■  稲荷城  ■
■期日 H21年8月8日(土) 【群馬県】東吾妻町・岩井堂砦・金原城・稲荷城、
                          嬬恋村・鎌原城
■ルート  戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環八〜練馬IC〜関越
       〜渋川伊香保IC〜R353〜中之条T〜R145〜長野原T
       〜R144〜菅平〜R145・P4〜東御C〜P79〜小諸C〜R141
       〜須玉IC〜中央〜相模湖IC〜R412〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 
「梅雨が明けたのか、明けていないのか」、どうにも分からない。異常気象と一言で片付けようが、気象庁をアホ/バカ呼ばわりしようが、一向にラチが明かない。それでも、ご託宣をコマメにチェックしていたところ、日曜は雨の領域が多くてダメだが、土曜はルートさえ選べば何とか濡れずに野駆が出来そう、という結論に至った。北信州を13時までに脱出し、甲相の国境を15時までに抜けられれば、OKのようである。まぁ、山の中の天候はスグに変化するから、これで完璧ではないが。となると、盆休みの渋滞も気になるので朝は七つだちで、4時には出っ発です。横浜新道、第3京浜と進み、環八で練馬インターへ。関越道に入ったが盆休みに入っているにもかかわらず、5時前と朝早いから渋滞は発生していない。100Km前後と恐ろしいほどノンビリと進み、渋川伊香保インターで降ります。ここからR353を西に向かいます。途中、コンビニおにぎりで朝飯をカッ喰らう。朝の3時過ぎから何も食べていなかったので、ヤケに腹一杯食べてしまった、ちょっと腹が重い 苦笑。R353を進み、JR吾妻線の小野上温泉駅を過ぎて500mも進むと、特異な岩肌の小丘が右(北)手上方に現れ、国道脇には岩井堂ドライブインがある。ドライブイン手前に「市道17号線終点」という標識のある坂道が山側にある。ここを50mほど上流に上ると2台分程の駐車スペースがあり、小川を隔てて山側に案内板が立っている。案内板には岩井堂砦への案内が書かれておりフムフム読んでから、案内板左側の山道を登ります。朝方まで雨が降っていたので、草露でビッショリになります。でも、そんな苦労は大したコトではない。1、2分登ってからが大変だったのである。急斜面の岩場のため鎖が整備されてはいるのだが、雨でツルツルになった岩場を登る恐怖を想像してみて下さいナ。3点確保を意識して登ろうとするのだが、如何せん足元が滑る、手が滑〜るのである。しかも左右とも絶壁ウヘェーッ、怖ぇーっ。でも、元山岳部員は知っている、登りより降りの方が更に怖ぇーコトを。でも・しかし、ココまで来たら引き返せられない、無茶でも登るしかないのだ。晴れていたら何でもない岩場なんだがナァ、とボヤきながらユックリ、確実に登ります。で、5分ほども掛けて小さな小屋のある岩場の上に出ます。山頂はずぅーっと先ですが、どうやらココが岩井堂砦跡のようである。標識では山頂が狼煙台跡らしい。是が非にでも行こうと登り始めたが、先ほどより更に足場が悪い。ツルツル度合いがヤバイのである。とうとう20mほど登った所でギブアップ。あの勝坂城砦でさえ登ったHYDなのにである。クレグレも濡れていない時に登ることをお奨めです。肝心の砦跡ですが、恐怖の割りに遺構はなし、ガックリ
↑ 狭い砦跡全景 ↑ 砦跡よりの眺め
↑ 砦跡への登り口 ↑ 小野上温泉センターよりの砦遠望
  次いで、岩場の上から眺められた吾妻川の対岸に渡り、県道35号線で東吾妻役場・東支所へ向かいます。支所の脇に奥田川があり、ここに架かる奥田橋の東側タモトそばに金原城(白狐城)の登り口の標識が立ってます。小丘を登ると、ゲートボール場、忠霊塔がある郭跡の広場に出ます。一段高い所が主郭と思われるが、畑地になっていて切岸跡が明確に分かる程度。腰郭跡も確認できるが、それ以外に遺構はなさそう。ただ、ここからの眺めは比高が低い割に素晴らしい。先ほどの岩井堂砦が良く見える。
↑ 金原城址、主郭跡 ↑ 金原城址、主郭の切岸跡
↑ 金原城址、主郭脇の腰郭跡 ↑ 金原城址への標識
 再びR353に戻り、中之条に入ったところでR145で長野原方面に向かいます。JR群馬原町駅手前の「御殿」信号を右(北)折して県道234号線に入ります。スグに原町小学校の脇を通り、次いで原町中学校です。中学校の先の左手に神社(名前は失念、変わった名前だったような)があります。さらに200m先にも小さな稲荷大明神社があり、参道の階段左側に山道があるので、これを登って行くと稲荷城址です。いきなり主郭の虎口が迎えてくれます。主郭のグルリには土塁が残り、四囲の空堀跡も明確に残存している。副郭にも土塁、空堀跡が残っています。周りは住宅地や耕地となっているが、一部郭跡も残っている。
↑ 稲荷城址、主郭跡 ↑ 稲荷城址、主郭の虎口跡
↑ 稲荷城址、主郭の土塁跡 ↑ 稲荷城址、空堀跡
↑ 二の郭と土塁跡 ↑ 稲荷神社左側の登り口
R145を進み長野原へ。いつもはココからR292に入り、草津・白根・渋峠・湯田中の楽しいルートを走るのだが、今日はココからR144に入ります。少し走ると、万座鹿沢口駅。そばに浅間白根火山ルートの有料道路の入口があります。有料道路はなるべく使用しないHYDのポリシーなんだが、目的地は料金所手前なので遠慮なく進みます。途中、嬬恋郷土資料館と鎌原観音堂の施設が並んであり、観音堂の前にバス停がある。このバス停脇の道を右(西)折して、200m進むと、左カーブした橋(とは思えないが、下に小川が流れている)があり、渡った所で右折して細い農道に入ります。登り切ったら、舌状台地の下方に向けて道なりに農道を進みます。橋からドンドン進み1Kmも下って行くと右手に鎌原(かんばら)城三の丸追手門跡の石碑があります。さらに下方に進むと主郭です。主郭や二の郭、三の郭とも耕地化され、キャベツやトウモロコシが植わってます。それでも主郭手前の横堀跡が一部ですが明確に残ってます。
↑ 鎌原城址、主郭跡 ↑ 鎌原城址、主郭脇の横堀跡
↑ 鎌原城址、三の郭と横堀跡 ↑ 追手門跡の石碑
 さあてとぉ、天気分布予報通りだとすると、ソロソロ帰らないと途中で降られてしまう。このまま直帰すれば濡れずに済む筈なので、R144を急ぎ進みます。真田に入ったら、いつものように県道4号線をカッ飛ばします。う〜ん、この道はいつ走っても期待を裏切らない。アブない速度なので、アッという間に東御に入り、浅間サンライン、グリーンロードと走ってR141に入ります。でも行く手に暗雲が...、う〜ん、得意の望天観測を出さなくてもヤバイかも。でも、ポツポツと来ただけで本降りにならない、ラッキー。でも・しかし、道路は完璧にウェットになっている。というより水溜りである。大きな池になっている所もある。ということは、ツイさっきまで降っていたってコトね。う〜ん、濡れはしないが、これだけ水溜りがあれば、コレはコレで大変である。と言っている内に、スグにドライに。今度こそ、ラッキー。局所的な豪雨だったってコトね。野辺山まで進むと完全無欠の晴れ。カンカン照りで暑い筈であるが、海抜が高いので走っていれば快適である。須玉インターから中央高速に入り、東へ向かいます。ここでも、ポツポツ、と来たが濡れるまでには至らない。どうやらコノまま帰ることが出来そう。相模湖インターを降り、R412を進むも、時間が早いからさほど渋滞せずに厚木に。ここからの長後街道はサスガに混雑してて、暑いこともあってイライラが爆発しそう。それでも切れずに16時半にご帰館です。早々の帰館で、ズルをしていた家族はアタフタ。猫までもウロウロしてやがる。水溜りの中を走って汚れた愛馬をキレイキレイして、シャワーを浴び、早々と「いっただきぃまぁ〜す」のゴングでいつものゴクンゴクンの儀式。「プッワァーッ、うんめい」、本日590Kmだが、下道が300Km超なので久し振りに「走ったワイ」という感じ。明日の日曜はユックリ休んでネ、ちゃんちゃん
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