■   桜城  ■
■期日 H17年10月2日(日)  【長野県】松本市・小屋城、塩尻市・北熊井城、
                            下諏訪町・桜城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木C〜R412〜相模湖IC〜中央道〜甲府昭和IC
      〜R20〜原V〜P17・ビーナスライン〜扉峠〜P67〜松本C〜R19〜塩尻C
      〜高ボッチ・鉢伏山・塩尻峠〜R20〜下諏訪T〜R142〜和田峠〜
      ビーナスライン〜白樺湖〜P17他〜諏訪南IC〜中央道〜相模湖IC〜R412
      〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 「うぉーっ、眠てぃし、体がだるい」、時差ボケに間違いない。こういう時はどうするかというと、お日様に当たって体内時計を元に戻すに限る。で、昨晩米国から帰って来たのだが、今日は5時起きし6時には出っ発と相成った。本当はこの日をノガすと、「丸1ヶ月も鉄馬に乗れない」という事情もあったりして...。攻城先は、ビーナスラインを堪能して塩尻・諏訪周辺と昨日の機内で熟考していたのであった。いつものように相模湖インターから中央高速に乗り、甲府昭和インターで降りて、あとはヒタすらR20を進み、楽しい県道17号線で白樺湖へ。ここからはいきなりメーン・イベントのビーナスライン、至高の時間をジックリ楽しみたいのだが、楽しもうと思うほど、鞭がビシビシ入るので、アッという間に扉峠に。ここから県道67号線で松本市街へ進みます。何度か通った道で、眼をツムっても走れるかも(ウソ、そんなわきゃァ無い)。林城・桐原城などの麓を走り、市街地に入ります。R19号線で塩尻方向へ進み、「村井」信号で西折して村井駅を過ぎ、泉龍寺の山門前の道を今度は北上します。200mほど走り芳川小屋地区に入ると、道端に小屋城の案内板が立ってます。ここには遺構は無いという情報があったので、ウロウロせず記念撮影して次へ。
小屋城址
R19からR20に移り、さらに県道63線で南熊井を過ぎて高速道の先で山側に入ると、それらしい雰囲気の丘陵があるので近づくと、一発ピンポォーンで北熊井城に到着。探す手間ヒマが不要だった分、先ずは鉄馬で城域のグルリをブラブラ一周、なかなかの大きさである。しかも周囲は空堀がかなり残っており、思わずニンマリ。城を南北に分ける道があり、ここに鉄馬を停めるが、どうやらこの道は幅広な堀底道と見た。で、探訪開始したが、背丈くらいの竹薮で、なかなか進めない。主郭にある神明社の周辺だけはウロウロできるが、それ以外はイロイロとアタックしたがNG。この神明社、大きなヤカンバチ(スズメバチよりは少し小型、でもアシナガバチよりは、はるかに大型)の巣が軒下にかかっている。本来なら、舌なめずりするところだが、あいにく蜂の巣ゲット用の諸道具(何のことはない、ただの防虫スプレー)を持って来ていない。鉢の子って、うまいんだヨネー、残念。空堀は一重かと思ったのだが、二重になっていて、一部で三重になっているところもあり、幅広な堀切も4条ほど残っています。北熊井城そばには、天理教の愛町教舎という大きな建物が建ってますので、目印にどうぞ。
北熊井城址、主郭脇の堀底道 北熊井城址、主郭址に建つ神明社
北熊井城址、二重の空堀 北熊井城址、遠景
 続いて、崖の湯温泉から入って高ボッチ高原・鉢伏山の山岳ルートを走ります。道が狭くカーブもキツイので、ワインディングを楽しむわけにはいかないが、景色は堪能できるゾイ。靄と霧が少なかったら、北アルプス・南アルプス・富士山の絶景が見えるようだが、残念ながら今日は見えない。それでも眼下の塩尻・松本市外の俯瞰は絶景。このまま塩尻峠に降り、R20で下諏訪町の諏訪大社・下社に。今度は以前に来た際、時間切れで攻められなかった桜城を攻めます。R142で下社を過ぎると、すぐに来迎(らいこう)寺がありますが、この裏山が桜城です。でも、どこから登れば良いのか分からず、とりあえず、寺の山門より下社寄りの狭い道を山側にドンドン登って行きます。「この先通り抜け禁止、下諏訪町」の標識が出てくるが、かまわず急坂を進むと駐車場があり、道はお終い。ここに鉄馬を停め、上へと続く山道を登り始めると、なにやら竪堀のようなモノが出現。「おーっ、又しても一発ピンポーンだワイ」と喜んで登るも、どんどん雰囲気は悪くなるばかり。送電線の鉄塔基部に取り付き、なおも進むも、とても城址とは思えなくなってきた。どうやら間違えたようだ。急いで戻る途中、木々の間にそれらしい雰囲気のあるピークを発見。でもそのピークへ行ける道が見当たらないので、鉄馬の所まで一旦戻って、ウロウロして登り口を探すことに。すると、その名も「城の腰館」という公民館があり、この上に「一念坂」という標識が立っています。城と一念坂とは関係ないワイとは思いながらも、この標識に従って登ると、2、3分で一念坂のイワレの「一念の石碑」の所に到着。ここに「桜の城址」への標識が立っていて、どうやら今度こそピンポーンのようだ。ここからさらに2、3分で30m×50mほどの楕円形の主郭に到着です。主郭の先には、幅広の横堀・堀切などが残存しています。諏訪湖を見下ろせるビューポイントもあり、マッターリして下山。
36°04′45.1″−138°05′29.6″ 公民館よりの比高61mと出ました。
桜城址、主郭址 桜城址、主郭脇の幅広の横堀
桜城址、主郭の虎口址? 桜城址、主郭の案内板
公民館からの桜城址
  さぁてと、変な時間に急に眠くなってきてしまった。ここは刺激を与えなければ、という訳でR142を和田峠へと進み、再びビーナスラインを走ります。ワインディング・ロードをガンガンに攻めて(うそ、そんなことは出来やしない、ホドホドに)いる内に、強い刺激で眠気は霧消。でも、時間も費消してしまったワイ。しょうがない、帰りは高速道を多用しよう。県道17号線から、いきなり諏訪南インターに入ってしまった。日曜というコトも有り、混んでいるのだが、ぬうわKmで巡航して東上。談合坂辺りで渋滞にハマり、スリ抜けをしながら相模湖インターまで。ここからの一般道も渋滞しており、神経をすり減らしながらもスリ抜けを継続して厚木へ。さらに混雑した長後街道でようやくご帰館。夕飯ギリギリのセーフ、本日530Km(この内、高速道180Kmと無駄使い)なり。明日からの勤務、眠らずに頑張ってネ、チャンチャン。
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