■   会津・玉縄城  ■
■期日 H19年11月3日(土) 【福島県】金山町・中井館・駒形館・玉縄城・川口氏居館・宮崎柵
■ルート  戸塚自宅〜新横・第3京浜・環8〜大泉IC〜外環・東北〜西那須野IC〜R400
        〜金山T〜R252〜魚沼C〜R17〜月夜野IC〜関越・圏央〜八王子IC〜R16
         〜相模原C〜R129〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  どうやら土日は晴というご託宣。モチの論、野駆け+攻城に出掛けるコトにした。相州・玉縄城は難攻不落(女子高・女子大のキャンパス内で、男子立入禁止)で有名であるが、これを学園祭で学内がオープンな時に攻め落としたコトがあるHYDである。今度の攻城先は、同名の玉縄城。但し今度は奥会津で、超長距離の難攻な城ではある。まぁ、普通の人は日帰りでは攻めないのだろうナァ。でも、ハマってしまった中年ライダー、そんなにヤワではない。とはいうものの、往復600Kmは超えそう。今度ばかりは、高速道を多用することで距離を克服しよう。でも通行料金も高いので、ここはヒト工夫もフタ工夫も。ETCによる早朝割引50%+通勤割引50%をうまく活用することにした。早く小沢君が政権を取って、マニフェストを実行に移して高速代をタダにしてくれよナァ(どうやら無理らしい、突然に代表を辞職の発表、と言っている内に今度は辞職撤回、ヲイヲイ)。早朝割引と通勤割引の両方とも、距離が100Km以内が対象である。このため100Km手前で一旦インターを出て、再度高速に入ることをするが、ここで違うETCカードに取替えると、さらに100Km割引にて走れる。ってコトを知らない人が結構居られるので、ここに暴露します。さぁてとぉ、具体的にどうするかというと、都内に入り大泉インターから外環に入り、東北道を進みます。途中、羽生インターで降ります。ここまでで、2550円→1300円に割引になってます。ここでETCカードを別のに取替え、再度東北道に上り渋滞気味の高速を進みます。今度は西那須野インターで降りると、ギリギリの99.7Kmで2200円→1100円です。それにしても朝早いのに混雑していた、秋の行楽シーズンだからか? 西那須野からは、R400をヒタすら走ります。紅葉シーズンである、赤や黄色のトンネルをクグり抜け、溜まったストレスを解消。ズイブンと走って金山町の中井地区に入ると、玉梨温泉近くの国道沿いに中井館(だて)跡の案内板が立ってます。野尻川を挟んだ向こう側の森に城域が広がっています。「旅館玉梨」の左側です。近くに野尻川を渡る橋があるので、コレを渡って進みます。幾つかの郭跡や土塁・空堀・虎口跡が残っています。郭跡から川とR400を挟んで、詰め城の金比羅山(594m、比高は200m超)が見えます。フゥ〜ム、仰ぎ見るように急峻で比高があり過ぎ、今日は見逃しておこう。

■37°24′45.7″−139°33′26.4″、です。
中井館址、土塁の残る郭跡 中井館址、虎口跡
中井館址、遠望 R400沿いの案内板
中井城址(詰め城)、遠望
 朝露でGパンの下側がベタベタになってしまったが、遺構に大満足で気分はハイ。R400をなおも1里ほど走ると、県道237号線への標識があるので、右(東)折してこの道を進みます。フェアリーランドかねやまスキー場の案内標識を目印にした方が良いかも。で、そのスキー場入り口を過ぎ、急坂を登りきって上野原側に出て、なおも進むと再度かねやまスキー場のヒュッテが出現。ここから、さらに100mほど沼沢湖側へ進むと、道路左(北)側の森の中に駒形の館への入り口標識杭が立ってます。道がない状態だが、林の中を1、2分も進むと、「駒形の館」の案内板があります。木冷沢側は急峻な崖になっており、それ以外の部分の土塁がシッカリ残っており、空堀跡も僅かに確認できます。

■37°26′36.7″−139°33′10.4″、です。
駒形の館址、土塁跡 駒形の館址
駒形の館址、入口 駒形の館址、遠景
  ついでに沼沢湖を訪ねて紅葉の絶景を堪能し、R400に戻り金山方向に進むと、すぐに川口地区に。ここでR252を魚沼方向に進むとスグに川口橋。この橋を渡ってスグの道を左(南)折すると、湖(野尻川)の近くに玉縄城の案内板があります。どうやら、城址への登山道の案内もあり、簡単に攻城できそう。川向こうの川口氏の居館跡の案内もある。で、案内板に従って湖に沿って上流へ進み、川口温泉(プレハブ建物、入浴料200円)辺りをウロウロして、それらしい道を登るが、何度トライしても × 。う〜ん、案内板の地図はマヤカシなのかぁ。30分以上格闘したがラチがあかず、アキラめてもう一回案内板の所に。よくよく見ると、湖に沿った道とは別な道があるように記述されている。でも、それらしい道は見当たらない。ちょうどその時、地元のお年寄りが来られたので道を尋ねると、「案内板の5m程右の舗装された細道を進み、民家と民家の間の登山道を登れば行ける、但し下草を刈っていないので難儀する筈」とのコトであった。どうやら案内板の地図は、デフォルメし過ぎているようだ。で、教えて貰った通りに簡易舗装道を進むと登山口となり、ココから急坂をドンドン登ります。12分で副郭に到着し、ヤレヤレです。でも、ここで気を抜いてはいけない。ここから主郭までさらに7分歩きます。途中、土塁や空堀、堀切、土橋などがあり、かなり広大な城域であったコトが分かります。主郭(484m)にも土塁跡が残り、堀切や空堀が残存してます。樹林で見通しは × ですが、山下から突如汽笛の一声が聞こえて来た。そうだぁ、ココにはSLが走っているンダァ。懐かしい響きである。SLの勇姿を見てみたいが、ちょっと時間がなぁ〜。

■37°26′55.9″−139°31′03.0″、比高は198mです。
玉縄城址、主郭の土塁跡 玉縄城址、主郭脇の空堀跡
玉縄城址、主郭脇の土橋跡 玉縄城址、主郭の案内板
玉縄城址、主郭脇からの眺め 玉縄城址、登山道入口(家と家の間)
玉縄城址、遠景
  今度は案内板にあった川口氏居館を攻めます。野尻川の崖上にあり、現在は川口集会所等になっており、遺構は無いようですが、雰囲気は残っています。

■37°27′08.0″−139°31′20.9″、です。
川口氏居館址 川口氏居館址、遠景
  R252を会津・坂下方向に戻り、中川地区の「こぶし館」の駐車場に鉄馬を停めます。昼時でもあるが、それにしてもスゴい賑わいである。ここの蕎麦は美味いと評判のようです。でも、こちとらぁ食指を動かさずに、只見川に突き出している部分の南側に進みます。するとウラブレタ公園になっており、宮崎柵跡の案内板が立っています。郭跡と土塁・空堀跡が残っています。

37°28′15.5″−139°31′40.8″、です。
宮崎柵址、主郭の土塁跡 宮崎柵址、主郭脇の空堀跡
宮崎柵址、主郭の案内板 宮崎柵址、主郭近くからの眺め
 それにしても、こぶし館は混雑している。とても蕎麦なんぞをタグるのに待っていられるような状況ではない。腹は減ってきたがココはガマンして進もう。R252を魚沼方向に進みます。途中、横田地区に入り南側に要害山(547m)の中丸城が見えたが、もう時間切れ。泣く泣くパスして進みます。今度、きっと攻めに来るからナァ、覚えておけヨナァ。などとブツブツ言いながら進んでいると、道路に駐車している車が何十台と多くなり、何やら黒山の人だかり。鉄橋の上では、国道をモノともせずに、人間が占拠して車が通行でき難い状況である。で、その人間ときたら、全部が三脚+一眼レフを装備している。ハ、ハァ〜ン、SLが来るのを待ち構えているんだなぁ。確かにSLを撮るに、絵になりそうな場所ではある。一緒に待ち構えたいトコロだが、時間が時間・場所が場所である、アキラめよう。なおも進むと、いきなり汽笛が何回も鳴った。で、フト前方を見るとSLが走って来るではないか。う〜ん、懐かしい。通り過ぎるのを見続けます。黒煙が遠ざかるのを待って、なおも進み只見町に入ります。ここの要害山(705m)・水久保城も攻めたいトコロだが、中丸城と一緒に次の機会に攻めよう。只見からは快適に山道のR252を楽しめるかと思いきや、期待に反し × 。とにかく車が多いのである。しかもタマにしか乗らないようなヘタッピーなドライバーばかりだから、イライラが募ります。ブレーキを踏むまでもない所で思いっきりブレーキング、スピードを上げても問題ない所ではドン亀運転。う〜ん切れたぁー。青キップを切られてから、まだ1ヵ月半しか経っていないが、ガマン出来ないものはショウガナイ(もうじき57歳、大人気ない、というかオカシイ!)。黄色線であろうが・なかろうが、次々に追い越して先頭に出て、ココでようやく一人ゴチて、秋の紅葉の絶景を堪能しながら走ります。それにしても奥只見湖を高所から見下ろしたが、周りの紅葉の山々に映えて素晴らし景色であった。車が多いのもウナヅける、とかなんとか、ようやく魚沼市に。ココからはR17を南下します。六日町など市街地は混雑していたが、市街を過ぎるとR17は走りやすく、快調に飛ばして湯沢を過ぎて三国峠。峠の下りも割と空いていて、ストレスなく名胡桃城址を過ぎて月夜野インターです。もう少し下道を走りたかったが、時間切れでココから関越道に入ります。ここもストレスなく...と言いたいトコロだが、下道が空いている分だけ高速道が渋滞しているようで、途中で何回もスローダウン。スリ抜けをしながら東松山インターで一旦出ます。そう、通勤割引(91Km:2550円→1300円)を受けるためです。ここから、再度インターに入り、鶴ヶ島から圏央道を走ります。11月上旬で日が短いので、もう真っ暗の中を進みます。いつもは入間インターで降りるのだが、社会実験と称して八王子まで走るとETC割引(2000円→1600円)となる。ココは使わぬ手は無い。で、少し大回りして、八王子JCTで中央道に入り、八王子インターを出ます。それにしても、今回は高速を多用した。今日だけで、ETC割引分が3500円はある。もうトックのトンマにETC装置のモトを取ってオツリが出ている。割引額だけでなく、鉄馬では通行キップと財布の出し入れが大変なのだが、ETCはイトも簡単、もっと早く導入すれば良かったワイ。八王子からはR16で相模原、ここからR129で厚木に出て、いつも混雑している長後街道を帰ります。渋滞を覚悟していたのだが、「土曜ではあるが文化の日の祝日+20時を過ぎた時間」で渋滞は全くなく、ストレスなくご帰館。20時半を過ぎていては当然孤食となり、一人寂しく(第3の)ビアーを飲むのでした。本日走りに走って690Km。高速を多用はしたが、この内350Km超は下道で、まぁまぁ走り応えがあった一日であった。当然、飲んだ後は、疲れ果ててバタン・キュー、オヤスミなさい
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