■   兎城  ■
■期日 H19年7月28日(土) 【長野県】飯田市・富田城・兎城・小笠原館・伊豆木城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木IC〜東名高速〜沼津IC〜R1〜磐田C〜P44他〜旧天竜C
       〜R152・R474他〜飯田C〜R151〜東栄T〜R473〜旧佐久間T〜R152〜旧天竜C
        〜P44他〜磐田C〜R1〜掛川IC〜東名〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 
 地球温暖化の影響か、関東はヤケに梅雨明けが遅れている。この影響で、もう1ヶ月以上も鉄馬に跨っていない。とうとうイライラが爆発。まだ気象庁は梅雨明け宣言をしていないが、HYDは勝手に宣言して出掛けることにした。とは言っても、急に決めたため攻城先の資料集めをしていない。とりあえずツーリング主体とし、以前に近くまで行って、場所がほぼ分かっている信州・飯田の小笠原館・松尾城でも攻めよう、とベリー・アバウトな計画。例によって朝も早よから起き出し、七つ発ち(うそ、ちょっと遅れて4時半過ぎ)。ところが、1ヶ月以上も危ない放置プレーをさせていたものだから、愛馬はなかなか機嫌よく目覚めてくれない。エンジンは一発でかかるのだが、すぐにストール。3回目でようやく元気になった、「ふぅーっ、セーフ!」危なかったワイ。自作の太陽電池+充電器で常に満充電にしていたお陰で、バッテリーの心配をしなくても良いのは心強いが、放置プレーをさせていると、タマにこのようなコトがある。原因は何だろうかしらん。それでも走り出してしまえばコッチのもの。厚木インターから東名に乗り、沼津インターで降ります。ここからは一般道、とはいってもバイパスが多いから、静岡市周辺の渋滞(これもH20年春には解消の筈)を除けば快適・快適。磐田からは天竜川沿いの県道343で北上し、旧天竜市に入ります。ここからはR152をヒタスラ北上です。とは言っても、R152は途中で途切れているので、兵越峠を進み旧南信濃村に入ります。ここからR152、R474等で飯田市に向かいます。が、途中で道をどう間違ったのか、旧喬木村を通過する旧道○○(失念)という道を進んでしまった。まぁ、どうしたって飯田市には行けるワイ。で、最近トミに進んだ老眼の目でも、道路脇の「花の城址公園」の標識が目に入ります。「う〜ん」まだまだ動体視力は衰えていないゾ。当然、寄り道をして行く、行きがけの駄賃である。標識に従って小山の頂上部に着くと「富田城」の案内板が立っている。飯田市と地区の眺めがすこぶる良好だが、遺構は郭跡位しかなく狼煙台跡か何んかでしょうネ、きっと。地図で確認すると、旧喬木村・富田地区内です。
富田城址 富田城址からの冨田地区
  この後天竜川まで進み、今度は県道1号線で天竜川沿いに下って行きます。すると左側の崖側に「兎城公園登り口」の小さな木碑が立っています。「う〜ん」、又しても我ながら見事な動体視力じゃぁ。と自画自賛して登山道を登りますが、崖状地形のため道が途中で崩れている。ここで道を間違えたのか、トンでもない悪路を進むことに。それでも登り切ると民家の下に到達。ということは、苦労せずに来られるってコトね、ガックリ。ここから雰囲気のある場所に向かって進むと、立派な「兎城城址・外堀跡」の石碑が迎えてくれます。さらに進むと、高い土塁や横堀が残っている主郭に。河岸段丘上に構築されたコジンマリした城です。県道に戻り、川沿いをさらに下って500m程で古色蒼然とした天竜橋です。行かれる方は、くれぐれも県道1号線からでなく、上から楽してどうぞ。
兎城址、主郭の土塁 兎城址、主郭の高い土塁
兎城址、腰郭 兎城址よりの眺め
兎城址、外堀跡の石碑 県道1号線、兎城址への登り口
  天竜橋を渡って、R151を南下すると、小笠原家書院への標識が出てくるので、標識に従って進みます。が、又しても、どう間違ったのか、目的の小笠原家書院へ行き着けません。ウロウロしてもラチが明かないので、元のR151に戻り、別の「小笠原家...」の標識に従い進むと、今度はOK。ズイブンと時間をロスってしまった。鉄馬を案内板のある入り口近くに停め、早速小笠原家の居館に進みます。大手門跡や物見跡を過ぎると立派な書院が建っています。でもロス時間が気になり資料館等はパス。
小笠原館、大手門址 小笠原家書院
  書院のそばに伊豆木城があるという記憶を頼りに、居館の上の山の中をウロウロします。が、それらしい雰囲気はプンプンなれど、特に何もなさそう。受付で聞くと「もう200mほど上流の山側ではないか」という話である。居館に登る所にあった案内板の小川に沿って上流に500m程も進むと、山側に入る道がある。これを登って行くと3、4分で多段の段郭があり、さらにドンドン登って行くと主郭です。副郭と幾つかの堀切も残っています。
伊豆木城址、主郭跡 伊豆木城址、主郭脇の堀切跡跡
伊豆木城址、登り口
  さぁてとぉ、松尾城等もスグソコなんだが、暑いせいか、それとも久し振りの野駆けのせいか、何んか疲れ果てしまって攻城への気力が萎えてしまった。こういう時は無理せずに帰ろうかぁ。諏訪へ出て帰るツモリだったが、得意の望天観測によると北側は雨だなぁ、きっと。ってんで、R151を南下して帰ることに変更。所々に白い点線があるR151を快適に進み、東栄町からR473を進みます。佐久間からは来た道を戻ります。途中、トンネル内で「?!」。ヘッドランプが点灯していない。1ヶ月振りの鉄馬ということもあり、出掛けにタイヤ・ランプ類・ブレーキなどを確実にCHKしたんだが...。来る途中の静岡辺りでLow側のランプが切れてしまい、High側を点灯していたのだが、両方とも切れてしまったとは。これでは危険が危ない、というか暗くなったら走行不能になってしまう。ガソリン・スタンドで鉄馬に飼葉を与えた際、GS脇を借りてトラブル状況を確認。すると、どうやら両ランプとも切れているのではなく、接触不良のようだ。コードを動かすと、点いたり消えたりする。と原因は分かっても、肝心の接触不良箇所が分からない。1ヶ月ほど前にもLow側のランプ・ハウジング内で接触不良があった。この時はファストン端子がNGで急遽手持ちのモノに取替えた。当然まずこれを疑ったが、大丈夫のようだ。次いで、High側のゴムカバーを外して中を見ると、中でコードがプラプラしている雰囲気。コードを引っ張ると抜けてきた。「なぁ〜んだ、アース側の端子がランプ側の端子から外れただけジャン」と楽観、ひと安心。コード側の端子部を見ると、プラスチックのカバーが熱で炭化してボロボロ状態。炭になったプラ部を捨てメス端子をムキ出しにして、ハウジング内のオス側に挿そうとするのだが、ナカナカ挿さらない。ここで楽観→悲観へ急転回。おかしい、挿さらない訳がない。でも何度やっても同じ。挿せない理由が全く分からない・思い付かない。ここで意を決して、ハウジング内を少しでも見えるように、鉄馬の左側のカウルを外すことにした。幸い、工具類はいつも携行している。10本のビスを外しサイド・カウルを外します。狭いスキ間からランプのハウジング部内を見ると、何やらオス端子部は根元の少し上から折れている気がする。これでは「挿せそうで・挿せない」訳である。と、原因が分かっても問題が解決した訳ではない。さすがに半田ゴテでもあれば、簡単に仮修理位はワケ無いんだが。でも、そんなに便利なモノが有るワケが無い。イロイロ試行錯誤して、ランプを固定するバネ上のピンの片側部分にメス端子を挿してみると、あまりガタつかず電流が流れそうと分かった。ビニールテープでピンとの接続部を絶縁し、ガムテープで固定して仮処置完了。このまま無事に家まで帰られるか心配ではあるが、なるようにしか・ならない。ズイブンとここで時間をロスってしまったし、なるべく明るい内に帰り着きたい、というコトから掛川インターから東名高速に入ります。途中、御殿場辺りでHYDと同じ種類の鉄馬を追い越した。色も全く同じオレンジである。思わず手を振ってしまった。マイナーで同色な鉄馬である、どこの誰だろうか、などと思いながらそのまま突っ走った。中井辺りから渋滞にハマってイライラしながら厚木で降り、いつもの長後街道で20時を少し廻ってご帰館。当然、夕飯は寂しく孤食である。でも久方振りの野駆は楽しかったワイ、トラブルは有ったけれど。本日、700Km超はこれまでで最遠距離かも。もっとも、この内240Kmは高速道とは、チョチお下品。

【F650仲間のMLで、同型・同色の鉄馬乗りはlascalaさんだっということが判明。オフミでお会いしたこともある方である、すれ違う時もっとよく見れば良かったワイ】
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