■  滝沢城  ■
■期日 H21年2月28日(土) 静岡県袋井市・岡崎城、
          掛川市(旧大東町)宇峠城城、藤枝市・滝沢城
■ルート  戸塚自宅〜P22〜厚木IC〜東名〜富士IC(ETCカード交換)
       〜東名〜袋井IC〜P41他〜大東T〜R473他〜金谷〜R1
        〜富士川SAスマートIC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 このところズゥーッと雨が続いていて、
晴れ間の時間ゼロが続いている。これも異常気象なのだろうか。それでも、今度の土曜は10%の降水確率という有難いご託宣が出た。だが、かなり寒くなるので凍結に注意が必要とな。凍結の心配くらいではビビらないHYD、当たりの然で野駆けに出るワナァ。で、金曜は早々と就寝し、4時にはお目眼パッチリ。でも、心配していた雨は降っていなかったが、道路は完璧にウエット状態。これじゃぁ、高い所では凍結が凍っているかもしれない。しゃぁない、もう少し寝てから起き出そう。ってんで、又寝てしまい、5時過ぎに再度目を覚まします。まだ、道路は濡れているが、寒気はさほどでない、どうやら凍結の心配はなさそう。早速に準備を進め、6時には出っ発です。まだ道路は濡れているが、やはり凍っている雰囲気はない、ウレシヤ。長後街道を進み、厚木インターから東名に上がります。観光シーズンでないせいか、館を遅く出たにもかかわらず東名道は割と空いている。高所での凍結を心配して、あまり早い時間に足柄峠を越えないように、90Km前後とメチャ控えめな速度で進みます。メータに表示される瞬間燃費の数字も、30Km/L前後で推移している。この表示を見てしまうと、どうしてもスピードを上げられない。そうだぁ、この際だから今日は「エコな一日」としよう。でも一日中とは続かないだろうナァ、性格的にきっとキレるから。などとブツブツ言いながら進んでいると、小山あたりからポツポツ来やがった。ヲイヲイ、10%の数字はどこへ行ったぁ? 冬型気圧配置の天気ならば、俺にだって簡単に間違いないご託宣くらい出せる。今日みたいな時にこそ、気象庁の真価を発揮して貰わなければ、...。こんチキショウ、税金を払わんゾォー。と、怒り心頭で進みますが、一向に止む雰囲気なし。小ぬか雨だからズブ濡れにはなっていないが、あと30分も続くと下着まで濡れるナァ。どこまでガマンしようか/どこでカッパを着ようか などと考えながら進みます。するとガマンした甲斐があってか、沼津を過ぎた頃に、ようやっと雨が上がってくれた、ウレシヤ。富士インターで一旦降り、ETCカードを交換して再度東名を西下です。途中、「エコな一日」を思い出し、トラックに追い越されても珍しく切れずに、チンタラ進んで袋井インターで降ります。県道41号線を南東に進み、岡崎地区に入った所の信号(「馬伏橋」信号の次の信号)を左(北)折すると、すぐ右手に笠原農協(製茶関連の工場?)の建物があります。この北側の小丘に北八雲神社があり、境内周辺が岡崎城の城域。参道の左側に堀跡があり、土塁跡も残っていますが、茶畑等の耕地化で遺構はコレだけのようです。
↑ 主郭跡の境内と左側に堀跡 ↑ 岡沢城址、土塁跡
↑ 岡沢城址、堀跡 ↑ 岡沢城址、遠望
  県道41号線をなおも進み、途中から県道69号線を東に進みます。横須賀城址を過ぎ、大須賀から県道249号線を北上です。上土方地区に入ると、「落合橋」信号で県道251号線と合流しますが、この交差点をそのまま東北東へ進みます。「落合橋」から500mも進むと、右手にJフォーン(懐かしい会社名、今は別名称)のケータイ基地局の鉄塔が立っている。この向かい側の法面が見える丘が●宇峠城です。土塁や幾つかの郭跡が確認出来ますが、道路工事・耕地化でその他の遺構は消失したようである。法面の上からは、遠くに高天神城が望めます。
↑ 宇峠城、主郭跡 ↑ 宇峠城、主郭脇の腰郭跡
↑ 主郭よりの眺め ↑ 宇峠城遠景、右は携帯基地局
  次いでR150に入り、途中から県道242号線・R473を北上して金谷に出ます。この茶畑の中の道は狭いが、イツ走っても楽しい。金谷駅手前の牧の原からの、島田市街の大パノラマの俯瞰もスバラシイ。この後、コクイチを東下し藤枝に入ります。R1バイパスの谷稲葉(やいなば)インターを降り、県道32号線を北上。途中から県道81号線に入り、上滝沢地区に入ります。地区の滝沢川に架かる昭和橋を渡らず、橋の手前を右(北)折して滝沢川の上流方向に進みます。200mも進むと小さな十字路となる。この十字路、左手が根木助田橋という小さな橋となり、右手が山側に進む狭い道である。で、ここを右折して山側に入りますが、軽四輪でも厳しい狭さの道です。こちとらぁ鉄馬なので、余裕シャクシャクで進みますが、調子に乗って狭い急坂をも駆け上がってしまった。が、これが大失敗。この先が鉄馬では厳しい荒れた農道なのです。しょうがなく戻ろうとしますが、「狭い道+急坂」なため簡単には戻れません。たった30mほどの坂道を20分ほど掛けてバックし、平地に戻った時には精も根も使い果ていた。元気印のHYDですら、「もう帰ろうか」と思ったほど 苦笑。平地のちょっとしたスペースに鉄馬を停め、狭い農道を歩いて登っていきます。茶畑を過ぎると未舗装の林道となり、さらに進むと山道となる。麓から22分で広いピークになるが、遺構らしきものは見当たらない。マダ先に滝沢城があるんだろうと見当を付け、ピークから右側への山道を進みます。ところが・どっこい、スグに道は下り坂となり、不安が一杯になります。でも、その先は再び登りとなり、岩場も出現して城域の雰囲気がプンプンして来ます。そして先ほどの平ピークから6分で滝沢城の主郭です。主に2つの郭から構成されており、郭間に堀切が僅かに残っている。2つの郭とも小さいが、キレイに削平されている。二の郭には櫓台跡も確認できます。岩を利用した堀切も残っている。苦労して登って来たので、眺望を楽しみたかったが、残念ながら雑木で × です。このため、止せば良いのに年甲斐もなく枯れ木にヨジ登り、藤枝市街を眺めます。ナカナカに な眺望です(でも真似しちゃダメよぉ)。
↑ 滝沢城、主郭跡 ↑ 滝沢城、主郭の土塁跡
↑ 滝沢城、二の郭と櫓台跡 ↑ 滝沢城、主郭と二の郭間の堀切跡
 主郭よりの眺め
  谷稲葉インター近くに藤枝市の音羽町地区があり、小・中・高校時代のクラスメートが住んでいる。今日はココも急襲するツモリであった。で、電話を掛けてみるが、間違い電話でツナがらない。「アッレェー?」、ケータイに登録する際、投入ミスしたようだ。しょうがねぇ、不本意だが本当に急襲してやろうう。事前にWebで調べていて場所を把握していたので、訳もなく玄関前に現着。ピン・ポーンすると、偶然にも本人が出て来た。驚くこと、驚くコト(勿論、HYDも)。ブッシュの中をウロウロ徘徊して来たので、服の上下とも汚れてしまっている。このため、遠慮して家の中に入らず、玄関前で30数年振りの再会を喜びあった。シバシ雑談した後、再会を約してサヨナラ。コクイチに戻り、下道で東下を続けます。でも急坂でのエナジーの浪費が災いしてか、暗くなる前に体力限界でギブアップ。R1から早々に東名の富士川サービスエリアへ進みます。ここのスマートETCから東名に入り、一気に厚木に向かいます。今日はどうかしている。「エコな一日」運転をまだ続けていて、自分でもオカシくなる。この分では、「今日は無給油で500Km走れる」かもしれない。う〜ん、以前に乗っていたZR−7号(コイツは22Lもガスを飲み込む)以上の無給油走行距離である。「あと30Kmは走れるヨ」と表示もされていたので、厚木インターを降りたら速攻で給油しないとマズイだろうなぁ、などと思った瞬間である。イキナリの突然に、プスプスとなってエンスト。「ヲイヲイ、こんな所でガス欠かヨォー、給油アラームが点いてから4Lの予備があるんじゃなかったのカァ?」と愛馬に文句を言っても始まらない。逆算すると、アラーム表示してから3L弱しかガスはないようである。次の厚木インターまで、まだ15Kmもあるというのに、これからどうしようかしらん、...などとは思わない。何となれば、予備ボトルに0.8Lのガスを入れているから。側道に鉄馬を停めて降り立つと、横を100Km超のスピードでビュン・ビュン、ガンガンと車が通り過ぎていく。「ヒェーッ、怖ぇー」、超ビビります。が、しょうがない、覚悟を決めてジョウゴと予備ボトルを工具箱から取出し、ガスを補充します。入れ終わったところで、キーをヒネると「ビビィーン」とイナナいてくれた、どうやら元気を取り戻したみたい。「フゥーッ」、危ネぇーとこだった。もし予備ボトルがなかったら、大変なコトになっていたワイ。っていうか、これで予備ボトルを使ったのは、この馬に乗り換えてから半年も経っていないのに、もう3回目だぜぇ。もうちぃーと気を付けた方が良いのでは>HYD。厚木で降りて、すぐ近くのガス・ステでガスを腹一杯飲ませてやります。計算すると、燃費は28Km/Lと異常に高い値を示した。今日は「エコな一日」だったからネェー。急に馬体が重くなって(+疲れが疲労して)、ヨタヨタしながら長後街道を戻ります。鬼門の長後街道もメチャ混んではおらず、さほどストレスがかからなく19時前にご帰館。相方と娘の二人とも、どこかへ出掛けているみたい。そう分かっているなら、もう少しノンビリしていたものを。とブツブツ言いながら、孤りで「カンペー」してビアーを咽喉に流し込むのでした。本日480Km、明日は天気が悪そうだからユックリ寝て、シッカリ英気を養ってネ、チャンチャン
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