■   中山城  ■
■期日 H19年6月23日(土) 【長野県】長和町・和田城・中山城・御岳山城、
                         上田市(旧武石村)・小山城・鳥屋山砦
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木C〜R412〜相模湖IC〜中央道〜甲府昭和IC〜R20
       〜富士見T〜P17・R152〜白樺湖〜ビーナスライン〜和田峠〜R142・R152
        〜上田C〜R142〜佐久C〜R141〜韮崎C〜R50〜身延T〜R300
         〜本栖湖〜R139〜冨士宮C〜P72・R469・P23〜裾野C〜R246
           〜御殿場IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
  またまたビーナスラインを攻めようと思い立ってしまった。至高の雲上ワインディングを思い出すと、どうにも・こうにも止めようが無い。例によって早寝・早起の良い子で、夏至ということもあり、何と七つ前(4時前)には出っ発。七つだから、もう明るいワイ。先々週と同じコースで進むが、途中甲府の牛丼屋でシッカリ朝飯を食べて、白樺湖に着いたのは7:30頃。ビーナスラインを攻めるのには丁度良い時間である。しかも昨日までの雨が上がり、風もソコソコあるものだから、これまでで最高の景色が全面に広がっている。いつもは風景何ぞには見向きもしないで走りに徹するのだが、今日はビュー・ポンイントで鉄馬を停めて絶景を3回も堪能。八ヶ岳、富士山、南アルプス、甲斐駒、御岳、乗鞍、槍穂、表銀座と山並が続き、眼下には諏訪・安曇野が広がります。う〜ん、目の保養、心の法楽である。でも、ノンビリさせてくれないのがビーナスライン。早く走ろうとセメぎたててくる。いつもと異なるのは、途中で停まっただけではない。今日はギアを1速落として走ってみた。もともと単気筒特有のトルク感が楽しい愛馬であるが、1速落とすと凶暴な面がムキ出てくる。赤い領域まで簡単に吹き上がり、コーナーに突っ込んだ後にムチを入れると、乗り手の意のままにワケもなく速度が上がる。当然、アッというまに和田峠の所に到着。ここから下道に入ります(ヲイヲイ)。R142を北上して行き、中仙道の和田宿に入ります。県道178号線を進むと山間(あい)の追川に架かる釈迦堂橋に。橋のタモトに「和田城址へ0.3Km」の標識が立っているので、脇の墓地に鉄馬を停めて登ります。手スリのある立派な登山道を進み、6分程で主郭に到着。見事な2重堀切や幾つかの堀切、竪堀、土塁跡が残っていますが、見晴らしは松林でイマイチ。

■36°12′35.6″−138°12′36.2″、比高は橋から74mです。
和田城址、主郭跡 和田城址、主郭跡
 R142をさらに北上し、R152との交差点の南側の山を今度は攻めます。交差点近くで依田川と大門川とが合流しています。ここから中山城がある山を眺めるとオニギリ型をしていますが、和田宿側から見ると、見るからに城址らしい雰囲気プンプンの山姿です。登り口は尾根の先端で、夏草ボウボウで分かりづらいですが、シッカリした石の階段があります。登り始めてスグの尾根上に稲荷神社があり、さらにドンドン尾根上の道を登って行くと、麓から13分で土塁跡が残る主郭に到着。見事な3重堀切が残っています。堀切跡が数多く、7条までの堀切を確認しましたが、もっと多いかも。土橋・竪堀も残存してます。ただ、登る途中の岩場で少し見通しが良い場所がありますが、その他には松林等の樹林で見通しはNGです。

■36°13′59.7″−138°14′59.4″ 麓の大和橋からの比高は181mです。
中山城址、主郭跡 中山城址、土橋跡
中山城址、尾根道よりの眺め 大和橋よりの中山城址
中山城址、尾根端の登り口
 R142とR152とが合流し、すぐに長久保の交差点で今度は分岐しますが、今度はR152を進みます。長久保から2Kmほど進み、左(西)折して、狭いが簡易舗装の不動沢林道を進みます。500mほど進むと大きな砂防ダムが現れるので、ダムの先100mの所に鉄馬を停めます。右の山側に竪堀跡のようなものが見えたのです。この山上に御岳山城があるのですが、登山道は無いという情報のため、この竪堀のような所を直登します。アエギ・アエギ急斜面を15分登ると、いきなり灯篭が2基立っている2の郭に到着です。アッレレ、立派な灯篭が...。上の主郭跡に行くと、朽ち落ちた屋根瓦と僅かに残ってる屋根の下に不動明王の2座が威厳を持って立っています。光線の具合ですごく神々しく見え、思わず、合掌。堀切・土橋・郭跡が残っていますが、ここも眺めはイマイチ。帰りは、参道を辿って降りていきましたが、ダム脇の「古町防災資材備蓄庫」という建物の左側に出ました。ここから登れば、10分位で楽に攻城可能ですヨ。

■36°15′42.2″−138°15′13.4″、比高は134m。
 R152を進み県道62号線で旧武石村方向に入ると、すぐ左側に小山(丘の方が適切な表現かも)が見えてきます。この山上に、その名も小山城址がある。これを攻めますが、登り口までは調べてこなかった。こういう場合は神社か寺の裏に登り口があるというお約束で、先ずはコレを探します。県道から山裾に入ってスグに稲荷神社の石の鳥居があったので、ココから攻めてみることに。鉄馬を日陰の場所に停め、それらしい登山道を進みます。どうやらピン・ポ〜ンらしい。ドンドン上へ登って行きます。約10分で頂上の主郭跡に到着です。幾つかの帯郭跡や堀切らしい跡も残っているが、期待していた眺めは × です。帰りは登って来た道を間違えて、歩き難い道を下ってしまった。着いた所は、稲荷神社よりチャンとした神社の横手であった。どうやら、いくつものルートがあるようだ。

■36°17′41.0″−138°14′46.1″、比高は計測忘れ。
小山城址、空堀跡 鳥屋山砦よりの小山城址
小山城址、登り口の稲荷神社
 今度は小山の登り口である稲荷神社から北西方向に見える小丘を目指します。武石・鳥屋(とや)地区に入り、山裾の小さな弥勒寺へ。この寺の墓地脇に、鳥屋山砦への登り口がります。雑草がボウボウで分かり難いですが、シッカリした登山道があります。約7分で小さな神社のある主郭に到着です。ここにも2重の堀切、土塁跡が残存してます。主郭の廻りは、石積みで補強されているようにも見えるが、後世のものかしらん。主郭からの眺めは、あまりよくなく先ほど登った小山城が眼下に眺められるくらい。

■36°17′56.9″−138°14′24.3″、ここでも比高の計測忘れ。
 さぁてとぉ、朝飯を満腹に食べたのだが、12時を回ってソロソロ小腹が減ってきた。コンビニ弁当でも、と思ったのだが眼の前にラーメン屋の看板が。ラーメンを食べられるほど、まだ腹は減ってはいないが、エェ〜イ面倒ダァ、食べていこう。ってんで、店に入ったのだが、あまりうまくもないタンタン麺であった、ガックリ。このガッカリが効いたのか、まだ2箇所ほど攻城予定であったが、途中放棄。R142で佐久に入り、R141で野辺山・清里と南下。韮崎に着いた段階でまだ日が高いので、R50で更に南下し、身延からR300で本栖湖に。ここから富士の裾野をグルーっと走り、御殿場インターから東名に乗ります。梅雨の真っ只中という理由だろうか、いつも渋滞している松田〜厚木間も、ノープロブレム。厚木インターからは、渋滞の長後街道を帰り、19時にご帰館とあいなった。鉄馬の世話をし、シャワーを浴びずに「いただきま〜す」。今日は発泡酒ではなくビアーで乾杯、ヨーッお疲れさん。本日530Kmどすた。
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