■   根古屋城  ■
■期日 H18年4月9日(日) 【長野県】上田市(旧真田町)・内小屋城・根小屋城・
                             尾引城・千小屋城・洗馬城・天白城
■ルート 戸塚自宅〜R16〜入間C〜R299・P30他〜小川T〜R254〜富岡C〜P47他
       〜松井田T〜R18〜軽井沢T〜浅間サンライン〜東御C〜P4〜真田T〜P4
       〜小諸C〜R141他〜韮崎C〜R20・R52〜身延T〜R300〜本栖湖〜R139
       〜富士宮C〜P72・R469・R138〜御殿場IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 昨年も同じ4月に、「無謀と知りつつ、オール下道で信州を攻めよう」計画を立てていた。メゲずに今年も、そんな計画を立ててしまった。春の4月は脳を惑乱させる何かがあるのかも。で、土曜は一日中家の中でゴロゴロして、イロイロ作戦を練って(ウソ、そんなぁことはない、午睡をムサボったのだぁ)、気象庁のご託宣だけはマメにチェックしていた。するとどうだ、「明日の朝方まで信州の山間部では雪模様」だとさ。う〜ん、4月なのに弱ったワイ。でもその時はその時、と何時ものように能天気に出掛けることにして、早寝・早起きの良い子であった。七つ(4時)チョチ過ぎに起き出し、5時過ぎには鉄馬に跨って鞭を振っていた。R16で北上し、入間からはR299と県道30号線でさらに北へ向います。R254に移って富岡からは、県道47号線他で松井田へ。ここからR18で上田方向に進みます。軽井沢を過ぎてからは、浅間サンラインを快適に走ります。ほどなく、大好きな道の一つ、県道4号線に入り僅かですが至福の時間を楽しみます。この道は@黄色線が殆ど無い A信号も殆ど無い B車の量も少ない という好条件に、C適度なワインディング D上田と真田を俯瞰できる Eキレイな棚田も見渡せる、そして何より F官憲の姿を一度も見ていない、というおまけ付です。鞭を入れる回数も多くなり、普通の一般道なのに、ぬわわKm以上をコンスタントに(ヲイヲイ)。で、陶酔してしまい角間まで行き過ぎてしまったワイ。真田の中心部に戻り、先ずは標識案内が多く、分かりやすい信綱寺へ。古城緑地公園の駐車場に鉄馬を停めます。この駐車場から寺の山門である「黒門」が丘の上に建っているのがよく分かります。ここには前にも来ていたのだが、内小屋城址の位置がよく分からず敗退していました。今回はシッカリ調べているので、尾根の稜線上にある黒門の所から門の中へ入らず、北へ続く尾根上を少し行きます。すると古い墓が林立している墓場となっている副郭、さらに上へ行くと頂上部の主郭です。主郭の先は堀切跡がかすかに残っています。樹木が邪魔して見通しはイマイチ、黒門の辺りだけはサスガに見晴らし です。
内小屋城址、主郭跡 内小屋城址、主郭脇の堀切跡
内小屋城址、遠望
 次いで近くの横尾神社まで。この神社は、見た目は寺の姿をしているので、注意しないと通り過ぎるかも。というか、通り過ぎてしまったワイ。神社からほど近い、それらしい小丘の麓に行くと、尾引(横尾)城への標識と案内板が立っていて、ピンポーンでした。この城址に限らず、真田町の城址の入口には殆ど標識が立っているので、迷うことは少ないと思います。
   偉いぞ、真田町!
ここから5分弱で、疎林になっていて眺めの素晴しい主郭に到達。主郭には立派な案内板が据え付けられています。この据え付けタイプの案内板も殆どの城址に設置されています。それと感心するのは、城址への登山道はよく整備されていて、歩き易く道に迷いません。
   すごいぞ、真田町!!
案内板の地図には回りの幾つかの城址位置が標されており、位置関係がバッチし分かります。麓に設置されている案内板には二重堀切や石塁が遺構として残っていると書かれているが、二重堀切は三重の堀切としか思えないのだが...。主郭には小さな祠と建物も立っています。
尾引城址、石塁跡
尾引城址、入り口
尾引城址、三重の堀切跡 尾引城址、主郭の案内板
尾引城址、遠望
  今度は曲尾(まがりお)地区に入ります。洗馬(せんば)川を挟んでそれらしい山が見えるので、この山上だろうと当たりを付けて、根小屋橋を渡り、左の側へ折れて川沿いの砂利道を200mほど進むと、又してもピンポーン根小屋(曲尾)城への登山道の入口に標識が立っています。この登山道もよく整備されてます。急坂をグングン登っていると、何かしら視線を感じて、立ち止まってしまった。すると20mほど先で、ジーッとこちらをウカガっているモノが居る。動かないので、最初は分からなかったのだが、カモシカの親子であった。以前にも松尾古城でニホンザルに遭遇したことがある。農家の人には迷惑かもしれないが、真田町はこういう点でも素晴しい。麓から12,3分で主郭に到着です。途中、幾つかの段郭があり、石塁で補強されている遺構も多いです。石塁フェチのHYDはこういうところで、ツイツイ道草をしています。案外、10分弱で登れるのかもネ。主郭には、やはり石積みで補強された虎口が残っており、土塁や深い堀切も残っています。例の案内板が据え付けられており、案内板・地図の城の位置関係と実際に眼の前に広がる景色の中に城址が遠望でき、その位置関係も手に取ることができる。眺めも良いし天気も上々、石塁も多いとくれば、当然マッターリね。
根古屋城址、入り口 ばったり、カモシカ
根古屋城址、石塁跡 根古屋城址、二重の堀切跡
根古屋城址、主郭跡
 川下側の隣の低い山上も、それらしい雰囲気がある。タブンあれが千古屋城だろうと勘ぐりながら下山。砂利道を100mほど下流側に進むと、又してもピンポーン。例の標識ではないが、古い木でできた粗末ながらも城址入口の標識が立っている。こうなると元気百倍になる。疑心暗鬼で急坂を登るのとは、足取りも違うよネ。5分程で主郭に、でも眺めはスコブる良いのだが、竪堀以外に遺構は無いような・あるような...。
千古屋城址、入口 千古屋城址、竪堀跡
千古屋城址、主郭よりの眺め
 続いて傍陽地区の傍陽小学校に。この小学校と県道35号線との間くらいの山裾に登山道があり、洗馬城址への例の標識が立ってます。ここから整備された登山道を登ります。10分弱で洗馬城の主郭に到着。ここからの眺めもグーッです。幾つかの郭跡や大きな堀切、竪堀が残存してます。そうそう、例の案内板も主郭にしっかり設置されてま〜すヨ。
洗馬城址、入り口 洗馬城址、大きな堀切跡
洗馬城址、主郭の案内板 洗馬城址、遠景
  今度は案内板の地図にもある天白城を攻めます。真田本城の南側という位置関係から、県道4号線から当たりを付けて近付くと、マタマタ、ピンポーンです。今日は全く迷わずに各城を攻められたワイ。これも日頃の行いのせいか(そんな、こたぁーない、真田町の標識のお陰)。どの山城もそれらしい雰囲気の形をしているのも迷わなかったせいかも。特にこの天白城は遠くからでも堀切と分かる地形が見えてとれるので、間違いようがない。で、赤井地区の道端に例の標識があり、これに従って進むと、とある神社(名前は表示されていないので不明)に到達。神社の裏側に登山道があり、登り始めて10分ほどで主郭に。主郭の回りは石塁で補強されています。石塁フェチとしては、思わずヨダレが...。遠くからもよく分かった堀切は、自然岩石の地形をうまく利用したモノです。土塁も残存しており、眺めも です。
天白城址、入り口 天白城址、主郭の石塁跡
天白城址、遠景(堀切が分かる) 天白城址、主郭の案内板
 さぁてとぉ、「オール下道で信州を攻めよう」計画を立てていたことを思い出した。マッタ〜リした〜い心を抑えて帰ることにしよう。先ずは至福の(でも距離が短いのが...)県道4号線を興奮して走り、浅間サンラインからは官憲が怖くてチョチ抑え目で飛ばします。R141で野辺山を越え韮崎に。ここからはR52で南下し、身延町からはR300で本栖湖に。ここからR139・県道72号線・R469と走るが、さすがに下道だけでは帰り着かなさそう。しょうがない高速を利用しよう、というコトで御殿場インターから東名に乗ります。日曜というコトもあり、途中から渋滞して巨大な縦列駐車場となっているのをスリ抜けながらクリアし、ヘトヘトになって厚木インターに到着。ここからも相変わらず渋滞している長後街道を進み、20時頃ご帰館。とっくのトンマに夕飯には間に合わず、一人寂しくビアー(否、発泡酒)を飲むのでした。本日530Kmの野駆けで、この内50Kmが高速。というコトは、下道が480Kmウ〜ンよく走ったワイお疲れさん
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