■   鴨ヶ嶽城  ■
■期日 H17年8月27日(土) 【長野県】中野市・鴨ヶ嶽城・替佐城・内堀館
■ルート 戸塚自宅〜R16〜狭山IC〜圏央道・関越道〜渋川IC〜R353・R145
       〜長野原T〜R292〜中野C〜R292〜万座〜浅間・白根火山ルート
       〜嬬恋V〜R146〜軽井沢T〜R18他〜佐久C〜R141〜韮崎IC〜
        中央道〜相模湖IC〜R412〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  台風一過で土日は晴れのご託宣、しかも8月も最終週である。ここはひとつ出掛けなければ、という訳で久し振りの草津・白根・志賀道路(R292)を走りたくなった。この道は、関東周辺の走りたい道のベスト・ワンに選ばれたこともあるルートである。現在はビーナスラインが無料化になっているので、このベスト1位の座は明け渡されたに違いないが、それでも暑い時期には、雲の上を走りたくなる。問題は横浜からは遠いのである、しょうがない高速道を多用しよう。で、七つに起き出し、七つ半に出っ発と相成った。朝もハヨから混雑したR16で狭山インターまで走り、ここから圏央道。途中から関越道に入るが、夏休み最後の土曜ということもあり、結構混んでいる。でも、そんなものは問題ではなかった。雨が降ってきたのである。「ヲイヲイ降水確率10%のご託宣はどうした」と言っても、是非も無い。カッパを着ようか、このまま走ろうか、を決めなければ。高速道の上に架かる跨道橋の下で、雨を避けてカッパを着ているバイク乗りが多く目に付くが、こちとらはガマンすることに決定。何となれば、高速道上は危険で超怖いのである。多少濡れても近くのPAで着替えよう、と考えたのだぁ。残念ながら数Km走ってもPAはなかったが、濡れネズミになる前に雨は上がってくれたゾイ。ドンドン北へ走り、渋川インターで降りてR353・R145で長野原へ。ここからは久し振りのR292である。休日のためか、車の数がやたらと多いが、白い点線道を豪快に走り草津温泉へ。ここからは本日のメーン・エベントである。ビーナス・ラインと比べるとカーブの曲率が小さく、道幅も狭いため走りにくいが、雲上の景色は他の追随を許さない...筈だったのだが...、アイニクのガスで五里霧中。しかもガスが出るくらいである、超寒い!! ところどころで、ガスが晴れて見通しの良いところもあったが、横手辺りまでは殆ど × であった。横手辺りからはガスも晴れて快適な野駆けに。そのまま走って10時前には中野市に入り、高梨館の裏山に聳える鴨ヶ嶽の麓に到着。そう、以前に訪れて特に気に入った高梨館の、今回は山城の方を攻めるのである。日本土人形資料館という、えらく立派な建物が鴨ヶ嶽の麓にあるが、その前の道をさらに進みます。箱田トンネルの入口脇に鴨ヶ嶽城址への標識があり、城址まで1006mという中途半端な距離が示されている。比高からいっても30分の登りを覚悟したが、500mほどは山を巻いた緩やかな道で、残りの500mも苦にならない整備されたハイキング道であった。ジャスト20分で本郭に到着。幾つかの郭・堀切・切岸・竪堀が残っており、中野市街の俯瞰もナカナカである。二の郭には伝・井戸跡もあり、そばの石碑とツーショットのデジカメ撮影し、しばし山城らしい雰囲気の残る城址でマッターリ。下山途中で、市街を一望できる見晴らし台へも寄り道し、頂上では味わえなかった景色を再度堪能。
■ すまんそ、GPSの電池切れ。予備の単4電池も無くて測定不能。
鴨ヶ嶽城址、登山道入口 鴨ヶ嶽城址、本郭址
鴨ヶ嶽城址からの高梨館(望遠) 鴨ヶ嶽城址、二の郭の石碑
 次いで、R117で替佐地区に入り、国道沿いに立っている「温泉公園600m・城址公園500m」の標識に沿って山側へ。高速道の橋桁の所を右折し山側を登ると替佐城の城址公園です。山の反対側が温泉公園になってます。数台停まれる駐車場から2、3分で本郭跡です。この城址はサクラの木と少々の雑木と背丈の低い雑草(手入れが行き届いてます、偉いぞ地元の方々)だけなので城域・遺構がよく分かります。山城の臭いが、たまらなくプンプンです。比較的大きな3つの郭と帯郭、それを隔絶する堀切・横堀・竪掘などが良く残っています。千曲川の景色も良くて、体力は無いが山城好きの方には断然のお勧めです。日差しを避けられる東屋もあるのだが、風も無く超暑いので、ソコソコで退散。
■ すまんそ、GPSの電池切れ。予備の単4電池も無くて測定不能。
替佐城址、横堀址 替佐城址、本郭址
替佐城址からの千曲川 替佐城址、入口の案内板
  この後R117を戻り、上今井地区南側の千曲川に程近い佐藤病院に向います。病院のそばに、土塁・堀が残る内堀館があります。風雪を感じる立派な長屋門があり、その前に案内板が立ってます。現在は個人の住宅ですが、歴史を感じる大きな樹木が鬱蒼と茂っており、暑い日差しを遮ってくれ、ここでもしばしマッターリの時間を楽しむ。実は、この館前の道を妙齢の女性が何人も通り過ぎるのだが、皆さん見ず知らずのHYDに声を掛けて通られるのである。これがすごく心地よかったりしてネ。田舎ではごく普通の光景であるが、都会ではネー。さてさて妙齢な女性は、病院に勤めておられる白衣の天使かしらん。大病なんぞで長期療養が必要な時は、田舎が良いかもヨ。
■ すまんそ、GPSの電池切れ。予備の単4電池も無くて測定不能。
内堀館址、空堀と土塁址 内堀館址、長屋門前にて
 でも、今日も長駆し過ぎ。長野県の北部まで進出している、急ぎ退陣しなければ。で、帰りも同じルートで帰るつもりでR292をヒタ走る。でも、ドンドン上へ登るに従い、又してもガスが出てくる。あれだけクソ暑い下界に比べ、ここは「さっーぶぃ(飛騨弁で寒いの意)」のだぁ。しょうがないので、途中で方針変更。万座への標識に従い軽井沢方向に馬首を廻らせます。すると、有料の浅間・白根火山ルートに入ってしまった。う〜ん是非もなし、ままよ、という訳でモトを取るべく、鉄馬に鞭を入れてガンガンに攻めるのでした。都合3区間も有料道を走り、合計1K円超を支払い、気がついたら軽井沢。ここから佐久に出て、R141でさらに南下。野辺山でアマ無線仲間のM山氏の別荘を訪れ、氏が頑張っているSSTVコンテストの陣中見舞いを。挨拶程度でスグに走り出し、清里を過ぎて韮崎に。時間もオしているので、ここから中央道に入り、適度に鞭を入れて(ヲイヲイ、正しい表現をしなさい→すいません、先ほどと同様ガンガンに鞭を入れて)相模湖インターへ。相変わらず、ここからの下道は混んでいて、スリ抜けの連続で厚木市内に入り、又しても渋滞している長後街道を走って19:30に帰着。夕飯にはギリギリ間に合いそうであったが、鉄馬の後世話をしたりしている内に、20時を回ってしまい、相方オカンムリ。一人での夕飯を冷たいビールで流し込むのでした。本日610Km(でもその内160Kmは高速道)と走ったワイ。お疲れさん、事故には気を付けてネ、チャンチャン。
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