■  二条城  ■
■期日 H20年11月23日(日) 【栃木県】西方町・赤壁城・二条城、
                       鹿沼市・金ヶ沢(大芦)城
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3京浜・環八〜大泉IC〜外環〜川口JCT
       〜東北道〜栃木IC〜P32・R293他〜鹿沼C〜P14・P277
       〜日光清滝〜R122〜大間々T〜P73〜伊勢崎C〜R17〜熊谷C
       〜R140〜寄居T〜R254他〜都幾川〜P30〜狭山C〜R16
       〜相模原C〜R129〜厚木C〜自宅
■コメント
 土曜の降水確率は低かったのだが、イロイロあって東京の親戚の家を訪問して野駆に出掛けられず。で、日曜はというと降水確率が20%で、3連休最後の月曜は
というご託宣である。先週もこの20%にダマクラかされて、小雨の中で何度も「気象庁の馬鹿野郎」と怒鳴って走ったモノである。気象庁のバカどもは懲りていない筈なので、明日の日曜もどうなることかしらん。そうはいっても、いくら何でも3週続けての大失態はしないだろう、とタカをくくって土曜は早寝。日曜は七つに起き出し、真っ暗な5時チョチ過ぎには出っ発です。先週は環八で工事渋滞に出会い、外環の6時前の早朝割引が得られなかった。しかもETCゲートが開かないという惨事に遭ったが、今日はどうじゃろうかい。どうやら路面工事は終了したらしく、工事渋滞は無くて、楽々6時10分前にETCゲートに。で、心配していたETCゲートはというと、何事も無くオープンしてくれた。「割引、200円」の赤い表示がウレシイ。先週のETCゲートが開かなかったトラブルの原因をイロイロ考えてみたのだが、アンテナ部の取り付け位置がNG(取付方法については修正済み)でないかと判断した。この仮説を確認するため、昨日の早朝に、100円ショップで購入していたポケット・ラジオをアンテナ部を設置していたオン・ボード・コンピュータに近付けてみた。そうすると、雑音で放送が全く聞こえなくなった。ラジオの位置を少しズラすだけで、また放送も聞こえて来る。プラ製のケースのため、コンピュータ雑音が悪さをしているのでと考えたのであるが、どうやらコレが原因と思われる。この原因以外には、ETCの本体がNGくらいしか考えられない。でも、そうあっては欲しくないナァ、絶対に。さぁてとぉ、とりあえず前回と同じゲートを1回だけ通過してOKだとしても、ここシバラクは用心しなければならない。とか、なんとか言いながらボンヤリ外環を走ってしまった。草加インターチェンジで降りて、一般道の日光街道(R4)を走るツモリだったのが、何をトチ狂ったのか、川口ジャンクションで東北道に入ってしまった。「アチャァー、間違えたぁー」と悔やんでもしょうがない。逆行する訳には行かないので、そのまま進みます。蓮田サービス・エリアでガス補給を兼ねて善後策をアレコレ立てた。結論は、栃木インターまで進み、そこから一般道に入って下野に入ろう。早く到着できた分、帰りは早めにして一般道を多用して帰ろう、というモノである。今日は西方町の2城と、ズイブン前に「雨+朝露でパスした」鹿沼市の城を幾つか攻めるツモリなのである。西方町は栃木インターを降りてスグ近くである。で、インターを降りて県道32号線→R293→県道37号線と北上すると、西片町の真名子地区に入ります。ゴルフ場の真名子CCへの標識があるので、これに従って進み、ゴルフ場側を見ると左(北)手の山懐に円満寺が見えて来ます。この寺の裏山が赤壁城です。例によって、寺の裏側から登ろうとしますが、道らしきものが見当たらない。しかたなく、寺の周りをウロウロすると、境内に根小屋の名称が建物がある。う〜ん、どうやら場所は間違いない。しかし、登り口が分からない。と、なおもウロウロすると、田んぼの中に赤壁城址への標識を発見。でも標識に従い地区をウロウロしても、その後の標識が続かない、ガックリ。朝も早いから、地元の方にも出会わず、途方に暮れていると、真名子ゴルフ場への道の脇(墓地がある)に、さっきと同じ赤壁城址への案内標識が立っていた。この標識は民家のスグ脇に設置してあり、非情に見つけ難いので要注意。どうやら、この墓地の上を進めば良いようである。で、道端に鉄馬を停め、標識に従って山道を登ると、例の標識は要所・要所に立っていて、迷わずに丁度10分で主郭に到着です。途中、堀切跡が3条ありました。主郭は狭く、小さな石の祠が祀ってあります。主郭の周りの空堀・帯郭・腰郭などが残っていますが、見晴らしは×です。下りは最後の所で道を間違えてしまい、円満寺右側少し下の辺りに出てしまった。でも、ココから登るよりは、民家脇の墓地の方からが正解ですヨ。

■36°28′23.2″−139°42′31.7″、民家入り口からの比高は103mです。
↑ 赤壁城址、主郭跡 ↑ 赤壁城址、空堀跡
↑ 赤壁城址、堀切跡 ↑ 赤壁城址、町道脇の登り口
↑ 根古屋の円満寺と赤壁城址遠望
  続いて見応えのある西方城のスグ南側の二条城を攻めます。本城地区には東北道を通り抜けて、山懐に行けるトンネルが幾つかある。西方城への登山口である長徳寺へは、「栃木42」というトンネルをクグる。また南側の東安寺へは「栃木40」のトンネルである。で、二条城への登山口の開山不動尊へは、この間の「栃木41」トンネルである。ところが、このトンネルは町道から遠くにハッキリ見えるのだが、トンネルまで行く道が分からない。民家の脇をスリ抜けて行く道で、途中から未舗装になっているので、どうしても躊躇するのである。このためHYDは町道に鉄馬を停め、刈り取られた田んぼの中を進んでトンネル入り口に向かいました。ただ、途中に幅2.5mの用水路があるので、立ち幅跳び(HYDが小学校の時には存在したが、現在はこういう種目があるのかしらん)が苦手な方は遠回りをして下さいナ。トンネルを過ぎて進むと、削平された郭跡が幾つも過ぎて開山不動尊です。この入り口付近に二条城への標識があります。ここを進むと、4段の腰郭・帯郭を経て主郭です。四囲の土塁が良く残っています。と、よくよく個の土塁を見ると、石積みで補強されている。内側・外側共にである。う〜ん、下野国では珍しいのではなかろうか。残念ながら、この土塁から主郭の内側に入るとスゴイ竹藪等で身動きが取れません。主郭内の雑草・竹薮・雑木が無かったら、二条城の雄姿が目の当たりに出来るのであろうが、...。他の郭にも土塁は残っていますが、石積み部分は無さそうです。トンネルから主郭まで約8分でした。

■36°28′18.8″−139°43′30.3″、トンネルからの比高は62mです。
↑ 二条城址、主郭跡 ↑ 不動尊脇の二条城入口
↑ 二条城址、主郭の土塁跡 ↑ 二条城址、主郭脇の空堀跡
↑ 二条城址、城域にある不動尊
  さぁてとぉ、今度はいよいよ鹿沼市の金ヶ沢(大芦)城です。前回は小雨とタップリ含んだ朝露のため、軟弱にもスグに撤退している。汚名返上のため、今回は是が非にでも攻城したいトコロである。「登山道は無い」という情報なので、今回も2.5万分の一地図で事前にルートを検討していた。鹿沼市の引田地区に流れる大芦川に架かる「天王橋」の50m下流側の道脇に小さな神社がある。この神社の裏側の尾根を登って行けばOKと踏んでいる。ただ、地図を読む限り神社の裏側は急斜面なので、その時は臨機応変に行動するツモリである。で、県道14号線で引田地区に入り、バス停「天王橋」脇の橋を渡って左(南)折して、50m程で鳥居の前に。ここから奥の小さな天王神社を見るが、裏手は絶壁である。とても登れそうにもない。う〜ん、今回もパスかぁ? ...と、アキラめかけたが、サラに下流へ20mも進むと山側に入る幅1mの山道があった。しめたぁ、助かったワイ、これを登って途中から尾根に上がろう。山道を100m程登った所で、尾根へ登れそうな地形が現れたので、急斜面を登ります。ケモノ道が僅かに有り、助かります。アエギ・アエギしながら尾根上へ登ると、ここからは僅かに道が残っています。ヤセ尾根になっている部分が多く、道には迷わないと思います。ソウ・コウしている内に堀切を2条経て、四囲の空堀がシッカリ残ってる主郭です。神社脇から34分経過しています。主郭は細長く狭いですが、土塁が僅かに残っています。それに比べ周りの空堀はよく残っています。主郭からの眺めは×です。登ってきた北側の尾根以外の尾根にも堀切が残っていますが、それぞれ1条と少ないようです。この他にキレイに削平された腰郭があります。朝早く下野に入ったため、時間がタップリあるので帰りはダラダラしながら同じ尾根を下っています。トコロ・ドコロで、部分的に見通しが良い場所がありました。
【注意】地区にあるグレンピークマナーゴルフ場の2Km北西にある「571.5m」三角点がある場所が城址ではありません。この三角点の真東500mのピークが城域です。

■36°36′16.3″−139°39′15.9″、登り口からの比高は202mです。
↑ 金ヶ沢城址、主郭跡 ↑ 金ヶ沢城址、空堀跡
↑ 金ヶ沢城址、堀切跡 ↑ 金ヶ沢城址、主郭近くよりの眺め
↑ 尾根上で拾った散弾銃の薬キョウ 
   う〜ん、こんな場所で 
怖わっー
  リベンジ、無事に完了。間違って高速を多用して下野に来てしまったため、時計を見るとマダ昼前である。鹿沼周辺には、マダマダ沢山の城があるのだが、早めに切り上げて下道だけで帰ろうかい。県道14号線をそのまま北上し、途中から県道277号線に入り、日光の清滝に出ます。ここからR122で足尾を経て大間々に向かいます。このルートは、官憲が多い道(過去に追禁でサインを強請られた経験あり、また危うくネズミ捕りに引っ掛かりそうな経験が3回もある)なので要注意です。黄色い線が続いていますが、じぃーっとガマンの子で紅葉マークの軽トラックの後を走ります。とにかくチンタラの車で、「コンチキショウ」と思いながらも、(都市部ではトモカク、田舎では車がないと生活できないよナァ、ましてや後期高齢者では車がないと生存さえ難しい、となると、マスマス高齢化が進むと紅葉マークの後に付いて走るコトがもっと多くなるナァ)などと考えたりしながら走ります。とか・なんとか考えている内に、大間々に到着です。ここから県道73号線を進み、R17に入ります。快適なバイパス道を走り抜け、熊谷からR140を進みます。寄居からもR254と一般道を進みます。途中から県道30号線に抜け、渋滞している越生・日高を過ぎR16です。ここからも渋滞しているが、ココでも珍しくプッツンしないで八王子、相模原と進行。R129で厚木に出て、長後街道を走ると「フゥーッ」と大きなタメ息を付いてヨウヤクに、ご帰館です。愛馬の世話をシッカリしてから部屋に入り、「いっただきま〜す」のイツモの儀式。次いで第三さんのビアーを一気に咽喉に流し込みます。「プッワァー、うんめぃ」、う〜ん、本日430Kmとあまり走っていないのだが、かなり疲れてしまっている。明日も休みで良かったワイ、ちゃんちゃん。
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