■  葛山城  ■
■期日 H21年6月20日(土) 【長野県】長野市・横山城・大峰城・
                                葛山城・旭山城
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環八〜練馬IC〜関越〜昭和IC
       〜R145〜長野原T〜R292〜中野C〜R403・R18他〜長野C
        〜P35他〜長野IC〜長野・中央〜相模湖IC〜R412〜厚木C
         〜P22〜自宅
■コメント
 丸1ヶ月もの間、全く愛馬に跨ってしない。当然に禁断症状が出ていて、会社のストレスも溜まっているから、メンタル・フィジカルとも最悪状態。でも梅雨に入ってしまい、ご託宣は●が続いている。このままじゃぁ胃が痛くなるなぁ、などと思っていると、木曜の夜になってから「土曜だけは
になりそう」という有難いご託宣が出た〜ぁ。こりゃぁ行くしかないでしょう。ってんで、アタフタと準備を始めるが、R292の草津〜白根〜志賀ルートは外したくない、ということで長野市善光寺周辺を攻めるコトに決定。今年最初のR292である。金曜の夜は、小学生の遠足前夜の状態でナカナカ寝付かれず。ついつい深酔いをしてしまった。翌日、目をショボ・ショボさせながら3時半に起き出し、七つチョチ過ぎには出っ発です。霧雨状態ではあるが、濡れるホドではなく横浜新道・第3京浜と進みます。玉川インターを出ても朝早いから、渋滞の環八も快調に飛ばせます。アッという間に練馬から関越道に入り、単調な高速道を北上します。R292を攻める時は、いつも渋川インターで降りるが、今回は1000円高速ということで昭和インターで降ります。ここからR145で西に進み、長野原からイヨイヨ本ちゃんのR292です。そろそろ朝の通勤時間帯ではあるが、追い越し車線があったり、登坂車線があったりで、快適に草津温泉に。ここから雲上の天上の極上の至上の...ワインディングです(ヲイヲイ)。今回はイツモより1段ギアを落としてワザと2速3速中心で走ってみた。低回転から赤いゾーンの8000回転までを行ったり来たりする訳だから愛馬の心肺機能もフル回転。う〜ん、楽しいーぃ。白根、渋峠、志賀と過ぎて、40Kmほどがアッという間。中野市に入り、ここからR403・R18等で長野市街に入ります。善光寺の門前町であるから、当然に善光寺への標識が沢山出ている。これに従い、R406に入り、「若松町」信号を右折し、「横沢町」信号を左折して、迷わずに山裾の善光寺に。善光寺には何回も参拝しているので、イキナリ寺の東側に進みます。東側には城山公園があり、園内には東山魁夷美術館もある。でも、ここでも美術館をパスして彦神別神社に向かいます。この境内周辺が横山城の城域です。残念ながら公園化等で、神社裏側に土塁跡が僅かに残る程度。神社の南側にある城山公民館に城址の案内板が立ってます。
↑ 横山城址、主郭跡の彦神別神社 ↑ 神社裏側の土塁跡
  続いて先ほどの「横沢町」信号を真っ直ぐ山側に道なりに進みます。途中に七曲を経て飯綱高原方面に進む標識がある。コレに従って、急斜面のツヅラ折れの七曲を過ぎると、大峰城への標識が分岐点の脇に出ている。ヨッシャー、今度も迷わず攻城出来そう。標識だけでなく、周りのハイキング用の地図も立っており、大峰城への道順を頭に入れます。この地図をよぉ〜く見ていくと、葛山への道順も書かれている。そうかぁ、ここから葛山城へも行けるんだぁ。でも先ずは大峰山へ行こう。ってんで、道順の通りに愛馬を進めるが、斎場との分岐点で「大峰城閉鎖のため通行禁止」の鎖でストップ。しょうがねぇ、ここから歩くとしよう。通行止めの場所に鉄馬を停め、舗装道をチンタラ歩くと13分で模擬天守閣のある大峰城址です。駐車場もあり、ココからの善光寺平の眺めは素晴らしい。模擬天守閣に上がることが出来れば、もっと眺望は良いのだろうが、シャッターが下りており不法侵入は出来ない。天守閣の裏側の土塁跡上に三角点があり、その先には幅広な堀切・横堀跡が残っている。その先にも、2条の横堀が残っている。ここから西隣の山系に、これから攻める葛山や旭山が見える。
↑ 城山公民館の案内板
↑ 大峰城址、主郭跡に建つ模擬天守閣 ↑ 大峰城址、主郭脇の堀切跡
↑ 大峰城址、横堀跡
↑ 大峰城址、土塁跡
↑ 斎場脇の城址登り口 ↑ 葛山城よりの大峰城遠望
 分岐点の地図の所に戻り、葛山までのルートを頭に叩き込みます。車1台がようやく通れる程の狭い簡易舗装道を下って行きます。ドンドン道なりに進むと、伊飯神社を過ぎて舗装道のエンドの所に葛山城址への標識が現れた。脇のちょっとしたスペースに愛馬を停め、整備されたハイキングコースを登って行きます。所々に城址への標識もある。途中、数段の段郭や幾つかの腰郭があったが、休まずに進み12分で葛山(かつらやま)城址の主郭に到着です。周りをウロウロするが、堀切や腰郭、段郭跡などが各尾根に展開されており、信玄も攻めあぐねたのもウナヅける。ここからの眺めも素晴らしいです。帰りは幾つモノ段郭をチンタラ経て、愛馬の所に戻ります。
↑ 葛山城址、主郭跡 ↑ 葛山城址、主郭脇の堀切跡
↑ 葛山城址、石積みで補強された土塁跡 ↑ 葛山城址、段郭跡の一つ
↑ 葛山城址、主郭の虎口跡 ↑ 七曲上部よりの葛山城址遠望
 R19に進み県庁前を南下すると、「岡田町」信号。ここを右(西)折して平芝地区に入り、なおも細い道を道なりに山側に進むと、「朝日山観音堂」への標識がアチコチに出てくる。この標識に従ってドンドンと上へ登って行きます。かなり高度を稼いだところで、旭山の中腹に建つ観音堂に到着。簡易舗装道はマダマダ上へ続いているので、さらに進むと分岐点に「朝日山遊歩道」の標識があり、これに従って進むと舗装道はすぐにエンド。ここに愛馬を停め、整備されたハイキングコースを登ります。舗装道のエンドから11分で、旭山城址の主郭に到着です。主郭のグルリには僅かだが土塁跡が確認できる。石積みで補強された痕跡もあり、石積みフェチのHYDは歓喜の雄叫びを発するのでした。副郭には石垣といって良いほどの石積み跡もあり、マタしても雄叫び。段郭、堀切、虎口跡がよく残っている。帰りは物見櫓として使われたモノと思われる展望台へ立ち寄り、絶景の鳥瞰を楽しみます。13時を回った時間のため、遠くの山並みは霞でボォーッとしているが、それでもスゴイ景色ではある。
↑ 旭山城址、主郭の土塁跡 ↑ 旭山城址、副郭の石垣跡
↑ 旭山城址、主郭の虎口跡 ↑ 旭山城址、堀切跡の一つ
↑ 旭山城址、主郭の案内板 ↑ 旭山展望台よりの善光寺平
← 横山城址よりの旭山遠望
 市街に戻り、簡単手頃な昼飯を食すると14時を過ぎてしまった。どうやら葛山城と旭山城でノンビリし過ぎてしまったようである。菅平などを経由して、下道中心で帰るツモリだったが時間がない。こうなると、「高速代、どれだけ走っても1000円」が頭をヨギる。走って面白くはないが、しょうがない高速でこのまま帰ろう。近くの長野インターから長野道に入り、岡谷から中央道です。走っていて面白くない、というかツマラナイのだが、信号が無く、また車や人の飛び出しが無いので安全走行できる点はウレシイ。とか・何とか言っている内に談合坂である。この辺りはイツモ渋滞するが、今日も渋滞している。スリ抜けをしながら相模湖インターで降ります。ここからも渋滞路が続く。R412、長後街道とストレスの溜まる道を進んでヘトヘトになってご帰館。時計をみると19時ジャストである。う〜ん、高速を使わなかったら何時に帰れたことか。空を見上げると今にも降り出しそうな雰囲気。早ぇーとこ、愛馬にカバーを掛けなくちゃ。と思っても、愛馬は走り終えたバカリで熱々・チンチオンである。こんなに熱くちゃぁ、溶けてしまうので掛けられない。雨がちょち心配だが、一先ず家に入りシャワーで汗を流します。風呂を急いで切り上げ、愛馬のところに行くとポツポツ。ラッキー、どうにか間に合ったみたい。急いでカバーを掛け、家に飛び込むと本降りとなった。う〜ん、日頃の行いが良かったようである。愛馬をキレイキレイにする時間がなかったが、GS号よ堪忍してネ。さぁてとぉ、いよいよ例の儀式である。「いっただきまぁ〜す」の合図で、ゴクゴクと第3のビアーを咽喉に流し込みます。本日丁度600Kmと距離は走ったが、高速多用だから余り充足感なし。明日も雨模様ユックリ休んでストレス解消してネ、ちゃんちゃん。
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