■  本立寺付城  ■
■期日 H21年1月11日(日) 【静岡県】伊豆の国市(旧韮山町)・本立寺付城
■ルート 戸塚自宅〜R1・R134〜小田原C〜R135〜下田C〜R1356・P16・R136
       〜土肥〜P17〜沼津C〜R136〜三島C〜R1〜芦ノ湖〜P75・R138
         〜御殿場C〜R246〜伊勢原C〜P22〜自宅
■コメント
 年が明けたので、昨年の’08の攻城状況を総括してみた。すると、例年より少ないが170城ほど攻城していて、このページに記載した城数だけでも、とうとう
1000の大台を超えたようである。一番多いのはヤハリ信濃国で、トータル200城を超えた。次いで遠江・駿河・伊豆国の静岡県で、これはアト少しで200を超えそうである。
 さぁてとぉ、新年の最初の攻城はというと、
例年と同じで伊豆国と決めている。これは単に「暖かい」というだけではなく、伊豆半島を南下する時に、東から上がっていく太陽を見ながら駆けるのは「新年に相応しい」と強く思うからである。また半島の西側を走っている時に、駿河湾の上に富士山を眺めるのも「新年に相応しい」と勝手に思っている。かといって、伊豆のメボシイ城で未攻城のモノは少ない。このためカネてより興味があった、秀吉軍が韮山城を攻めるために急造した付城を攻めてみるコトにした。この付城の情報は八丁堀さんのページから頂きました、感謝いたします。で、コクイチ・R134を経て、熱海からR135を南下し、下田方向に駒を進めます。途中、太平洋上に浮かぶ太陽や初島、伊豆七島(全部は見られないが)を眺めて走るのは荘厳だし楽しい。下田からは、国道を走り続けると山中に入ってしまうので、途中から県道16号線を走ります。前々日に降雪しており、凍結が心配であることと、冒頭の富士を眺めながら走るためである。ところが、楽しい筈の海沿いのワインディング・ロードが大失敗。猛烈な北風で、愛馬が強い風で大きくブレるのである。一定の風なら対処も出来るが、急に吹いてきたりするから始末が悪い。というか恐怖である。ズイブンと速度を落とし、ニーグリップで体勢を安定化させ、チンタラ走ります。松崎辺りからは風も弱まり、いよいよ富士山ともご対面です。カーブの度に現れる富士山を仰ぎ見て走るのは楽しい。途中でR136に合流し、土肥からは県道17号線を走ります。
  そう・こうして伊豆の国市に入り韮山へ。スデに韮山城などは攻城しており、市内の観光地でもある江川邸まで難なく到着です。時計を見ると、ジャスト11時。ココまで来ると、本立寺への案内標識が幾つも立っているので、これに従って本立寺へ。この古刹の裏山一帯が本立寺付城である。本堂前の鐘撞堂右側に七面天女登山道への入り口があり、この整備された山道を登ります。歩き始めてスグに土塁・虎口跡があり、矢掛等を過ぎて13分で小さな神社がある主郭です。神社の裏側には土塁・櫓台跡が残っています。残念ながら雑木で見通しはイマイチ。尾根に沿って北西尾根を下って行くと土塁が残る郭があり、井戸跡もシッカリ残存。う〜ん、急造なんだろうが、タイしたものである。秀吉軍の土木部隊が穴を掘ったり、土塁を築いたりしている風景が浮かんでくるようだ。この尾根には長土塁も残っていて、これを辿ると郭があります。でもココから先が良く分からない。八丁堀さんの縄張図では、北側の常念寺へ続く長土塁がある筈なんだが...。ずいぶんウロウロしたが分からない。その内に、持病の腰が少し痛くなって来た。帰省した際に、ちょっとした雪降ろしを行ったのが悪かったのか、それとも愛馬の整備で中腰を続けたのが悪かったのか。しょうがない、本格的に痛くなる前に退散しよう。主郭から尾根に沿って2つ目の郭から、北西方向に下ります。特に下る道がある訳ではないが、ブッシュもさほどではなく、その内に本立寺へ出られるだろうという目論見。スグに寺裏の墓地の上に出ました。
↑ 七面山登山道入口 ↑ 最初に現れる虎口跡
↑ 主郭下の横堀跡 ↑ 主郭の土塁・櫓台跡
↑ 主郭下の副郭の井戸跡 ↑ 尾根上に続く長土塁跡
↑ 本立寺と城址遠景
  他の付城も攻めるツモリだったが、どうにも腰の軽い痛みが気になる。まだ12時半と早いが、早々に帰ることに決定。R136を北上し、三島に入ります。ここから沼津へ行き、東名高速で帰ろうかと思っていたが、愛馬に乗っている内に腰の調子が良くなって来たので、下道で帰ることに変更。三島からはコクイチを東下します。ところが箱根峠を越えてから渋滞にハマってしまった。3連休+箱根=大渋滞、という簡単な定義を忘れていた。時間もマダ早かったので、サホドではないだろうという甘い予測は見事にクツガエされてしまった。この大渋滞、時間がどれだけ経っても全く進まない。しょうがないので、箱根神社辺りまで右側の車線を走って進み(ヲイヲイ)、ここから県道75号線、R138で御殿場に抜けます。御殿場からはニーヨンロクを進み、伊勢原から長後街道を進みます。ニーヨンロクも長後街道も渋滞していたが、スリ抜けの繰り返しで、ピッタシ17時に御帰館。思わず、フゥーッと大きなタメ息、腰が大きく痛まず良かったワイ。愛馬の世話をし、風呂に入って疲れを取り、儀式の開始です。「いっただきま〜す」、うーん、ウンメ〜イ、今日もビアーがうまいゼヨ。本日、オール下道380Km、お疲れさん、早く腰を直してネ、チャンチャン。
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