■   越後・大澤城  ■
■期日 H18年10月1日(日) 【新潟県】魚沼市(旧湯之谷村)・大澤城
■ルート 戸塚自宅〜横浜新道・第3京浜・環七〜梅島〜R4〜小山C〜R352
         〜小出〜R17〜昭和IC〜関越・圏央〜入間IC〜R16〜相模原C
          〜R129〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 今年の目標の一つである、「R352の走破」がまだ達成できていない。この国道は30年ほども昔に、未舗装の道を車で走破したことがあった。その時は、「珍しい熊の肉を食べたい」の一心で、東京から下道で小出までR17で走り、そこからR352を桧枝岐方面に抜けた。奥只見の民宿で食べた、マタギ料理の熊肉が美味かったことを記憶している。47歳でバイクの免許を取得してからは、鉄馬でもう一度走りたいものだ、と思っていたのだが、どういう訳かこの道は二輪禁止がずーっと続いていた。ところが、今年からようやく二輪が解禁になり、先の目標を掲げた、という訳である。で、土曜の夜のご託宣で、「日曜は降水確率20%で、夜遅くなってから降り出すかも」を受けて目標をクリアするため、早寝・早起きをするのでした。日曜は5時チョチ過ぎに出っ発。もう10月に入ってしまい、日の出が遅い。ズイブンと暗い中を第三京浜で東京に入り、ここから環七を回って梅島から日光街道(R4)を進みます。この道は何回走ったのだろう、150Kmで巡航するバカは今日は居るのかしらん、などと考えながら進みます。でも、今日は超・大人しい人ばかり、残念。小山市街に入った所で、バイクのお師匠さん宅を朝駈けで攻めます。単身赴任のため、在宅していることは少ないのだが、最近になって新馬を購入しため、そちらに夢中で帰省しなかったらしい。しばし休憩・談笑の後、R4の北上を続けます。小山を抜けた辺りで、R352の標識に従い、栃木・鹿沼と抜けて、今市をも抜けると、そろそろ山の中の道に。ドンドン進みますが、周りは緑で景色も良いのだが、如何せん黄色い線が続く道である。どんどんストレスが溜まっていきます。それでも、ガマンの子で進み、福島県に入ります。ここから少し走ったところで、R121との併走から、R352単独道になり、「黄色い線→白い点線」に変わります。道も幅広で、紅葉が始まった景色もナカナカです。当然、鞭をガンガン入れて鉄馬を責めます。桧枝岐まで快適な道が楽しめます。この先も尾瀬への取付きポイントまでは素晴らしい道で、アッという間にこのポイントも通過。でも、ここからは狭くカーブのキツイ道となります。どれだけ走っても、同じような道が続きます。どのくらい走ったのだろうか、気が付いたら、奥只見湖の端っこに到着した。ヤレヤレ、これでR352もそろそろ終わりかなぁ、と一安心。でも、ここからも時間がかかります、ご注意を。人造湖はリアス式海岸のようになっていて、すぐ眼の前まで進むのに、湖に沿って大きく迂回して走らなければならない。しかも沢が多く(多くなければダムの用を為さない)、その排水が地面下のパイプでなく、道路表面で排水させている。そういう場所では水(川)の中を進むことになる。当然「水+凸凹」のため、ペースダウンとなって、なかなか銀山平に近づかない。それでも、きれいな湖と10月でも残雪を残している山並みの景色にダマされて、休みもせずに黙々と馬を走らせます。ようやく11時過ぎに銀山平に到着。でも、ここで奥只見シルバーラインは二輪禁止の看板が眼に入ります。「おーっ、なんてコッタァ!」、しょうがないR352の狭いクネクネ道を進むかぁ。旧湯之谷村に入るまでに、1時間近くを要して、12時を回って旧村役場に現着。役場の北西側の裏山が大沢城です。2.5万分の一の地図では、城山と記載されています。山頂に鉄塔やらアンテナが立っているのが見えるので、シッカリした道があるのだろうと進むと、ありましたチャンとした道が。でもすぐに未舗装に、ガックリ。四輪なら楽勝で登られる道ですが、蹄鉄を変えたばかりの我が鉄馬を労わり、ここからは徒歩で登ります。それでも10分弱で山頂に到着です。アンテナが立っている位なので見通しは大変よく、景色も です。でも、この建物・鉄塔などの建設のためか、遺構は確認できず。代わりに立派な石碑が建っています。う〜ん、千葉の土気城と同じくらい大きくてリッパ

■137°13′54.6″−139°00′04.1″、です。
大澤城址、城山山頂よりの眺め
大澤城址、城山山頂
大澤城址、石碑前にて 大澤城址、遠望
 さぁてとぉ、魚沼市にはイロイロ攻めたい城があるのだが、イカンセンもう時間がない。ここは越後の国だっちゅうの。早々に引き上げよう。ってんで、R352からR17に出て、ここからは南下。結構な速度で進みますが、三国峠を越えた辺りからポツリ・ポツリ。「おんやぁ、にわか雨かしらん?」などと悠長に構えていたが、一向に止む気配なし。しょうがない、雨合羽を着よう。「時間切れ+雨」ということで、沼田の先の昭和インターから関越自動車道に入ります。「オカシイ、今日は20%の確率だった筈、責任者出て来〜い!」と何度も叫んでも、ラチがあかない。おまけに、こんな雨なのに、遊びに出た人が多かったらしく渋滞していて、高速道は駐車場に様変わりしている。スリ抜けをして圏央道に入り、ようやく入間インターを出ます。当然、R16も渋滞の中。主人の気持ちを察したか、愛馬もゴネ始めてしまい、エンストを繰り返すようになってしまった。「オカシイ、こんな鉄馬に育てた覚えはないのだが...」、と愛馬を叱っても言うことを聞いてくれない。ダマシだまし愛馬を進め、暗くなった18時半にご帰館。「フーッ、疲れた」、一度に疲れが出てしまった。それでも甲斐・甲斐しく鉄馬を整備して食卓に着くと、相方・娘は食後のデザート中。なんてコッタ、今日も孤食かぁ。一人で苦いビアを喉に流し込むのでした。本日650Kmなり、この内420Kmは下道でした。疲れる筈だぁ、チャンチャン
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