■   中野(雨鳴)城  ■
■期日 H19年4月7日(土) 【山梨県】南アルプス市(旧甲西町)・秋山氏居館・中野(雨鳴)城
                           (旧白根町)須沢城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木IC〜東名〜沼津IC〜R1〜静岡(興津)C〜R52〜南アルプスC〜P34他
        〜笛吹(境川)C〜P34他〜御坂T〜R20〜勝沼IC〜中央〜相模湖IC〜R412〜厚木C
         〜P22〜自宅
■コメント
 ここ1ヶ月ほど雨模様+下駄箱製作で野駆けには出ていない。気温も上がり絶好の野駆けシーズンなのに。今度の土日も雨模様というご託宣であったのが、金曜日になって降水確率が4020%と低下、これは行くしかないでしょう。ちょうどこの日は笛吹市で愛馬F650のML仲間のオフミもある。攻城を早目に切り上げ、オフミに参加しようと目論んだのでした。で、5時前に起床、6時チョチ前に出っ発となった。まだ渋滞時間に間がある長後街道をヒタ走り厚木インターに。ここから東名で沼津までヒトッ走り。インターを出たところのスマル亭で、トラックの運ちゃん達と一緒に天ぷらウドンを食し、腹ごしらえ完了。コクイチを興津まで走り、ここからR52を北上します。この道は信号が少ないのはありがたいのだが、イカンセン黄色線が意味もなく引いてあるのが困りモノ。モミジ・マークの軽トラの後に付いた日にゃぁ、確実にキレます。南アルプス市に入ってすぐを左(西)側に折れ、秋山地区に入ります。ここで犬の散歩をされている地元の方に秋山氏居館跡の場所を尋ねると、ご親切andご丁寧に教えて頂き、山裾の熊野神社に到着。案内板もシッカリしている。案内板によると、どうやら境内が城域のようだ。でも書かれている堀跡は確認できず。ここでも犬の散歩の地元の方と「もう1週間早ければ、桃の花が満開だったのに、残念ですネ」から話が弾み、イロイロと秋山氏居館のことなどを伺う。ついでに、雨鳴(あまなり)城のことを尋ねると、隣の増穂町の平林地区から行けるとのこと。しかも、遺構の状態についてもナカナカお詳しい。う〜ん、この地区の皆さんは、郷土の歴史に誇りを持っておられるようだ、スバラシイ
秋山氏居館跡
秋山氏居館跡、熊野神社
  一旦、増穂町に戻って、県道平林線で山中の平林地区に入ります。途中のとてつもない山峡の道からは想像も出来ないほどに、大きな集落が山腹に出現して驚きます。棚田で農作業をされている地元の方に、雨鳴城への行き方を尋ねると、ここでも親切かつ丁寧に教えて頂いた。普段行かない場所な筈なのに、よくご存知である。う〜ん、やはりスゴ過ぎる。でも、教えて貰った道は間違っていなかったが、すごくガレた場所を走る羽目になり、かなりの涙目に。で、人造の「さくら池」に着くと立派な舗装道が出現。この辺一帯は、増穂町の「ふるさと自然塾」公園になっている。ということで、この公園を目指して進めば舗装道により楽勝に来られます。で、池より「県民の森」方向に500mほど進むと、右手(東側)に中野城址(城山)への案内板が立ってます。どうやら、県民の森側から来た方が便利&道路が整備されていると思われます。ここに鉄馬を停め、攻城開始。入り口に城址まで30分と書かれていますが、半分の15、6分で主郭に到着です。どうやら体力の方は戻ってきたようだ、ウレシや。で、いきなり虎口がお出迎えです。主郭は狭い三角の形をしており、一部に土塁が残っています。さらに進むと、展望台があり、富士山が目の前に現れ、南アルプス市が眼下に広がります、絶景^2。さらに進むと虎口が2箇所残存、いくつかの郭も残っています。展望台に戻り、しばしマッタ〜リして下山。ところで、地元の方はこの城を雨鳴城と呼んでおられるが、案内板には中野城と書かれている。どうやら秋山氏居館跡の後方の山が雨鳴城で、この中野城の支城(砦)のようである。地元の人は全部を雨鳴城と呼んでいるようだ。

■35°35′30.7″−138°24′58.8″、案内板よりの比高は192mです。
中野城址、主郭下の武者走
中野城址、主郭下の虎口跡
中野城址、主郭跡
中野城址、主郭の案内板
城山展望台よりの眺め
中野城址、登り口
 また南アルプス市に入り、今度は芦安方向に御勅使川を溯ります。途中、白根桃源天笑閣があるので、川の反対側へ行く道を探します。信玄の「将棋頭」への標識の道を進んで橋を渡ります。渡ったところで川上への道を進むと、須沢城への標識が現れ、これに従って山の上へと進みます。途中から未舗装になり、あまり荒れていない道を500mほど進むと平坦地に出ます。この辺りが須沢城の城域。現在は果樹園になっています。御勅使川側は急峻な崖で天然の要害となっている。主郭と思われる場所には、土塁跡と思われる地形が残り、小さな宝篋印塔(ホウキョウイントウ、この字は書けませんネ、ワープロでないと)と五輪塔が立ってます。遺構は確認できず。
中野城址、遠景
須沢城址、案内板
須沢城址、宝篋印塔
須沢城址よりの御勅使川
  さぁてとぉ、そろそろ鉄馬F650のオフミ会場へ行こう。56歳にもなってオフミに初参加とは、かなりコッパズカしいが、何事も経験である。意を決して会場に。でも会場の「ふるさと公園」の中心部、古墳のある芝生に入っても、この場に及んで戻ろうかとも考える小心者がそこに居た。さすがに戻るわけにはいくめぃ。同じ色のF650CSの馬主(la scala)さんも居られるようだし。で、皆さんの輪の中に入って、自己紹介など、楽しいひと時を過ごすのでした。皆さん、煙たがらずにありがとさん。14:30で解散となったが、どうやら雲行きが怪しい。得意の望天観測では「雨が降ってくる」と直感。お別れの挨拶もソコソコに速攻で鉄馬にムチを入れるのでした。勝沼インターで中央高速に乗り、笹子トンネルの直前でヤッパー雨が...。トンネルを出ても小雨は続き、相模湖インターで降ります。R412でも小雨が続きますが、半原辺りで止み、濡れるほどではなかったのに安堵。しかし、逆に道は渋滞が続き、イライラしながらR412・長後街道と進み、17:20にご帰館。夕飯前に風呂に入る余裕のヨッチャンで、風呂上りのうまいビールを喉に流すのでした。本日ちょうどピッタンコ400Km、お疲れさん。
F650MLオフミの会場
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