■  木崎城  ■
■期日 H21年3月15日(日) 【茨城県】行方市(旧麻生町)・麻生城・小高城、
              (旧北浦町)・山田城・内宿館・木崎城・神明城・小幡城
■ルート  戸塚自宅〜横新・第3〜玉川IC〜環八〜大泉IC〜外環・常磐
       〜千代田石岡IC〜R6・R355〜麻生T〜P50他〜北浦T〜R355他
        〜千代田石岡IC〜常磐・外環〜大泉IC〜環8〜玉川IC
         〜第3・横新〜自宅
■コメント
 あれほど悩まされたETC端末の
自主運用に対するイヤガラセも、バイク専用のETC端末をイヤイヤ装着してからは全く問題ない。で、明日もその確証に外環・常磐道を走ることにしよう。ちきしょう、ざまぁみろう(っていうか、ハナから負けてるじゃん)。天気も快晴のご託宣だし、こりゃぁ楽しみだワイ。と風邪が治ってなくて、洟をタラタラ流しながらフトンの中に入るのでした。でも・しかし、明日は早起きしたいのに眠れなぁ〜い。少々のアルコールを入れ、カフェイン類を絶つなどの種々の絶対条件もクリアしているのに、どういう訳か眠れねぇー。お目眼パッチリではなく、トロトロする浅い眠りとキンキンする覚醒が交互に繰り返し来て、眠った気がしない。枕横の時計を何回も見ている内に、七つ(4時)になった。でも全然寝た気がしないので、もう半刻フトンの中に居て、ようやっと5時に起き出した。う〜ん、頭がフラフラする。こういう時は、野駆けに出るのを止めるのが普通なんだが、勇者(正しい日本語では「バカ」という)の中年ライダーは諸準備を始めるのでした。さすがに寝不足の頭・体である、イツモより時間が掛かってしまい、6時丁度に出っ発です。大人しく寝ていれば良いものを出掛けるからには、{風邪が治っていない+寝不足→事故}の算式が正立しないよう慎重に走行します。この状況なら今日も「エコな一日」で行こうか、などとウソブく始末。問題の外環、常磐のETCゲートも問題なくクリアです。そう、今日も常陸の国の諸城を攻めるツモリである。常磐道でも、「エコな運転」を続け、極遅トラックの後にクッ付いて進みます。瞬間燃費表示とニラメッコしながら進み、速度:燃費の関係が大体把握できた。80Km/Hでは35Km/L、85Km/Hで31Km/L、90Km/Hで27Km/Lとなる。...180Km/Hでは12Km/Lとなった、コラコラ。それでも、朝からの平均燃費表示は29Km/Lと「エコな運転」で、地球に優しいHYD、と自画自賛、ヲイヲイ。途中でトイレ休憩をし、濃いコーヒーをガブ飲みして千代田石岡インターで降ります。R6からR355に入り、霞ヶ浦の東岸に沿って鹿島方向に進んで、行方(なめがた、読めないナァ)市に入ります。旧麻生町に入り、「天王崎入口」信号の裏(東)側の小丘に向かいます。この丘は羽黒山公園になっており、麻生城の城域です。整備・公園化されていて、遺構も遺失している部分も多いかと思いきや、意外に残っていて嬉しくなる。広い主郭内は、公園管理事務所が建っていたり、公園化で整備されているが、端に回ると多段の帯郭などが残存。天守閣を模したトイレ脇の副郭跡は整備化されておらず、土橋と空堀・土塁が幾条か残っている。公園中心部から離れれば離れるほど遺構が多いと見た。でも、トコロドコロから霞ヶ浦の一部が望まれるだけで、立木により見晴らしはイマイチなのが残念。
↑ 麻生城、主郭跡の一部 ↑ 麻生城、副郭の空堀跡
↑ 麻生城、副郭の土橋跡 ↑ 麻生城、公園内のトイレ
  R355に戻り、少し南下を続けると県道2号線と交差する。ここで県道2号線を北上し、県道50号線と交わったら今度は50号線を北西に進み小高地区に入ります。「小高」信号をなおも北側に進み、400mも走ると狭い十字路となる。ここを左(西)折して道ナリに1Kmほど進むと、道路右沿いに小高城の案内板が立っている。ココに鉄馬を停め、フムフムと案内文を見てから縄張図をシッカリ読んで攻城開始。幾つかの郭で構成された広い城域で、耕地化された各郭では堀跡が僅かに確認できる程度しか遺構は残っていない。ズンズン進んで主郭に入る。ここも内部は耕地化されているが、周りには土塁、深く広い空堀跡がよく残っている。主郭の先の郭跡も耕地化されたのだろうが、荒れてしまっておりブッシュ状態、でも土塁・空堀跡あり。天気も申し分なく、広い城域をブラブラしながら鉄馬の所に戻ります。
↑ 小高城、主郭跡 ↑ 小高城、主郭脇の空堀跡
↑ 小高城、副郭の虎口跡 ↑ 小高城、案内板
  先ほどの県道2号線に戻り、北上を続けます。旧北浦町の山田地区に入り、「山田」信号を右(東)折して300m進むと、左(山側)手に北浦幼稚園と隣の八坂神社が見えて来る。この裏山が山田城。神社の100m東側の民家の脇に山側へ通じる道があり、これを登って行きます。スグに土檀がある郭に。この郭には三峰神社が祀ってあり、土檀上にも羽黒神社が祀ってある。てっきりこの土檀上が主郭かと思ったのだが、どうやら主郭は土檀から見える下のスゴい竹薮の中らしい。とてもウロウロできる状況ではなく、主郭内の探索はアキラメ。その代わりに、城域をアチコチとウロウロ探偵団。太竹の薮の中を突き進んだが、太い竹のため竹はマバらに生えており、何とかウロウロ出来る。空堀があったので、堀底なら比較的歩きやすいだろうと進むと、主郭らしい裏側に2重の空堀があり驚く。もっと遺構が残っているのだろうが、何せ竹藪がスゴくて...。
↑ 山田城、土檀の上より見た主郭跡 ↑ 山田城、土檀の上の羽黒神社
↑ 山田城、主郭脇の空堀跡 ↑ 麓の八坂神社と城址遠景
  県道2号線に戻り北上を続けます。スグにR354と合流し、この国道を西へ進む。1Kmも進まない内に内宿地区となり、国道の右手(北側)に、倉川製作所の入口標識があらわれる。ここを右(北)折して直っすぐ進むと香取神社。この境内周辺が木崎城の城域です。神社の周りには土塁や2重の空堀跡が残存している。耕地化で他の遺構は遺失しているようだが、神社からかなり離れた神社参道の入口脇(倉川製作所の横)に、大規模な土塁・空堀跡が残っている。土橋もよく残っており、周辺にも土塁が残存。う〜ん、なるへそ、ここもズイブン大きな城域だったようである。
↑ 木崎城、主郭跡に建つ香取神社 ↑ 木崎城、主郭脇の土塁跡
↑ 木崎城、主郭脇の空堀跡 ↑ 木崎城、参道脇の土橋跡
↑ 木崎城、参道脇の大空堀跡 ↑ 木崎城、案内板
  R354をさらに西へ700m進むと、「両宿」信号の県道184号線との交差点である。ここを右(北)折し、200mも進むと小さなトンネルで、出たスグの所を右折して200m進むと「七士の墓」。ここを右折すると自性寺で、境内周辺が内宿館である。館となっているが、館域は広く防御施設も立派で城と称して良いのではないか、と思うほど。車で入れる門は虎口跡で、両脇に高い土塁が残っている。境内の鐘撞堂裏にも土塁が残っており、周辺にも堀跡・空堀・土塁・虎口跡が残存している。
↑ 内宿館、参道の虎口跡 ↑ 内宿館、境内脇の空堀跡
↑ 内宿館、境内の土塁跡 ↑ 内宿館、木碑
 さらにR354を西に進み、「両宿」信号から500mも進むと、道路左手(南側)に櫓台のような地形があらわれる。北側は農地であるが、凸凹があり、何やらプンプン匂って来る。この辺りが神明城である。北側への農道を入っていくと、堀跡、郭跡が確認できる。奥の一段高い部分が主郭で、北側の端に土塁跡や櫓台跡が残る。さらに進むと神明神社が祀ってあり、堀跡も残存している。でも、縄張り図がないと普通の農地としか見えないカモ。
↑ 神明城、主郭と土塁跡 ↑ 神明城、主郭の土塁跡
↑ 神明城、主郭脇の神明神社 ↑ 神明城、国道沿いの物見櫓跡
 先ほどの「両宿」信号に戻り、今度はここを右(南)折して県道184号線を南下します。3Kmも進むと県道183号線と交差する信号機の無いT字路。ここを左(西)折してスグの所に地元のスーパーがあり、この脇を山側へ登って行くと要小学校です。小学校の南隣は観音寺で、学校・寺周辺が小幡城の城域です。学校と寺の境付近だけが、校地化と境内化の波を受けずに土塁の遺構が残っている。境内の鐘撞堂が土檀の上に建っているが、普通なら櫓台跡と言うところだが、妙に雰囲気が悪い。ので、これは櫓台跡ではないだろうと勝手に判定。本堂脇に立派な石造りの案内板が立ってます。
↑ 小幡城、城域に建つ観音寺 ↑ 小幡城、要小学校脇の土塁跡
↑ 小幡城、観音寺境内の土塁跡 ↑ 小幡城、観音寺境内の案内板
 さぁてとぉ、気が付いたらお昼を回っている。しかも朝にオニギリを1っ個食べたキリである。道理で空腹の腹が減って来た筈だ。ソロソロ攻城を中断して、昼飯でも食べよう。でも風邪が未だ治っていないので、本当はあまり食べない方が身体に良いのだが。でも・しかし、ガマン出来そうにもない。何を食べようか考えるまでもなく、走っていてすぐにラーメン屋の看板が眼に入った。「常陸の手打ちラーメン」ってあまり聞いたコトがないが、まぁ後学のため食べてみよう。例の「茨城だっぺ」式の会話で注文を受け、早々にラーメンが目の前に。腹が減っていたものだから、一気に食べ終えた。うまいか/どうかの判断は出来ず。...が、この後がちょっと大変。妙に気持ちが悪くなってきた。勿論、これはラーメンが悪いのではなく、すきっ腹の体調が悪いトコロにドカドカ入れたため。こうなると、「早く帰って、早く休もう」ということになる。予定していた残りの2、3の城攻めを残し、県道50号線から県道8号線、R355と進み、途中でR6に合流です。ここからは朝来た道を逆に戻ります。千代田石岡インターから常磐道に入り、「エコな一日」を引続き継続してドンドン東京方面に。夕方の通勤割引は17時〜20時迄だが、現在は土日・休日に限り、昼間でも100Km以内ならばETC割引で半額である。あまり時間を気にしなくても良いのは、財布にも精神的にも有難い。三郷インターから外環に入り、大泉インターまでもノンビリと「エコな一日」である。環八は日曜で15時半と早い時間帯のため、さほどストレスを感じない内に第3京浜の玉川インターです。ここからもユックリと進み、横浜新道を走って17時丁度とエライ早い時間にご帰館。ここ最近は早めのご帰館のためか、相方+娘+メス猫1匹はサシて驚きもしない。明るい内に愛馬をキレイ・キレイしてあげ、イツモと違ってヌルイ風呂に少しだけ入って戦塵を落とし、第三のビアーで「カンペー」。体が本調子でないので、あまり美味くない。それでも、2缶を開けてジエンド。本日、360Km走行だったが、下道が150Km前後ではチョチ走り足りなかったカモ。早く休んで、寝不足と風邪の本復に努めてネ、ちゃんちゃん
★ ホームページのトップへ