■   山田城  ■
■期日 H17年6月19日(日) 【栃木県】矢板市・泉城・山田城、那須塩原市・田野城
■ルート 戸塚自宅〜横新・第3京浜・環7〜梅島〜R4〜矢板C〜P30・R400〜塩原
       〜もみじライン〜藤原T〜R121〜今市C〜R120〜沼田C〜P60・P16他
       〜大胡T〜R17他〜熊谷C〜R140〜花園IC〜関越・圏央道〜入間IC
        〜R16〜相模原C〜R129〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
  梅雨に入ってはいるが、九州・四国では渇水状態だそうな。今年はカラ梅雨かも、と思わせるように今度の土日の降水確率は20%以下というご託宣が出た。当然出かける(ヲイヲイ、家族はどうした)のだが、土曜は会社の駅伝大会があり、HYDはプレーイング・マネージャーなので、暑い中、2.6Kmと短距離を激走してしまい、その後うまい生ビールをシコタマ呑んでしまった。ということで、土曜は早めに就寝、日曜は七つ立ち(ウソ、七つ起き)、5時ちょち過ぎに出っ発じゃぁ。狙うは矢板周辺の諸城、というかメインは那須・中禅寺湖・赤城山の野駆けで、その出発地点が矢板なのである。矢板市周辺の城はいくつか攻城しているが、余湖さんの頁を見ていたら、まだまだ攻めていない城があることが判明。余湖さんの頁をPRTアウトして準備(これは土曜の夜、今回はイトモ簡単に終了)完了。で、都内を走りぬけ、R4で北上の計画を立てたが、都内に入った所でトラブル発生。第三京浜を降り、環八に入ったところで、いきなりリアブレーキが効かない! 幸いにも()、去年の秋にも同様の症状を経験していたので、パニックにはならなかったが、危ない・危ない、超危ない。真の原因は今もって不明だが、ベーパーロックのようである。ブレーキ・フルードはもう交換した方が良いかもネ。少し冷やしておいたら、ブレーキ復活、良かった&良かったと胸を撫で下ろす(ヲイヲイ、そういう問題かヨ)。環七からR4に入り、途中でスキ家の朝飯を喰らうも、7時半には小山を通過。オイオイ、いくらなんでも飛ばし過ぎだって、と自分に言い聞かせ(効果はゼロ)ながら、R4から矢板市街に入る県道30号線に入ります。この県道沿いの泉郵便局の手前150m程の所で右折(東折)します。かなり狭い道ですが、前後500mにはこの道しかないので迷わない筈。この道を東に500m程走ると内川に架かる橋に。この橋を渡ってすぐ左折(北折)すると、瑞雲院という曹洞宗の禅寺で、この寺の東南に伸びる尾根の上が泉城です。HYDは内川の橋を渡ってそのまま直進し、泉城の尾根の山裾を過ぎたところにある、林道のような鬱蒼とした舗装道を北上しました。100mほど走ると、上へ行く道があったので、ここに鉄馬を停めて進軍開始。ほどなく二の郭・主郭に到達。主郭の北側にある複雑な形状の遺構はナカナカ興味深く、土塁・空堀・堀切・虎口などの保存状態も良好です。ただ主郭の竹薮には心して突撃して下さい、スゴイの一言です。ネット注文して一昨日に届いた、ハンディGPS(geko301)の取説は、まだロクに読んでもいないが、
■主郭の位置は36°50′28.5″−139°55′09.6″、比高は20mと表示されてます。
泉城址、主郭北の複雑な構造の遺構
瑞雲院と泉城址遠景
 内川を越えた道は白い点線の快適な広い道になり、さらに東に進むと(1Kmほど)、民家が出現し山田地区に入ります。ほどなく道路左傍に中会津街道の記念木碑が立ってます。この北西に位置する小丘が山田城です。登り口は分かりませんでしたが、比高も低そうだったことから、登り易そうなところから直登開始。途中から堀底道になって、そのまま進むと矩形が入っている規模の大きな空堀になってました。ここから主郭に入りましたが、土塁もよく残っており、枡形虎口やら馬出のようなところも残っています。二の郭との間には空堀があり、二の郭の先には堀切などが残存。規模の大きな堀だけでも必見の城と見た。それにしても、余湖さんの資料は有難かったです、イロイロ勉強しながら下山。
■主郭の位置は36°50′30.1″−139°55′47.2″、比高は40mです。
山田城址、大きな空堀跡
会津中街道の標識と山田城址遠景
山田城址、本郭と土塁跡
山田城址、主郭と二の郭間の空堀跡
 もう一つ、余湖さんの頁にある田野城を攻めるべく、県道30号線に戻り、県道を北上すると那須塩原市(旧塩原町)下田野地区で、「たかはらキャンプ場」の標識が立っているので、これに従ってキャンプ場に乱入。箒川そばに空堀と少し離れた所で堀切を確認するも、それ以外の遺構はキャンプ場を作る際、破壊された模様。家族連れのキャンパーの中で、妙な格好でウロウロするのは、チョチ勇気が要りますヨ。空堀のある位置は
36°56′21.0″−139°53′43.7″です。
田野城址、郭と土塁跡
 さぁてとぉ、昼過ぎには山沿いで天気が崩れる所もある、というご託宣なので、急いで今日のメイン・イベント突入です。何回も走っているルートですが、夏のシーズンにはこのコースを走るのが恒例なので、何も考えずに先ずは、有料の「もみじライン」から。この道路は全線黄色の40Km制限。なんで金取るのか意味不明、というか、そんな道を走らなくてもよいのだが...。でも、こういう道って官憲が居ないのも定説なので、40Kmの標識と黄色い線は無視・無視して激走するツモリ。もみじラインに入ってスグ、ラクダの隊商のように列を組んで、チンタラ進んでいるのが前を塞いでいる。積もり積もった点数も、めでたくクリアになっているので、即追越し開始。こういう時って、イツモは思いっ切り鞭を入れ、ウィンカーも出して、大きく右側に出るのですが、この時に限って危険予知回路が働き、ウィンカーを出さず、アクセルも少しで、馬体も僅かに右側に出す位だったんです。で、前方にはナゼか白黒パンダが...。車の外には3人の官憲も出ていて、こちらを睨んでいる(ように見えた)。「オーッ」、といってスグに左車線に戻り、手綱を強く引きます。恐る恐る横を見ると、何とバイクの事故処理中。峠小僧が乗っているような鉄馬が、ガードレールに突っ込んでいる。「ふーっ、助かったワイ」。で、パンダを過ぎてカーブを曲がったら、もうこっちのモノ。ラクダの隊商をブイブイとサイドミラーの点にしてしまうのでした。オイオイ、懲りないヤツだこと、やっと今、事故現場を見たというのに...。とはいうものの、有料道路を楽しまない手は無い、その後も順調に進んで、もみじラインとはジ・エンド。続いて大回りして今市から日光に入り、R120でイロハ坂・中禅寺湖・金精峠と走りますが、休憩なしで黙々と走る馬鹿。それでも片品の山中で、コンビニ弁当を食して、いよいよオオトリの赤城山へ。ココは峠小僧がとんでもない速度で走っているので、要注意。でもそんなこともスグに忘れて、鞭を目イッパイ入れてレッド・ソーン手前まで針を振らす馬鹿。愛馬は単気筒なので、メータは7000回転でレッドゾーンです、ご心配なく。4気筒で12000を軽く回す峠小僧ではありません。楽しんだのもつかの間、頂上付近から、道を間違え大胡に抜ける道を選んでしまった。この道は狭くて急カーブの連続で × です、ひたすら辛苦忍従のみ。ようやく麓に降りてきたときは、左腕が痛かったワイ。大胡に来れば、もうこの先は目をツムっていても走れる。R17、R140と走り、花園インターから高速に乗って、入間インターまで。ここから再び渋滞の下道を走って、相模原・厚木と経て19時チョチ前にご帰館。やれやれ夕飯には、かろうじてセーフじゃぁ。「フーッ」とタメ息のような息を吹きながら、続いて今度は息を止めて「ーンッ」と言いながらビールを咽喉に流し込むのであった(今日は珍しくホンモノのビアー)。本日550Km(この内50Kmほどは高速道)なり、捕まらなくて・事故らなくて良かったネ、チャンチャン。
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