■  上山田山付城  ■
■期日 H21年1月11日(日) 【静岡県】伊豆の国市(旧韮山町)・上山田山付城
                                  ・昌渓院付城
■ルート  戸塚自宅〜R1・R134〜小田原C〜R135〜下田C〜R1356・P16・R136
       〜土肥〜P17〜伊豆の国C〜P11〜熱海C〜R135・R134他〜自宅
■コメント
 水曜辺りでは「今週の土日は雨模様」という週間予報であったが、直前の金曜になって「土曜は曇り/晴れ−降水確率10%、日曜は曇り−確率30%」と変更になった。
 ヲイヲイ、直前での変更はルール違反ではねぇかヨー、と言いながらも良い方向への変更なのでニタニタしてしまった。次いで、急遽の攻城先を考えるのでした。で、出した答えは、時間もないことから年明け早々に攻城した韮山城の未攻城の付城である。前回は腰痛のため、本立寺付城だけで尻尾を巻いて退散していた。この近辺の残りの付城を攻めようっていう魂胆。前回同様に、西湘バイパス以外は下道だけを使用しよう。伊豆半島は熱海から海岸線に沿って大回りで一周した後、韮山へ進んで付城を攻略するツモリである。金曜は夜遅くまで雨が降っていた。となると、あまり早い時間での出っ発は避けた方が無難だナァ。金曜の夜はシコタマ呑んだコトもあり、6時チョチ前という久し振りに遅めの出っ発である。コクイチ、R134、西湘BPと進み、小田原からは有料道路を避けてR135をチンタラ進む。熱海からは伊豆半島を南下です。伊豆の東海岸はドンヨリ曇っていたが、どうやら雨の心配はなさそう、ウレシヤ。順調に進んで下田からはR136、県道16号線で松崎を経て土肥に進みます。ここから海沿いの狭い県道17号線を進んで伊豆の国市に入る。旧韮山町には随所に江川邸への案内標識があるので、前回同様にスンナリと邸の駐車場に到着できた。ここから、本立寺・反射炉への標識に従って真南方向に500mも進むと、反射炉方向への標識がある分岐点となる。ここを斜め右(南東)折すると、反射炉手前の昌渓院へ進むが、曲がらずに道なりに小川に沿って山側へ向かいます。分岐点から200mも小川に沿って山側に進むと、最奥部に薄紫色のアパートがある。ここからは簡易舗装の林道です。前回の滝沢城の攻城戦にて、荒れた急坂で右往左往してしまった。アレで林道はシッカリ懲りてしまったので、ここで鉄馬を降り歩いて沢に沿って林道を登って行きます。200mも進むと左手に貯水場が出現。この貯水場の50m上辺りから、右手の竹薮の急坂をヨジ登ります。道がなく急坂です、心して竹薮の中に入って行きます。下草が少なく、太い竹が生い茂っていて、この竹を掴みながら急坂を登ります。所どころにケモノ道があるので、人間様が利用して登って行く。息を切らして急坂を登りきると、段郭を経て枡形虎口が迎えてくれる。ガマンした甲斐があろうというものである。麓のアパートから16分で上山田山付城の主郭でした。主郭内も竹薮などのブッシュが多いが、ワクワク・ドキドキしてきて、竹薮などの障害物もイトわずウロウロします。枡形虎口は3箇所確認できたが、もっと在るかもしれない。この他に空堀、土塁、堀切跡が残存してます。でも、眺めは残念ながら × です。

35°02′54.2″−138°58′03.0″、アパートからの比高は141mです。
↑ 主郭跡
↑ 主郭脇の空堀跡
↑ 枡形虎口跡
↑ 枡形虎口跡
↑ 虎口跡
↑ 城址遠景
 麓に降り立ち、先ほどの分岐点から反射炉方向へ狭い道を進み、峠を過ぎると左手の山懐に昌渓院の墓地が見えて来る。昌渓院の山門前に墓地があり、ここのちょっとしたスペースに鉄馬を停めます。由緒ありそうな山門(鐘撞堂)をクグって右手に進むと、小さな墓地がある。墓地の中を進むと階段があり、これを登って行くと墓が1基ある。この奥に山側に進む山道があった。冬季なので、この道を見つけることが出来たが、夏場では雑草が生い茂って難しいかも。尾根筋には途切れ途切れの山道があり、これを伝って登って行くと小ピークの昌渓院付城の最初の副郭です。腰郭もある。さらに尾根筋を伝って登って行くと小ピークの2つ目の副郭です。ここにも段郭が確認できる。更に進むと、尾根上に土塁の残る地形があり、ドンドン尾根道を進むと、山門からちょうど10分で昌渓院付城の主郭です。この付城では虎口は確認出来ないが、主郭には櫓台跡が残っている。また主郭北側と西側の尾根筋には大きな堀切跡がシッカリ残っている。土塁、空堀跡も残存しているが、ここも眺めは × です。

■GPSは持参していたが計測忘れ、すまんそ。
↑ 主郭と櫓台跡
↑ 主郭の土塁跡
↑ 階段奥の墓地の先に登り口
↑ 主郭西側の堀切跡
↑ 昌渓院本堂
↑ 昌渓院の墓地とと城址遠景
 さぁてとぉ、まだ2箇所しか攻めていないが、今日はこれでジ・エンド。これから下道だけで帰るとしよう。韮山からR136を北上し、途中から県道11号線で熱海に向かいます。この道路、途中から2本になるのだが、今日は南側の道を初めて通行した。どうやら生活道路らしく、北側の道と比べて結構混んでいた。峠(トンネル)を越えたが、渋滞する時間ではない筈なのに熱海市街も混んでいて、突如にしてプッツン。狭い道なのにスリ抜けを強行し、ドンドン進んでR134に入ります。ここから小田原までは信号が殆どないので、それなりの速度で進みます。途中で超遅いトラックが大名行列を先導していたが、珍しくガマンをしてクッ付いて走っていた。...のだが、時速40Kmではヤッパリぷっつん。黄色の線が無いものとして進みます、ヲイヲイ。小田原の早川から西湘バイパスに入り、先ほどのコンプライアンス違反を省みて、90Kmで巡航します。二宮からは一般道となりヤッパリ混んでいる。しょうがなく、連続スリ抜けで進み江ノ島からコクイチに。大昔からの渋滞地域・新宿を経て、ようやっとのご帰館。まだ明るいので、愛馬を丁寧にキレイキレイしてあげ、館に入ります。着替えを済ませ、熱っーい風呂に長時間入り、タンマリ汗を流します。咽喉を鳴らしながら「いっただきまぁ〜す」の発声で、ゴックン・ゴクゴク。「ぷっわぁー、ウンメィ!」、本日360Km走行、この内340Km位が下道だろう。疲れている筈だから、ユックリ休んでネ、ちゃんちゃん
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