■  友部城  ■
■期日 H20年11月15日(土) 【茨城県】日立市(旧十王町)・友部城・
                           櫛形城・山尾城・堀ノ内台城
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3京浜・環八〜大泉IC〜外環〜三郷JCT
       〜常磐〜流山IC〜常磐〜那珂IC〜R6〜十王T〜P10〜高萩C
       〜R461・P52〜馬頭T〜R294〜筑西C〜R50〜小山C〜R4
       〜草加IC〜外環〜大泉IC〜環八〜玉川IC〜第3・横新〜自宅
■コメント
  土曜の降水確率は20%というご託宣が発報された。先週はこの20%にダマクラかされて、小雨の中での野駆になった。気象庁のバカどもは懲りていない筈なので、明日の土曜もどうなることかしらん。そうはいっても、頼れるものは得意の望天観測とご託宣だけ。真っ暗な朝5時では、この望天観測も出来る訳がない。となると、ご託宣だけが頼りとなる。まぁ信じて行こうカァ。ってんで、朝5時丁度に出っ発です。横浜新道、第3京浜と順調に進んだので、外環の早朝割引は楽勝にゲットできそう。と思って走っていたのだが、環八は工事渋滞で思うように進まない。とうとう谷原の信号で6時となってしまった。コンちきしょう、あの工事のお陰で400⇒200円の割引がゲット出来なかったゾイ。しょうがない、割引なしで外環を走ろう。とアキラめて大泉インターのETCゲートに入るが、
何んとゲートが開かない!!  う〜ん、前回と同じように開いてくれない! うそだぁー。大型トラックの後続車が来ているし、係員がいるゲートとはズイブン離れた所なので、停車せず走り続けます。このまま進んで、常磐道の那珂インターで降りるツモリだったが、出るときにスッタ・モンダのヤリとりを交わすのもイヤなので、最初のインターである流山で一旦降ります。係員に「ETCゲートが開かなかった」云々を伝えると、三郷ジャンクション〜流山インター間の料金を取られ、再度高速に乗って欲しいと言われてしまった。「外環の料金は?」と訊くと、「今度走った時にでも、訳を話して払って欲しい」という返事。こちとらぁ、そういう日本語は「払わなくても良い」、と解釈しているので、思わず心の中で「ラッキー」と叫んでしまった。外環の早朝割引が受けられなくてガックリしていたのだが、急にニコニコに。ルンルン気分で再び高速に上がり、走り出します。で、シバラク経ってから「アッレッ?」と小首を傾げてしまった。三郷JCT〜流山IC間が、ETC通勤割引になっていないコトに気が付いた。つまり、係員経由になってしまって、ETCの恩恵が受けられなかったのである。「あちゃぁー」と思っても、いまさらどうにもならない。しょうがない、チャラと思うことにしよう。でも、そんなコトよりも重要なコトは、「なぜETCゲートが開かなかったのか?」である。先週も、一度ゲートが開かなかった。どうやら、ETC機器のアンテナ部の移設で完全にOKになったと思っていたのだが、まだ何か問題が残っているらしい。運転しながら熟考する訳にもいかず、ボンヤリ考えながら進んだが、何が問題なのかサッパリ分からない。そうこうしている内に那珂インターで高速を降ります。勿論、ETCゲートは快調に、ご開帳。う〜ん分からんワイ。東方向のR6に向かって進み、R6に入ってからは北上を続けます。日立市を過ぎると、十王町(現在は日立市に編入)です。「十王駅入口」信号を左(西)折し、県道10号線を進むとJR線の跨線橋です。最高部から左手に見える丘がソレらしい雰囲気。近付くとピンポーンで、小丘全体が城の丘公園(友部城址公園)です。城址公園ですが、遺構の保存状態は良好で、さっきまでのモヤモヤは吹っ飛びます。腰郭・帯郭が多い城址で、城域は草地になっている部分が多いので、その構造も良く分かります。主郭脇の雑木になっている部分には堀切跡が残っています。樹木が少なく、ここからの太平洋などの眺めはグゥーです。
↑ 友部城址、主郭跡 ↑ 友部城址、腰郭跡
↑ 友部城址、副郭の土塁跡 ↑ 友部城址、主郭脇の堀切跡
↑ 友部城址、公園入口 ↑ 友部城址、遠景
 県道10号線をそのまま進むと、700mほどで十王中学校への入口。学校は小丘上に建ってますが、校舎周辺が櫛形城の城域です。本館が建っている場所が主郭で、一段下の駐車場が二の郭だそうです。当然、遺構は遺失していますが、校舎の裏(西)側に、土塁と僅かに堀切跡が残っています。
↑ 櫛形城址、主郭と副郭跡 ↑ 櫛形城址、校舎脇の土塁跡
↑ 櫛形城址よりの眺め
↑ 櫛形城址、遠景
 県道10号線をなおも進み、「山部」信号で右(東)折して県道60号線に入ります。「山部」信号から1Km程で、右(南)手に十王スポーツ公園・十王総合健康福祉センタが見えてきます。センタの駐車場に入り、鉄馬を停めます。隣接する友部配水場のさらに上方にケータイの基地局が経っていて、近くに墓地があります。この墓地の後側が山尾城です。周りの空堀がシッカリ残っています。東側はブッシュが多くてウロウロ出来難いですが、堀底道のようになっていて西側は楽勝です。でも主郭内は、ブッシュで×です。
↑ 山尾城址、主郭脇の空堀跡 ↑ 山尾城址、遠景
 県道10号線に戻り、北上すると山部小学校の300m手前にバス停「常陸山部」があり、このさらに100m手前に常磐道に進む道があります。この道を進むと、常磐道の下を抜ける「日立北14」トンネルで、これを抜けて左(南)折し、高速道に沿って300mも進むと、山側に入る急斜面の道が現れます。この道は舗装されていますが、誰も通らないらしくスゴイ藪になっています。この道を20mも進むと狭い山道になりますが、樹陰で先ほどの舗装道より歩きやすい。5分ほどで空堀が現れ、8分で堀切跡があり、これを越えると堀ノ内台城の主郭です。主郭は広いですが、削平されていない感じ。ブッシュが凄くてウロウロは厳しい。それでも「せっかく来たんだから」という訳で強行しますが、ズボン・上着に雑草の色んな種が、メチャくっ付いてしまった。鉄馬の所に戻り、この種を剥がすのがどんなに大変だったコトか。
↑ 堀の内台城址、主郭跡 ↑ 堀の内台城址、主郭脇の堀切跡
↑ 堀の内台城址、空堀跡 ↑ 堀の内台城址、登り口
  ここで、なかなか種を取れずにイライラしながら、ようやく外し終えたところで、プッツン。完璧に切れてしまった。こういう細かなコトをじっくり行うことが、とっても苦手なHYDなのです。切れるとどうなるか? 鬱積を解消しない限り、何をするかしれたモノではない。でも解消するのは簡単、鉄馬に跨ってムチを強く打てば良い。という訳で、日立周辺の攻城を止めてヒタスラ走るコトに。マップルを眺め、R461を何処までも進む結論を出すHYD。2車線の快適なR461を進むが好事魔多し、行く手をドン亀の大型観光バスが塞いでいる。しかも黄色い線が続いている。なのに、プッツンとなったHYDはヒタスラ我慢の子で後塵を拝して進みます。そう、イヤな雰囲気の場所なのである。「絶対に居る」という確信すら持ったものである。そうこうしている内に花貫渓谷に入り、紅葉狩りのドン亀の四輪も増えてイライラが募ってくる。う〜ん、どうにも我慢ができない、<追禁+ヤバイ地形>だけど無視しよう。と思った時に、うまいことに登坂車線が現れた。勿の論で、強いムチを当てて一気に○○○Km、並み居るドン亀を追い越してイライラを解消。と、思った瞬間、道の左脇から官憲風の男が飛び出して来た。しかもマイク付きのヘッドセットで何やら喋ってコチラを睨みつけている。「あちゃぁー」、やられたぁ。完璧に目と目が合って、通り過ぎていく。もう心臓はバクバクで、これ以上進む勇気さえない。戻っても地獄、進んでも地獄なのである。しょうがなく道路脇に鉄馬を停め、しばし休憩。その内に官憲が来るだろうなぁ、とぼんやり考えながら、その時の言い訳を考えているHYD。でも・しかし、一向に官憲が現れない。心臓バクバクから、その音が聞こえなくなった頃、「これは、もしかして、ひょっとして...」と思い始めた。意を決してサッキの所に戻ってみると、官憲と見間違えたのは、渓谷観光の車を駐車場に誘導する係員だった。「なぁ〜んだよぉ、紛らわしいコトをすなぁー」、でも喜んでニコニコしてしまう小心なHYDなのでした。この後、山中を走るR461は、超狭い道になったり、トコロ・ドコロで妙な方向に進んだりするが、ルートを間違えずに進みます。馬頭町からはR294に移り、筑西市からはR50で西上。小山からはR4に入り南下です。この辺りで得意の望天観測が赤いALMを出し始めます。そう、行く手に暗雲があり、間違いなく雨の雰囲気。気象庁のバカのご託宣より、自身の観測の方が勝率も高い。これは弱った、カッパを着ようか/どうしようか迷っている内にポツリ・ポツリ来始めた。それでも、望天観測でイメージした雨勢でなく、濡れない程度。どうやらこの勝負、引き分けか。でも大事をとって、草加インターから外環を利用し、濡れる確率を低くすることにした。で、ETCゲートに入るが、又しても開かな〜い。雨が強くなって来たが、そんな中でインターの係員に状況説明。「タマに、こういうことがあるので注意して下さい、原因は分かりません」と丁寧な対応である。まぁ、払わずに進むヤカラが多いらしいので、親切な対応も頷ける。外環道に多い防音壁の関係で、サホド濡れずに大泉インターを降りますが、ここからがより問題だった。環八が想定外のメチャ渋滞だった。どんなに渋滞していても、60分もあれば通過出来ると踏んでいたのだが、実際には95分も要してしまった。身も心もズタズタになり、ようやくに第3京浜に入ります。快調に飛ばしますが、又しても望天観測がALMを出します。と、思う間もなくザァーッと来てしまった。路面は完全にウェットで、どんどんウェアも濡れて行きます。ヘルメットのシールドをこすりながら、「気象庁の馬鹿野郎!」と怒鳴ったのは、2回や3回でない。たぶん、10回は言ったなぁ、絶対に。で、横浜新道に入る頃には小止みになり、戸塚インターを出た時には、道路は完全にドライ。う〜ん、かなり局地的な雨だったのかも。19時チョチ過ぎにご帰館、急いで愛馬にカバーを掛け、濡れないように労わって上げるのでした。家の中に入ると、ピッタリコで夕飯タイム、タイミングよく「いっただきま〜す」でビアーを流し込むのでした。本日490Kmは楽しかったのだが、ゲートが開かない2件のトラブル原因が分からないので...。まぁ、たらふく飲んで、はぇーとこ寝てしまおう
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