■   河村新城  ■
■期日 H17年7月10日(日) 【神奈川県】山北町・河村新城
■ルート戸塚自宅〜P22〜伊勢原〜R246〜山北T〜R246〜伊勢原〜P22〜自宅
■コメント
  今年は空梅雨かぁ、と思っていたのだが、九州では集中豪雨で死者も出るくらいに梅雨らしくなってきた。土日も雨のご託宣のため、日曜もすっかり寝坊してしまった。で、朝飯前にナニゲに気象庁を呼び出し、「短期降雨状況」予報を見ると、箱根の東はギリギリで雨から回避出来そうである。さすがに箱根近辺は難しそうであるが、近づかないようにすればと判断して、早速朝飯を喰らい、出発準備開始。まず行き先であるが、今からの出っ発を考え、またショート・ツーリングが楽しめそう、というコトで丹沢湖に決定。Map Fanで行く方法などを検討していると、丹沢湖北の中川地区に中川城址の文字を発見。ご丁寧に「中川城址大六天バンガロー」という所もそばに記されている。ということで、山北町中川地区の中川・大仏城山・湯ノ沢城を攻めることに。馬念さんの頁の「河村新城」もPRTアウトして、いつもより4時間ほども遅い9時に鉄馬に跨った。混み始めた長後街道を過ぎ、R246から御殿場方向に駒を進めます。小山町近くになって、「清水橋」交差点で県道76号線に入り、丹沢湖を目指します。湖の中央部を過ぎてしばらくすると、丹沢湖の上流に架かる中川橋があるので、県道から離れてこれを渡ります。渡り切ると橋のタモトに「中川城址」という大きな看板があるので、難なく現着。 ...の筈が、見つからな〜い。ウロウロしてもそれらしい雰囲気すらない。Map Fanの地図と何回もニラメッコしたが × 。辺りは関係者以外立ち入り禁止のバンガロー以外に、民家すらなくて人にも聞けない。う〜ん、雲行きも危なさそうな雰囲気なので、諦めて次へ。丹沢湖の中ほどに、「城山」という信号交差点があり、地区名も大仏であるので、ここでもウロウロします。でも、探しても、地元民に聞いても「?」のオンパレード。こうなりゃ、最後の手段、丹沢湖の入口付近の丹沢湖記念館に駆け込みます。でも、日曜出勤している職員のレベルが低いのか、3城いずれの城も「?」でした。しょうがない、今日はツーリングに徹しよう、と考え直してR246に戻ると、そこの交差点は「清水橋」。そうだぁ、河村新城を攻めることにしよう、この交差点のそばだっていうコトであるしぃ。PRTアウトした資料の通りに、交差点から300m程御殿場寄りに、右の山側へ通ずる狭い道があるのでココを登って行きます(注意:中央分離帯があるので、途中でUターンしなければ右側に入れません)。ドンドン道なりに進むと、ケータイ基地局が3局ほど林立しているのが左手に見えてきます。さらに上へ上へと進むと、いきなり「関係者以外進入禁止」の標識と鎖で、これ以上進めません。しょうがないのでココに鉄馬を停め、クサリを跨いで、お茶畑の農道を上へ登って行くと、10分ほどで頂上部に。ここに城址の案内板が立っています。どうやら案内板の後が櫓台跡のようです。石積みの遺構があり、ニタリとしたのもツカノマ、それ以上の遺構は見当たらない。グルーっと回ったが、郭跡のような所があるものの、確認できず。案内板には調査の際、畝堀跡もあったと記されているが、これも分からず。まぁ、全敗に終らず、1勝3敗で済んで良かったワイ、と気持ちを切り替え下山。
■櫓台跡は 35°22′33.2″−139°01′32.4″ と表示されました。
河村新城−櫓台跡、茶畑からの遠景 河村新城址、櫓台跡の石積み
河村新城址の案内板
河村新城址からの眺望
 走り始めてしばらくすると、ポツポツときだした。ここは箱根といってもおかしくない位置関係だからナァ、降られてもしょうがないかも。でも、濡れたくないから黒雲の下から明るそうな秦野方向に速攻で戻ることに。秦野近くなって来ると、日さえ差してきた。当然殆ど濡れていない、ラッキー。って、さっきの失敗した3城はどうした。でもモチベーションの下がった状態では、帰るしかない。来た道をそのまま戻って、14時にはご帰館。なんとも物足りない攻城でした。本日120Km、雨で汚れた鉄馬を入念に洗って上げたのでした、チャンチャン。
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