■  子檀嶺岳城  ■
■期日 H20年10月4日(土) 【長野県】青木村・子檀嶺岳城、
■ルート  戸塚自宅〜P22〜厚木C〜R412〜相模湖IC〜中央〜須玉IC(ETCカード取替)
        〜諏訪南IC〜P17・R152他〜白樺湖〜ビーナスライン〜和田峠
        〜R142・R152・R254・P65他〜上田C〜R143他〜青木V〜P12・R254他
        〜武石〜ビーナスライン〜白樺湖〜R152他〜富士見T〜R20〜韮山C
        〜R52〜身延T〜R300〜本栖湖T〜R139〜富士宮C〜P72・R469他
        〜裾野IC〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
  紅葉狩りの季節になって来た。この季節を過ぎると、高い所を走るのはソロソロ控えなければならなくなる。そう、高所では凍結が心配になって来る時季になるのである。となると、居ても立ってもおられなくなってしまった。今年最後となりそうなビーナスラインを攻めたくなって来たのである。体育の日を含んだ3連休は、初日と最後の日の降水確率が高いと、ご託宣は出ている。当りの然で、土曜は早寝で、真ん中の日曜は
七つに早起きをしてしまいます。いつも思うのだが、この時間に出っ発していた江戸時代の人は、本当に早起きだと身にしみて痛感する。こちとらぁ、早いと言っても七つに起き出すのがセイ一杯なのである。いつものように1時間ほど掛かって準備を済ませ、5時に館を出でます。厚木市内のセルフでガスを補充し、相模湖インターから中央高速に乗ります。ここまでは、いつもと同じようにタンタンとコトが進んできたのだが、高速に乗ったトタン、いつもと違っていた。そう、行楽シーズンの3連休なので、6時チョチ過ぎという早い時間帯にもかかわらずメチャ混雑(というか渋滞)している。ストップ&ゴーを繰り返し、大月辺りからようやく順調に流れ始めた。いつものように須玉インターで一旦降りてETCカードを交換し、再び中央高速に乗ると今度は諏訪南インターで降ります。ここから快適な県道17号線等を飛ばし、8時丁度に白樺湖畔へ出ます。さあぁてとぉ、いよいよビーナスライン、心臓がドキドキしてきます。ここで大きく深呼吸をして一呼吸おいてから、ムチを入れてスタートです。「雲ひとつ無い快晴になる」というゴ託宣であったが、果たして雲は殆ど無い。走るにつれ、遠くに富士山やら御岳・乗鞍が見えてきます。...と、この辺りで景色の記憶が危うくなり、ひたすら前方の視界だけが走り抜けて行く。う〜ん、やっぱり前馬の時と比べると、直線で+20Km、カーブで+10Kmは超えている感じ。単気筒→2気筒となってズイブン静かになっている分、騒音・振動など感覚的には前馬と変わらないんだが、スピードメータだけが前述のように多めに振れている。もしかして・ひょっとするとメータが壊れているのかも、と錯覚すらしてしまう。それでも途中の車山辺りでは、「ブルッ」となってしまい、スピードをストーンと落とした。新馬にはコンピュータ・ボードが装備されており、イロイロな情報が表示出来るのだが、その中に外気温の表示がある。この表示が3.5℃を示し、しかも点滅している。どうやら4℃を下回ると凍結の恐れがあるということで、表示が点滅をするようになっているようだ。点滅の件はマニュアルには書かれていなかったような気がする。朝、館を出る際に、念のために冬用のウィンド・ストッパーを上下に着込んでいて大正解である。そういう季節になったのである。霧が峰までの間は若干速度を控えていたが、ここから再びムチを入れてしまった。当たりの然に、「アッ」という間に和田峠です。ここから下道に降りて、R142、R152、R254と進み、平井寺トンネルでお賽銭を払って県道65号線で上田原へ。ここからR143を西に進みます。この間もイツモ通りにコトが進んでいたのだが、好事魔多し。青木村との境付近で、制服のおネイサンに旗を振られて強制的に停車させられた。他にも制服の男が4人ばかり立っている。「しまった、ネズミ捕りダァ!」。ところがである、クダンのおネイサン、ニコニコしながら頭をペコペコ下げるではないか。その内に状況が見えて来た。何んと、上田市の市民マラソン大会(帰ってからWebで調べると上田古戦場健康・ハーフマラソン大会)で、コースが国道を横切るので両車線とも通行止めにしたようである。「ホッ」としたのは言うまでもない。でも、喜んだのも束の間、なかなか最終ランナーとならない。5分経過しても、まだまだランナーは続いており、10分経っても制止は解かれない。終いには、チンタラ走って来た覆面レスラーの仮装ランナー達に声援を送っているHYDがソコに居た。声が嗄れるまでに十二分に応援を済ませたトコロで最終ランナーとなり、ようやくに制止が解除された。再び走り出し、青木村に入ってすぐに「国宝三重塔・大法寺」への標識が見えてくる。ここで右(北)折して当郷地区に入ります。ココまで来ると、先日登るのを諦めた特異な山容の子檀嶺(こまゆみ)岳が近くに見えてきます。ドンドン進んでこの山懐に入り、菅社集落に入ります。さらに進んで民家がなくなり、簡易舗装道が途切れて砂利の林道になる50m手前に、「子檀嶺岳70分」の標識が立ってます。この50m手前には登山者用の駐車場があります。すでに県外車が1台停まっている。HYDもここに鉄馬を停め、冬用に着込んだ防寒着を脱ぎ、ハイカーらしい格好に変身です。標識に従い、よく整備された登山道をユックリ登り始めます。足元には野生の栗の実が沢山落ちている。皮と渋を剥くのが面倒なのか、この小さな栗を誰も拾わないらしい。虫食いになっていない栗を幾つか拾ってポッケに入れます。登りながら栗の実の皮を剥き・剥きし、適当に渋を取って口の中に入れます。キレイに渋が取れないので、渋味がカナリ残っているが、コレも栗の味。子供の頃を懐かしく思い出してしまった。そうこうしている内に急坂になり、コレを登り切ると1223mの頂上。小さな石の祠が祀ってある子檀嶺岳城の主郭です。登山道入り口から、ユックリのペースで54分であった。もう少し走れば(早く歩けば)50分は切ったと思われます。遺構は腰郭や堀切・物見櫓跡位と寂しいですが、360度の絶景がコレを補って余りあります。すでに11時を回っていため、薄いモヤが掛かっているが、それでもスバラシイ景観。西方遠くの北アルプスは、白馬三山だけが雲の上に頭を出しているのが印象に残った。先着していた人が一人居て、マッタ〜リしている内にもう一人登って来た。ここでコンビニのオニギリ2個を食し早めのお昼。「お先に失礼」と言って下山したが、途中で4組の登山者とスレ違った。登山道が整備されていたのもウナヅける。攻城していて、これだけのハイカーとスレ違ったのは、越後・六日町の坂戸城、信州・坂城町の葛尾城の2城だけである。帰りも栗の実を食べながら降りるHYDでした。
↑ 子檀嶺岳城址、主郭跡 ↑ 子檀嶺岳城址、主郭脇の腰郭跡
↑ 子檀嶺岳城址、主郭下の物見台跡 ↑ 子檀嶺岳城址、主郭跡よりの眺め
↑ 子檀嶺岳頂上、主郭跡 ↑ 子檀嶺岳の登山道入口
  ここからホド近い隣の上田市の2、3の攻城も計画して、ここまで来ていた。...のだが、先日と同様に「走りたいココロ」が強くなってしまい、又しても走りに徹するコトに方針変更。そうなると、やはりビーナスラインを走りたくなる。先日のビーナスは楽しかったからナァ。ってんで、武石から県道62号線で美ヶ原の麓まで進み、ここから林道を駆け登ります。林道の途中でイヤなコトに気が付いてしまった。スレ違う四輪・二輪がヤタラに多いのである。う〜ん、雲上はドン亀が多いだろうナァ、絶対に。不安を抱えながら美ヶ原高原まで来てしまったが、やはり車・車の列である。渋滞はしていないが、バスを先頭に大名行列が続いている。先日とは大違いである、ガックリ。「これじゃぁ、楽しめねぇなぁ」とブツブツ言いながらドン亀の後ろに着いてチンタラ走りますが、途中でプッツン。黄色い線もなんのその、...(怖くて書けない、ヲイヲイ)。和田峠からは白い点線が多くなるのだが、ここでも混雑は続いており、楽しめるものではない。ブーたれながらも追越を繰り返し、ソコソコに鬱憤を吐き出して白樺湖へ。R152も割りと混雑していていたが、さすがに県道17号線だけは空いていて、胸も大いにすいた。R20からのチンタラは承知の介なので、ガマンを続けることがどうにか出来ます。韮崎からR52で南下し、身延からR300とイツモのルートを選びます。本栖湖からR139、県道72号線、R469もイツモと同じ。ただ、ヤタラと車が多いので、途中から裾野インターに抜ける道を選んでしまった。これが大誤算。何んと富士スピードウェイでF1が開催されていたようで、車・車・・・の大行列。これにシャトル・バスが何十台も列をなして拍車を掛けているから、タマッたものではない。悔やんでも元には戻らない。しょうがなく、慣れぬ新馬と共にスリ抜けを敢行するのでした。ようやくに裾野インターに入ると、今度は電光表示板に「松田〜横浜30Km渋滞」の非情な赤い文字。「う〜ん、行楽シーズンの三連休は甘くなかった」、と去年(実はココ何年も)と同じ反省をするHYDでした。それでも、ここも何とかスリ抜けでクリアし、厚木インターからは問題の長後街道です。しかし日曜の遅い時間帯というコトで、さほど渋滞しておらず19時半にご帰館です。精神的な疲れがドォーッと出てしまい、新馬の世話もせずに家の中に入ります。シャワーも浴びず、着替えもソコソコに「いっただきま〜す」のゴングで、第三のビアーを咽喉に流し込むのでした。「プッワァー、今日もビアーがうんめいゼヨ」。本日も、先日と全く同じの601Km。う〜ん、チョチ惜しい走行距離なり、チャンチャン
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