■  傘松城  ■
■期日 H20年8月11日(月) 【岐阜県】 飛騨市(旧神岡町)傘松城・野中城

■コメント
 
 昨日に引き続き、今日もメチャ暑い。しかも雨が一滴も降らないモノだから、今日もまたポンプで畑の作物に水遣りだナァ。でも暑くて百姓仕事なんて絶対に出来っこないから、日中はブラブラしていようっと。と、思ったのだが、根っからの鉄馬おバカ、昼間の暑い時間帯に出掛ける暴挙に出た。一つには、老母の一言、「この間、神岡・吉田の常蓮寺に行って来た、良い寺でビックリした」である。「吉田の常蓮寺=傘松城」の攻城試験に必ず出る方程式を思い出した。まぁ、地図や縄張り図などの資料なんて無くても、とにかく行くだけ行ってみよう、ダメモトで。で、快適なワインディング・ロードの県道75号線で神原峠を越え、旧神岡町に入ります。41号線と合流する手前に、新しく出来た杉越トンネルへの道が出来ているので、これを進みます。で、トンネルを出てシバラクすると常蓮寺への標識が現れる。確かに老母が言うように「トンネルが出来たので、楽に行ける」である。このトンネルが無い頃は、神岡市街まで進んでから戻る、ズイブンな遠回りだったのだから。で、寺の駐車場に鉄馬を停め、境内をウロウロします。う〜ん、なかなかにヨサゲな寺ではある。本堂の右横に「傘松城」への木柱標識が立ってるので、コレに従い観音山の中に入っていきます。下から望見した時に、ケッコウな比高+距離と見た、ザァーッと30分以上は要するナァ。このため、いつもよりユックリなペースで整備された道をユックリ登っていきます。13分歩いたトコロで、林道に出た。「う〜ん ?」である。ケッコウ整備された林道である、これなら普通の四輪でも楽勝だなぁ、鉄馬では無理だけれど。林道を50m左側に進むと、大きな林道整備記念の石碑と城址への木柱標識が立っているので、ここから再び登山道を進みます。林道から11分で、最初の堀切が出現します。2重の堀切やケッコウ大きな堀切を経て、寺から31分で三角点802.8m地点の観音山の山頂で、ここが主郭です。ウロウロすると、横堀・副郭・土塁跡が残っています。登山道沿いの防御施設に比べ、他の尾根筋の防御施設はイマイチの感だナァ。また「常蓮寺」コースの他に「洞口」コースという標識もあり、観音山への登山道は2つあるようだ。主郭からは少しの眺望しか開けていないが、主郭内には樹木が無く、青天で気持ちがいい。しばらくマッタ〜リしてから下山です。
−−横浜に戻ってから、2.5万分の1地図を見ましたが、確かに林道があります。これから攻城される方は、迷わず林道をお使い下さいナ。

■36°18′56.4″−137°17′28.3″、比高は257mです。
↑ 常蓮寺 ↑ 常蓮寺境内の傘松城址への標識
↑ 常蓮寺境内よりの眺め ↑ 常蓮寺コース、整備された遊歩道
↑ 傘松城址、主郭跡 ↑ 傘松城址、主郭脇の空堀跡
↑ 傘松城址、2重堀切跡 ↑ 常蓮寺と城址の観音山
↑ 洞口コースの案内板・木碑 ↑ 傘松城址、主郭の木碑

 先ほどの道に戻り、神岡市街へ入ろうと鉄馬を進めていると、同じ吉田地区の外れの土井橋のタモトに「野中城址」の木柱標識が立っている。「あれっ、こんな所に!」、と思わず叫んでしまった。この城は地元の歴史愛好者が最近発見した城で、「神岡の城−上巻−」に書かれていた城である。期せずして攻めるコトが出来そう。急いで鉄馬を止め、攻城支度をして再度出陣です。さぁてとぉ、新しく発見された城とは、どんなものだろうか。興味津々で進むと、僅か4分で主郭に到着です。城址碑が立っている場所が主郭なのかしらん。そうなると横堀、土塁だけでの単郭だが、そうは思えない。尾根の先っぽ方向はズイブンと広く、削平地のようになっている。先端は崖になっていて、ここからの神岡の眺望は非常に良いです。

■36°18′25.1″−137°17′53.7″、比高は67mです。
↑ 野中城址、主郭の土塁跡 ↑ 野中城址、主郭脇の横堀跡
↑ 野中城址、橋のタモトの標識 ↑ 野中城址、主郭近くよりの傘松城遠望
  さらに愛馬を進ませて神岡市街に進んでいると、市街に入る手前の「神岡大橋西詰」信号の神岡鉄道(つい最近、廃線になっている)脇に、傘松城址の案内板が立っているのが目に入った。いつもながらの動体視力ではある。どうやら、ここが傘松城の「洞口」コースの入り口のようである。かなり急峻な感じではあるが、神岡市街を下に見て登れるかもしれない。さらに進んで市街に入り、今度はR42を進んで古川に戻ります。もう、この道は目をツブっても走れる位に四輪で走っている。でも、鉄馬では最初かもしれない。ネズミ捕りの常置場所があるので用心しながら進み、数河峠を越え杉崎を過ぎると、もう我が家。●「アッ、忘れていた、畑に水を撒かなくちゃぁ」、ってんで急いで野良着に着替えて、今度はママチャリで畑に飛んでいきます。暗くなるまでホースで水を撒き、家へ帰ってからシャワーを浴びると、スタンバイOK。第三のビアーながら、乾いた喉には堪えられない。「プッワァー、うんめえぃー」、今日も一日ごくろうさん、チャンチャン
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