■ 殿山城 ■
■期日 H18年7月22日(土) 【埼玉県】上尾市・殿山城
■ルート 戸塚自宅〜横浜新道・第三京浜〜玉川IC〜環七〜梅島〜R4〜下野C〜R4
             〜春日部C〜R16〜相模原C〜R129〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  まだまだ梅雨空が続いている、ソロソロ終わりなはずであるが、今年は長くなりそうである。で、ご託宣は聞かいでも、どうせ土日は雨でしょう、と思っていたら、どうやら土曜は晴れにはならないが、雨を避けられそう。但し、信濃中・北部はNG、甲斐はNG、遠江の西部NG、と結構行き先は絞られてしまう。それでも天気分布予報でも、下野はOKと見た。となりゃぁ、下野は日光(旧イマイチではなかった今市)へ馬首を廻らすことにした。七つに起き出し、七つ半に出っ発は、最近のパターン。部屋の中で準備万端整え、露天の厩へ出てみると、何と霧雨である。おかしい、この辺りの降水確率は20%だったのに。まぁ、霧雨だから良いかぁ、ってんで冑のシールドを人間ワイパーで拭き拭きしながら横浜新道、第三京浜で花のお江戸へ。この辺りで、霧雨も止んでメデタシ・メデタシ。環七をグルリと回って、日光街道R4を北上します。途中、朝定食のある店で、朝からラーメン+餃子を食し、さらに北上。すんなり小山市に入り、何時ものようにバイクのお師匠さんを朝駆けで蹴散らすことに。でも単身赴任中のお師匠さんは帰省らしく、ピンポーンを鳴らしても音沙汰なし。再びR4を北上するものの、何やら怪しげな黒雲が前方に。下野市に入ったとたんに、霧雨より粒の大きな雨の中に入ってしまった。少し我慢すれば止むだろうと、タカをくくって進むも、宇都宮目前で完璧に雨に変わってしまい、前方も黒雲が深くなるばかり。サスガに我慢が出来なくなった、急いでUターン。う〜ん、やっぱりご託宣通りには行かないなぁ、といつものグチ。南下するほどに、雨は霧雨になり、小山を過ぎると止んでしまった。でも、いったん臆病風にふかれた態勢は容易に攻撃には切り替えられない。相変わらず宇都宮方向の空は雨模様であるし、根性無く、このまま帰ることにした。春日部からはR16で西へ。この辺りまでくると、曇り空ではあるが雨が降る雰囲気はゼロに。となると、折角出張ったんだから、という魂胆が出てくる。鉄馬用のツーリングマップルという愛用の地図を広げると、イロイロ書き込みがあり、未攻城の殿山城が近くにあることが判明。この書き込みは四輪用の「でか字の関東ロードマップ」に書かれていた城址位置を転記したものである。問題はこの城址位置はかなり正確なのだが、どういう評価で記載されているのか、全く分からない無名の城の場合が多いのである。でも何とかなるだろうと何時もの能天気の性格で、クダンの位置に鉄馬を進めることにした。上尾市丸山公園より北北西に1Kmほどの荒川そばに、殿山聖地墓苑があり、殿山古墳の標識も出ている。この近くに相違ないと判断したのだが、これ以外に「殿山」に関連する標識なんぞは皆目無し。ウロウロしても、やはり無いワイ。殿山古墳跡が城址ということも十分に考えられるのだが、その古墳も標識があるのに見つからない。でも農作業をしている地元の老人が多いのが幸いした。何人かの方に聞いている内に、「今墓地になっている脇に、昔城跡があった。現在は観光っぽい牧場になっているので、そこで聞いたら良い」という耳寄りな情報を得た。すぐに殿山墓地脇の榎本牧場へ鉄馬を走らせます。「おいしいアイスクリーム」という看板が出ているので、すぐに分かります。この看板に釣られて店内に入り、アズキ・アイス250円を注文。ついでに(ウソ、こっちが目的)殿山城のコトを聞いたところ、「自販機横の墓地と牧場の狭い隙間の道を進むと神社に行き着く、そこが古墳あとで城址でもある」ということであった。これじゃ、分かる筈がないワイ。アイスを食べ終え、狭い道を蜘蛛の巣を払いながら進むと、少し大きな祠が2棟建っている場所に行き着いた。どうやら古墳&城址のようだ。物見櫓あとのような感じである。このグルリをウロウロしてみたが、特に遺構はなさそう。そばは荒川で、川の氾濫や牧場を作る際に消失したんだろう、と勝手に推測。

■36°21′37.3″− 139°32′27.7″と出ましたが、これは牧場の駐車場の位置です。
殿山城址、全景
殿山城址、櫓跡の祠
 
 薮蚊がモノ凄い数で襲ってくるので、ホウホウのテイで退散。川越に出て再びR16を進み、相模原からはR129で南下して厚木からは長後街道。でも、まだ時間が早いため大渋滞にはなってなく、ストレス無くご帰館。14時チョチ過ぎという異例の時間帯でのご帰館なので、相方アタフタ。前回・今回と雨の中を駆けたので、愛馬はすっかり汚馬に。時間がタップリあるので、キレイ・キレイ。本日310Kmのプチ・ツーリング、雨さえ降らなければなぁ〜。
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