■  長沼城  ■
■期日 H20年10月18日(土) 【福島県】須賀川市(旧長沼町)・長沼城、
                         天栄村・牛ヶ城、白河市・白川城
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3京浜〜玉川IC〜環8〜大泉IC〜外環〜川口JCT
       〜栃木IC(ETCカード取替)〜那須IC〜P17・R289〜下郷T〜R121
       〜湯野上温泉〜R118〜長沼T〜P292〜天栄V〜R294〜白河C
       〜R289〜棚倉T〜R118〜矢祭T〜R349〜那珂IC〜常磐道
       〜谷和原IC(ETCカード交換)〜常磐道〜三郷JCT〜外環〜大泉IC
       〜環八〜玉川IC〜第3京浜・横新〜自宅
■コメント
 久方ブリでバイクのお師匠さんと2人でツーリングである。2年ブリだろうか、楽しみである。行き先はというと、先ごろ開通した甲子道路(R289)。「この道路開通で甲子有料道路が無料になった」+「さすらいのプー太郎さんがこの秋に行かれていた」+「紅葉がキレイ(これは付け足し)」=
前頭葉への強い刺激、の図式でHYDも行きたい病に罹ったのである。心配だったご託宣も「日本全国、快晴」と出た。お師匠さんと黒磯PAで7:30に待ち合わせをしたが、子供の遠足と同じで、7時チョチ過ぎにはもう到着である。そう、朝4時前に起き出し、5時少し前には出っ発して、横浜新道、第3京浜、環八、外環、東北道と飛ばして来たのである。パーキングエリア内の店で、朝飯のカキ揚げソバを食したトコロで、お師匠さんのご登場。彼も朝飯抜きで駆けて来たようで、同様にソバにて朝飯。この後、缶コーヒーを飲みながら、今日のルート設定の綿密な打合せ(ウソ、超バク)。ボルケーノ道路を走って、甲子道路で下郷に、湯野上温泉からはR121を東に進んで、天栄村辺りで散会、ってなぁ感じ。黒磯PAから、先ずは隣の那須インターで降り、ここから県道17号線で那須岳の麓に進みます。ボルケーノ道は残念ながら有料道路だった。300円のお賽銭を払って進みますが、紅葉のシーズンでメチャ混雑。終点近くになると、空き駐車場待ちの車・車...車の大渋滞で、有料道路の1/3ほどの距離が青空駐車場に変身している。こちとらぁ、「そんなの関係ねぇい、関係ねぇ〜ぃ」で道路の右側を進んでロープウェイ下のちょっとしたスペースに鉄馬を停めます。紅葉の見頃で、抜けるような青空、「う〜ん、絶景・絶景」。しばし見とれるも、こんな所に長居は無用。スグサマ駆け降り、今度は無料になった甲子道路を走ります。この道路、全線が黄色い線で左右に仕切ってあり、ヘアピンカーブが多過ぎの道。その上にヘタリなドン亀が多いとくるから、たまったモノではない。遵法精神を何処かに置き忘れて、無理クリに追い越して進むのでした。新甲子温泉からは、この9月末に開通したR289を西に進みます。この道、高速道路と全く変わらない。真新しいだけでなく、幅広で快適な道である。かといって、最低速度が50Kmではなく、最高速度が50Kmであるからにして、...。とにかくムチを入れたいのだが、どうにも官憲が草ムラに潜んでいそうな雰囲気がプンプン。それでも信号が殆どないので、スグに下郷町です。ここで鉄馬が空きっ腹になったぁ、と文句を言っているのでガスを入れて上げます。鉄馬の腹の中にはMax16Lのガソリンが入る設計になっているのだが、何んとガスメータでは16.2Lとな。「」と、なりながらも、少々のコトには気にせず進みます。湯野上温泉からは、山中のR118を東へ進みますが、この道は超快適。何んとなれば、(白い点線の道+信号なし+車両少なし+緑のトンネル+人造湖畔あり+官憲は居ない雰囲気+...=超快適)だから。さっきは押さえていたムチを、ココゾとばかりに強く振ったのは言うまでもない。「アッ」という間に天栄村であるが、飛ばし過ぎたためか距離感を誤ってしまい、須賀川まで進んでしまっていた。どこかで道を間違えてしまったようである。ココで仙台方向に帰られるお師匠さんと別れ、別行動をとります。持参したマップル(バイク用の地図帳)には、旧長沼町に長沼城址の史跡記号が載っているので、先ずココを攻めます、城の情報を集めていないけれど。R118を少し戻って、旧長沼町役場に進みます。ココから、近くに小丘が見えて来るので、タブンあれが長沼城だろうと踏んで進むと、ピンポーンです。長沼小学校の裏側(山懐)に案内板が立っています。フムフム読んでから、登り道を登って行くと三の丸・二の丸を経て本丸です。期待していた眺めは、残念ながらイマイチでした。それでも、本丸の奥の方に小さな神社が祀ってあるのだが、背後に石積みの土塁跡がシッカリ残っていてニッコリ。
↑ 長沼城址、主郭跡 ↑ 長沼城址、主郭の土塁跡
↑ 長沼城址、副郭の虎口跡 ↑ 長沼城址、副郭跡
↑ 長沼城址、山麓の案内板 ↑ 長沼小学校と長沼城址
 次いで県道292号線で天栄村に入り、交差しているR294を白河方向に南下します。この道もさっきと同じで、信号も車の数も少ない。当たりの然に、ムチを入れたいココロ。...なんだが、イヤな予感がしてソレナリに進みます。それでも前方に荷物満載のドン亀トラックが坂道を登っていて道をフサいでいるので、プッツンとなった。「黄色い線だろうが、こちとらぁ関係ねぇい」とばかりに追い越そうとした瞬間、前方からの車がパッシング。「もしかして・ヒョッとするとネズミ捕りかぁ!」、すぐさまブレーキングし、ドン亀の後ろにクッ付いて坂道を登ります。で、直線路の峠を越えた辺りで、道路脇に制服のおあ兄さんが妙な顔をしてコチラを見つめている。足元にはレーダー速度計の10GHzお椀型アンテナが置いてある。「フゥーッ、クワバラ・クワバラ、助かったワイ」。パッシングが無かったら、確実に「50Km超+ハミ禁」で一発免停だったナァ、ありがとさん。ここからスグに県道282号線との交差点であるが、この交差点脇に牛ヶ城の案内板が立っている。案内板前の狭い空間に鉄馬を停め、階段を登って行きます。伊達家の片倉小十郎の大軍にもビクともしなかった城で有名であるが、さほど大きな城ではなさそう。小十郎がガムシャラに攻めなかったため、落城しなかったのであろう。それでも、ウッソウとした樹林・ブッシュをよく見ると、幾つもの腰郭・切岸の遺構が垣間見える。本丸と二の丸・三の丸などの郭跡と切岸や腰郭は確認できるが、ブッシュでウロウロできないので、それ以外の遺構は分からず。この城も眺めはイマイチ。
↑ 牛ヶ城址、主郭(本丸)跡 ↑ 牛ヶ城址、副郭(二の丸)跡
↑ 牛ヶ城址、副郭脇の堀切跡 ↑ 牛ヶ城址、副郭の切岸跡
↑ 牛ヶ城址、麓の案内板 ↑ 牛ヶ城址、国道よりの遠望
 R294を白河に進み、市内に入ってから県道232号線で南湖方向に進むと、途中の道路端に白川城への案内標識が立っている。この標識に従い進むと、舗装道から山中に入る林道の砂利道となり、これを無理して500mも進むと白川城入り口です。入り口の階段脇に大きな石碑が立っている。階段の周りには大きな堀切や郭跡が残っている、これは期待できるカモ。で、階段を登ると広い本丸跡です。櫓台跡が残っていますが、他の遺構はなさそう。ヤブの中に入り込み、無理してウロウロすると腰郭が幾つか確認できます。でも、ブッシュがすごくて、途中であきらめて本丸に戻ります。疎林のため、ココからの眺めもイマイチです、残念。
↑ 白川城址、主郭跡 ↑ 白川城址、主郭の櫓台跡
↑ 白川城址、主郭下の腰郭跡 ↑ 白川城址、主郭下の堀切跡
↑ 白川城址、主郭下の石碑 ↑ 白川城址、遠望
  この後、南湖の畔に出て、さらに進んでR289に入ります。途中の南湖周辺には手打ちの白河ラーメンの看板が幾つも出ています。前にココを通った際にコレを食したが、美味いんだヨネェー。13時を回っていて、せっかくのお膳立てなんだが、お師匠さんと別れる際にコンビニでオヤツのシュークリームを食べたのがいけなかった、腹が全然減っていない。という訳で、ラーメンを食べずに、そのまま進んで棚倉からR118で南下します。矢祭町に入ったトコロで少し腹が減ってきたので、(トイレ+オニギリ+缶コーヒー)でしばし休憩。食べ終えて、ナニゲに愛馬の前脚を見てビックリ。何か丸くて光っているモノがタイヤに付いている。よぉ〜く見ると、十字のプラス・ネジが刺さっているではないか。「う〜ん、何んとしよう」と、しばし考えてみた。こういう時ってアセッてはいけない、冷静に・冷静に。でも、時間を掛けて出した答えは、×であった。疲労が疲れたのかして、バカな判断をしてしまったようだ。詳細はコチラを、

    パンク始末記

 さぁてとぉ、パンク修理にズイブンと時間を費やしてしまった。土浦辺りまで下道で帰るツモリだったのだが、これじゃあ、無理だナァ絶対に。で、矢祭からR349をズンズン進んで、水戸の手前の那珂インターから常磐道に入ります。途中、三郷ジャンクション近くで渋滞に遭うもスリ抜けでクリアし、外環の大泉インターで環八に入ります。ところが土曜というコとで、環八も渋滞アワー。1時間近く掛かってヨウヤクに第3京浜の玉川インターです。ここから第3京浜、横浜新道と走り抜け、ようやくにご帰館。疲労が疲れて果ててしまって、新しい相棒の世話もソコソコに食卓につきます。ギリギリに夕飯に間に合い、「いっただきま〜す」のゴングで、第三のビアー(久しく本物を飲んでないナァ)を咽喉に流し込むHYDでした。本日610Km、ヨォーッお疲れさん。
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