■   祢津城  ■
■期日 H17年4月17日(日) 【長野県】御代田町・小田井城、東御市・祢津城
                            小諸市・平原城・富士見城
■ルート 戸塚自宅〜R16〜入間C〜P30寄居T〜R254〜藤岡C〜P10〜安中C
       〜R18〜小諸C〜サンライン〜東御C〜サンライン〜小諸C〜R141〜韮崎C
        〜R52〜身延T〜R300本栖湖T〜R139〜富士宮C〜P72・R469〜
         御殿場IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 土曜は「午後から雷雨を伴なうニワカ雨」で降水確率が50%と高いご託宣だったので、家で大人しくしており、夜も早く寝るのでした(ウソしこたま飲んだのだが23時過ぎと遅くなってしまった)。で、明けて日曜、ズイブン日が昇るのが早くなって、少し明るくなった状態で準備を進め、何と5時には出っ発じゃぁ。ヲイヲイ、睡眠時間は5時間を切っているが大丈夫かよー。でもダイジョーブイ、朝の冷気の中を走っている内に、寝ぼけマナコは完全に危ない・走りモードのマナコに。途中で朝飯を摂って、なおも進みます。ん?、ところで今日は何処へ行くのかしらん。実は、前回と同じ信州。違うのは、諏訪地区ではなく、佐久地区なのだぁ。実は松本清張の「武田戦記」をもう一度読み返したトタン、諏訪と佐久を攻めたくなったのである。それも下道だけでという超無謀な計画である。まぁ、夕飯に間に合いそうにもなくなったら高速を使えば良いワイ、とリスク管理も怠らないHYDではある。で、順調に跳ばして碓氷峠を越え、軽井沢から御代田町に入り、馬瀬口の信号で県道9号線を南下。1Kmほど鉄馬を走らせ、「小田井(おたい)」の信号を東に入り、久保沢橋を渡って最初の南下する狭い道を入っていく(通り抜け禁止の標識を物ともせずに)と、イキナリ深い空堀に。さらに進むと畑の中に小田井城の案内板が立ってます。ヨクヨク見ると、どうやら農地の中に空堀跡がよく残っている。う〜ん、耕すにも・肥料を撒いたり、収穫にも・イロイロ不便な筈なのに堀をちゃんと残していただいている、感謝・感動。周りは田切り地形で鋭く切り立っており、どうやら広大で、侵入口は深い堀、郭内にも堀、と防備もしっかりした城郭と思われます。場所が分からなくなったら、上小田井宿に入っていくと、付近の案内図があります。HYDは地元の方に聞いても分からなかったので、ここで城の場所を探し当てました。「浅間山が一番きれいに見える御代田町」というキャッチフレーズにウソはありませんヨ。
小田井城址、農地の中の空堀跡 小田井城址、農地入口の深く大きい空堀跡
小田井城址、空堀跡と浅間山 小田井城址の案内板前にて
 R18に戻り、小諸に鉄馬を走らせると、「平原」の信号があり、この信号の手前に正眼院(しょうごいん)の標識と大きな地蔵様が国道脇に立っているので、この標識に従って寺へ進みます。この寺の境内他が平原城、でもウロウロしても寺裏の墓地に土塁跡と思えるものが残っている程度。田切り地形で、それらしい雰囲気の遺構のようなモノが多いので、もう少し調べてから来れば良かったカモ。
平原城址、土塁跡 平原城址、正眼院
 次いでサンラインで西へ馬を進め、上信越道の「東部湯の丸」インターチェンジの北側の東御市祢津地区に入ります。見るからに山城の雰囲気がする山(まだ小さなサクラの木が植樹されていて、裸山のように望見)が見えるので、急いで麓に鉄馬を進めます。西宮公園という寂しげで小さな公園が山の端にあり、この公園前の道を上へ向って進むと、「祢津(ねつ)城<下の城>」登り口の標識が立ってます。ここから歩いて丁度5分で本郭に到着。非常にこじんまりしてますが、四囲の土塁がよく残っています。北側の尾根筋を進んでみましたが、帯郭・堀切・竪堀・空堀、幾つかの郭跡が良く残っています。何より回りの木々を切払ってあり、見晴らしが非常によく、佐久平が一望できます。残念ながら、浅間山は方向の関係で一部しか見られませんが、そんなことは些末なこと。
祢津城址、土塁が残る本郭跡と佐久平 祢津城址、本郭脇の堀切跡
祢津城址、空堀跡 祢津城址、本郭下の帯郭跡と佐久平
祢津城址、遠望
 サンラインを戻って、途中で小諸市立高原美術館の標識に沿って美術館を目指します。道路から美術館に入る登り口で鉄馬を停めます。こちとらぁ、美術館には用がないのです。結構急な坂を登って行くと、3分ほどで富士見城の本郭に。どうやら頂上付近は歴史公園になっていて、子供連れが遊んでました。どうやら急坂を登らなくても良さそうです。公園として整備されていますが、多くの石塁がシッカリ残っていて、石塁・石積みフェチのHYDは感動・感動。おまけにここも周りの木々を切払っていて、佐久平や浅間山の眺めも最高です。富士見城というくらいですが、あいにくとモヤがかかっていて、さすがに富士山は見えませんでした。幾つかの郭、土塁・堀切が残存、美術鑑賞も趣味の方には最高かも
富士見城址、堀切跡
富士見城址、石塁跡
富士見城址、石塁跡
富士見城址、本郭と土塁跡
富士見城址からの浅間山
 さぁてとぉ、まだまだ日は高いが、一応下道だけでの攻城としたいため、この辺で帰館することに。途中ラーメンを食して、エネルギー補給し、R141で野辺山・清里を過ぎ、韮崎へ。ここからは先週とほぼ同じ。でも本栖湖に出て富士宮、御殿場と進んだ所で時間切れジ・エンド。しょうがないので、御殿場からは東名を使って家路を急ぎますが、こういう時って何かある。頻繁に発生する横浜〜秦野間で30Kmの大渋滞に遭遇してしまった。考えても当然の結論、行楽日和の日曜じゃ、しょうがないです。すり抜けを繰り返して、なんとか厚木ICに到着し、相変わらずの渋滞した長後街道をヒタ走って帰陣。渋滞した分が、遅れてしまい一人の寂しい夕食。発泡酒を飲みながら一日を振り返る。う〜ん、高速道50Km+下道480Kmは走り応えがあったワイ、お疲れさん。
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