■   板木(雷土)城  ■
■期日 H19年8月10日(金) 【新潟県】魚沼市(旧小出町)・板木城(雷土城)
                         小千谷市・稗生(ひう or ひゆ)城
                              【稗の漢字ではなく「草かんむりに稗」です】
■ルート 戸塚自宅〜R1・R16〜入間IC〜圏央・関越〜赤城IC〜R17〜小千谷C〜R17
       〜月夜野IC〜関越・圏央〜入間IC〜R16〜相模原C〜R129・P22〜自宅
■コメント
 8月に入って、遅れに遅れていた梅雨明け宣言がようやく出された。それなのに・それなのに、先週の土日は●な天気で出掛けられず。「梅雨明け10日」と言う位に、晴天が続く筈なのに。う〜ん、どうも気象庁のバカ共はマタしてもチョンボを仕出かしたに違いない。と「イライラがさらにブートされた」+「20日ほど前の中越沖地震が気になる」→急キョ、夏休みの計画を一日早めて8/10より取得することに変更した。当然、野駆けに出る。行き先は高校時代の友人が住まう越後・小千谷である。とにかく遠い所なので、早寝・早起きで、七つ(午前4時)だち。入間インターからは高速に乗り、赤城インターまでぬふわKmと、えらく神妙にワープ。ここから下道のR17を北上します。高速を神妙に走った分、下道は暴虐無道の走りっぷり(ヲイヲイ、官憲が居たらどうする)。三国峠も「アッ」という間に通過し、南魚沼を過ぎて旧小出町に到着。R17「原虫野」の信号を右(東)折し、曹洞宗の古刹・西福寺へ向かいます。この境内に「東海北陸自然道」の案内標識があるので、これに従い「TV塔」を目指して狭い舗装道を山側へ入ります。山の稜線に出るとTV塔が林立した場所に到着し、板木城を含む自然道の案内図が立っています(後から分かりましたが、R17の「虫野上口」バス停そばにも立っています)。舗装道はココまで、ここから自然道を歩きますが、いきなりシッカリした堀切跡が。4箇所の堀切跡が確認出来たところをみると、どうやらTV塔が立っている所は、支城の郭跡のようです。自然道は、幅広で整備された道ですが、残念ながら最初だけでした。道の左右の下草が全然刈ってなくて、歩くのがドンドン難儀になっていく。それ以上に大変なのは、道を阻むように両側から張られたクモの巣。何度も顔にイトが引っ掛かり、イヤな思いをします。勿論、木の枝を振り回して歩いていて、キッチリ防御している(ツモリ)のだが、やられてしまう。悪戦苦闘しながら進み、城山の頂上にソロソロ到着かと思う所で、今度は背丈の高い雑草で前方をフサがれます。HYDの頭より高い雑草で、前後左右が全く分かりません。かといってソロソロ頂上の筈である。「えぇーぃ、ままよ」とばかり棒切れを振り回して、雑草をナギ倒して進みます。が、当然ながらナカナカ前へ進みません。ここで、急に右手の甲に鋭い痛みが走ります。「痛ッ!」となって右手を見ると、蜂がブンブンと手の周りを飛んでいる。どうやら、ヤブを突っついて、蛇ならぬ蜂の巣を突っついたようだ。ブンブンと蜂が大群になってくる。コレにやられたのでは、たまったモノではない。かなりの長い時間ジィ〜ッとしてから、道を外れて(どうせ道はあろうと/無かろうと同じ)頂上を目指します。それにしてもスズメバチやヤカンバチでなくて良かった。小型の蜂で幸いであった、と子供の頃に大型の足長バチに刺されて、ポパイの腕のように腫れたコトを思い出してしまった。で、蜂の巣に遭った場所から10m程で頂上(主郭)に到着。ただし、この移動に5分近くかかってしまったワイ。主郭も高い雑草で覆われており、自由に歩き回れない、残念。それでも安心したトタンに、さっきの刺された所が痛くなってきた。早く手当てをしなければ。と思っても当然何も持ち合わせがない。しょうがない、子供の頃によくやったように、小便を手にかけよう。とまれ、「汚い」と言うなかれ。自分の体の中にあったモノである、汚い筈がない。効能は であるが、何かの足しにはなる筈。頂上付近も下草が刈ってあれば、見晴らしが良いのであろうが、...。城址の案内板が立っている付近だけは、背丈が低い雑草なので、雑草をナギ払って記念撮影をパチリ。但し、この案内板には城山を境とする、隣の南魚沼市側の地名である雷土城と標記されている。主郭手前に4箇所の堀切は確認出来たが、この先の防御施設跡は行けずに未確認。なおTV塔から35分要したが、クモの巣+蜂騒動+下草の三重苦が無ければ、20分位で登れるでしょうなぁ、きっと。

■37°11′30.4″−138°58′16.4″、TV塔からの比高は123mです。 
i板木城址、主郭跡 板木城址、主郭脇の空堀跡
板木(雷土)城址 板木城址、登山道よりの小出市街
板木城址、TV塔近くの堀切跡 板木(雷土)城址の遠望
 次いで、R17を北上し小千谷に入ります。第2小千谷トンネルを過ぎて、R291で、稗生(ひう or ひゆ、ひの漢字は草カンムリに稗)地区に入ります。宇都宮神社前を通り、極楽寺を目指します。境内の駐車場に鉄馬を停め、先ほどの板木城と同じように、東海北陸自然道の案内図が立っています。この案内図に、これから登る稗生城が明記されています。さぁてとぉ、今度の道はどうであろうか。こちらの道は下草も刈ってあり、すこぶる歩きやすい。登り始めてスグに水場があり、空きPETボトルに冷水を詰め込んで登ります。が、やはりクモの巣に阻まれます。棒切れで、これを払いながら進み、25分(クモの巣が無ければ20分弱の筈)で城山の頂上に。郭跡と堀切跡が確認できるが、それ以外の遺構はなさそう。主郭よりの眺めはスコブる良い。

■37°18′52.2″−138°49′21.6″、比高は計測ミスで不明、スマンソ。
稗生城址、主郭跡 稗生城址、主郭脇の堀切跡
稗生城址、主郭跡 稗生城址主郭よりの眺め
 さて、先日の中越沖地震では小千谷近辺もズイブンと揺れたそうだが、特に被害を受けたような場所は見当たらなかった。友人の住む所は大丈夫だったかしらん。城を降りながら、ケータイをかけると、元気な声が聞こえてきた。どうやらモノも落ちなかった位の揺れで被害は無かったようだ。在宅が分かったので友人宅を訪問し、元気な顔を見てサヨナラ。ユックリもしておれないのだぁ。ここは越後の国でも日本海にもほど近い所である。急いでR17を南下します。角栄さんのお膝元なので道路は広く走りやすい。快適に三国峠を越えます。ここからは上野の国、道はグーッと悪くなる。ここで得意の望天観測で、もうじき夕立が降ると見た。また時間が時間である、月夜野インターから高速に乗ることにした。夏休みシーズンということもあり、平日なのに渋滞はしていないが混雑している。ソコソコの速度で走り、入間インターを降り、ここから渋滞のR16、R129、長後街道と進んでご帰館。本日、640Kmと結構走ったワイ。シャワーも浴びず、速攻でビアーを喉に流し込むのでした、チャンチャン。
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