。ココからの見晴らしは素晴らしく良い。善光寺平を一望するタメにだけ、ここに来ても良いと思いますヨ。
↑ 髻山城址、主郭跡 ↑ 髻山城址、主郭の土塁跡
↑ 主郭の虎口・石塁跡 ↑ 髻山城址、横堀跡
↑ 髻山城址、主郭よりの眺め ↑ 髻山城址、主郭よりの眺め
← 林道よりの登山道入り口
 長野市街に向かい、途中から県道37号線で野尻湖方向に進みます。ちょっと回り道のような感じであるが、急がば回れである。住宅街を離れ急斜面の坂道を登って行くと、時丸寺分院の墓地の脇を通るが、この寺の200m先の急カーブに、「三登山山麓線」林道の入口がある。この林道に入り、2.2Km進むと左(山)側に「若槻山城址、550m」の標識が立っている。ここに鉄馬を停め、整備されたハイキング道を登ります。丁度9分で、石積みで補強された土塁の残る若槻山城の主郭です。途中、連続した5つの郭跡があった。主郭内には、河原石も沢山残っている。二の郭の遺構には井戸跡がある。二の郭、三の郭には一部の土塁が残っている。主郭の尾根筋の先には、2条の堀切を経て「番所(ばんどこ)」である。
↑ 若槻山城址、主郭跡 ↑ 若槻山城址、二の郭跡
↑ 若槻山城址、主郭の河原石 ↑ 若槻山城址、主郭の土塁跡
↑ 若槻山城址、二の郭の井戸跡 ↑ 若槻山城址、主郭脇の堀切跡
若槻山城址、主郭跡 
 「番所まで440mの標識」があり、これに従ってハイキングコースを登ると、8分で番所の主郭跡です。狭い単郭式で、岩を利用した土塁と虎口、山側に大きな4条の堀切跡が残っています。ズイブンと比高があったので、眺めを楽しみに登ってきたが、残念ながら × です。
↑ 番所、主郭跡
↑ 番所、主郭脇の堀切跡
↑ 主郭の石積みの土塁跡
番所、主郭跡 
 坂道を飛ぶように下って林道まで戻り、50mも進むと今度は「堂沢出城260m」の標識が左(山)側にある。林道脇にちょっとしたスペースがあり、四輪でも駐車可能である。ここに愛馬を停め、標識に従いハイキングコースを下ります。下りなので、スグに堂沢出城の副郭と主郭です。土塁、横堀跡が残ってます。林道まで戻るのは登りとなるが、緩やかな坂なので3分と体力の消耗少なし。
↑ 堂沢出城址、主郭跡 ↑ 堂沢出城址、主郭の土塁跡
 県道37号線に戻り、長野市街に進み、若槻団地の北側の浅川東条地区に入ります。駒沢川そばにある里城池(干上がって、茅等でボウボウになって池とは判断できず)のある北公園です。公園内に若槻里城の石碑と案内板が立ってます。池が堀跡の一部らしいが面影なし。
 さぁてとぉ、今日は夏休み最初の3連休で、高速道は大渋滞の予報である。また、15時を過ぎると山梨・神奈川の県境周辺でニワカ雨の予報もある。早めに帰ることにしよう。で、中野市側に戻り、信州中野インターから上信越道に入ります。最近は100Km前後でノンビリ走るコトが多いが、渋滞+雨を避けたいので、強くムチを入れて進みます。長野道に入ったところで、黒っぽいモノが目の前を横切った。「アレェーッ、帽子が飛んでいったヨー」、ぬやわKmでも飛んでいかないコトを確認していたので、大丈夫だろうと思っていたのに。駐車時にETC端末が人の眼にサラされないように被せている帽子なんだが、走行時は、ランプ下のちょっとしたスペースに収納しているのである。まぁ、100円ショップの帽子である、また買いに行こう、と太っ腹。中央道に入ってシバラク走っていると「笹子トンネル〜勝沼5Km渋滞」の赤い表示。アッレェー、おかしい、最近こんな所で渋滞しない筈なんだが。でも、ハザードランプが点滅していて、道路が駐車場となっている。う〜ん、ここの渋滞は大したコトはないが、先が思いやられるワイ。スリ抜けで進み、トンネルを過ぎると渋滞は解消していたが、「八王子〜大月30Km渋滞」の赤い表示が出て来た。アチャァー、やっぱりかぁ。追突に気を付けながらチンタラ進み、渋滞のシンガリからはスリ抜けで低速走行。ストレスをドンドンためながら進行。四輪の皆さんは、もっとストレスを感じているだろうなぁ、と思いながら30〜40Kmで進みます。いいかげん飽きた頃に、ようやく相模湖が見えてきて、ヨウヤッとで相模湖インターを降ります。R412も混雑しているが、中央道と比べると楽勝。それでも、スリ抜けを強行し、厚木に。ここからも渋滞の長後街道を進み、18時半にご帰館です。愛馬をキレイキレイしてあげ、シャワーを浴びて食卓に着きます。例によって「いっただきまぁ〜す」で第3のビアーを咽喉に流し込みます。ようやくにストレスを散じることが出来た瞬間でもある。本日、ピッタンコ600Kmと走ったものの、肉体的には全然疲れていないのだが、精神的は困憊。う〜ん、ストレスが多過ぎたワイ。たらふく呑んで、早く寝て疲れを取ってネ、ちゃんちゃん
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