■   小岩嶽城  ■
■期日 H19年5月27日(日) 【長野県】安曇野市(旧穂高町)・小岩嶽城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木C〜R412〜相模湖IC〜中央道〜甲府昭和IC〜R20
       〜富士見T〜P17・R152〜白樺湖〜ビーナスライン〜扉峠〜ビーナスライン
        〜白樺湖〜ビーナスライン〜美ヶ原〜美ヶ原林道〜松本C〜R19・P51
         〜池田T〜P57他〜松本C〜R19〜塩尻C〜R20〜甲府昭和IC
          〜中央道〜相模湖IC〜R412〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  先週は草津・志賀道路で雪との格闘で大変であった。となると、もう一方の関東の走りたい道路の雄、ビーナスラインを攻めない手は無い。バイクのお師匠さんに声を掛けると、「行こう^2」のリプライ。で、降水確率も10%と天気も良好、ついつい朝は3:30に起き出してしまった。出っ発は4:20と七つ発ち(ななつだち)である。でも、この時間でももう明るい(というか、七つだから当たり前)。お師匠さんとの約束の集合時間は、白樺湖で9:00である。ザッと3時間半かかると計算して、余裕をみて4時間とし、朝飯やら休憩とかを考えていく内にドンドン早くなってしまった。で、戸塚から相模湖インターまで65分と快調に飛ばし、中央道もぬうわKmで巡航して甲府昭和インターで降ります。ここからは甲州街道(R20)を西へ。富士見町まで1時間半と見たが、流れに乗っただけなのに60分と調子が良い。ここから30分で県道17号線他で白樺湖の湖畔に。朝飯を食べても、まだ7:30だよ〜。9:00までの有り余る時間を考え、ビーナスラインをヒトっ走りすることに。ドン亀の観光バスが居ない時間帯だから、ビシビシ鞭を入れることが出来ます。で、扉峠までの往復50数Kmの天上の野駆けを往復で堪能。湖畔に戻っても、マダ時間が余っている。もう1回行こうか、とも思ったのだがどうにも右肩が痛い。左右均等に痛むのではなく、右肩だけである、おかしい!。激痛というほどでもないが、その痛みもヤワではない。もしかして、五十肩の再発?ってかい。手の平を壁に当てて、指先をドンドン上へ進ませて肩のストレッチをすると痛みが和らぐ。もしかして、もしかするかも。などと思っている内に、お師匠さんご登場。一服してから二人でビーナスラインを攻めます。少し霞がかかっていて、北アルプス等の展望はイマイチだが、雲上の野駆けは超楽しい。途中、三峰で休憩してアツ・熱のオヤキを食べます。美ヶ原からは武石峠を経て、美ヶ原林道で浅間温泉へ。ここからR19に出て明科へ、さらに県道51号線で池田町に。町立の美術館を目指し、近くの「安曇野・翁」の蕎麦屋へ。ここは超有名店、12時前の空いている時間に店に入り、極上のざるソバと田舎ソバの2枚をペロリと平らげるのでした。それにしても、この店はスバラしい。ソバの味だけでなく、景色も店の中も、店員の立ち居もトイレも、全て一流である。長坂・翁店が代変わりでマズくなったという風評に対して、コチラは逆かも。いつもの野駆けでは、こういう店には入らないのだが、タマに入って良かったワイ。で、お師匠さんとはここでお別れ。HYDは安曇野の攻城を目論んでいたので、先ずは旧穂高町へ。県道25号線でツーリング・マップルを見ていると、ヒトの良さそうなジイ様が声を掛けてくれます。折角だから小岩嶽城への道を教えていただくと、25号線ではなく、もう1ポン西側の道そばにあるらしい。実際に行って見ると安曇野アートヒルズミュージアムと穂高温泉郷との中間辺りの所にあり、城址公園の標識があり分かりやすいです。模擬・門がある公園の駐車場に鉄馬を停め、門の左(北)側にある山側への道を進みます。ドンドン進みますが、途中で空堀と土塁跡が右側に少し見えただけで、それらしい雰囲気はなし。それでも進んでいくと、模擬・物見櫓の所にイキナリ出た。太い柱などはカンナを掛けおらず、ナカナカ凝っている造作です。櫓内の暗い階段をコワゴワ登って行くと、安曇野のスバラしい眺めが待っていてくれます。この趣向も面白い。で、これだけで終わりかしらん。と思ったが、そんな訳はない。駐車場の案内図にはイロイロと描かれていた。帰りは左(北)側へ入り込む狭い道を進むと、郭跡が幾つも残っています。最上段が主郭である。主郭の端には、朽ちようとしている小さな神社があります。また墓標もあり、幾つかの木板に書かれている文字を読むと、小岩嶽戦没者慰霊...と書かれている。公園の案内板には「500人の首を取った」とか「足弱を数え切れない位に取った」(当然、奴隷以下になった筈)とか書かれていたが、凄惨な惨劇があったんだろうナァ。主郭入り口付近には石積みで補強された虎口が残っています。幾つかの郭跡には空堀や土塁跡も。主郭から山上への道はありそうで、また案内板にも山上には堀切等の記しがあるのだが、「入山禁止、違反者には罰金20万円」と書かれていたので、興ざめして真っ直ぐ下山。駐車場の横に出ました。どうやら主郭に簡単に行くのは、模擬・門の右(北)側の幅広な砂利道を登るようです。
小岩嶽城址、副郭の空堀跡 小岩嶽城址、主郭跡
小岩嶽城址、主郭の慰霊碑 小岩嶽城址、主郭の石積みの虎口跡
小岩嶽城址、模擬物見櫓よりの眺め 小岩嶽城址、入口の模擬・門
小岩嶽城址、入口脇の案内板
  さぁてとぉ、次はどの城を攻めようか、という前向きの考えも浮かんだのだが、ビーナスラインを終えてからの、武石峠までのグネグネ道と美ヶ原林道のグネグネ道で疲れ果ててしまった、という考えの方が強かった。早い話、「疲れたから、もう帰ろう」である。R19に出て混雑した松本市内を抜け、塩尻からはR20を進みます。それにしても、右肩が痛い。信号で止まる度に右手を上げたり回したりして、ダマシ・ダマシ甲府まで。でも、ここでツイにプッチン。甲府昭和インターから中央道に乗ります。行楽シーズンである、例によって「談合坂SA〜小仏トンネル15Km渋滞」の電光表示がチカチカ。いつものコトだから、しょうがない、とは言わないゾォー。これは道路行政の怠慢である、責任者出て来〜い。などとブツブツ言いながらスリ抜けを繰り返し相模湖インターを降ります。ここからR412・長後街道と眼をツブっても走れる道を進んで、19:00前にご帰館。鉄馬の世話をしてから、シャワーを浴びてシッカリ臨戦態勢に入り、冷たいビール(今日も発泡酒でなく本物、有難い)を喉に流すのでした。プッワァー、うんめーぃ。本日、久し振りの600Km超、お疲れさん。早く右肩を治してネ、チャン・チャン
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