■   堀田城  ■
■期日 H17年4月2日(土) 【静岡県】菊川市・堀田城、掛川市・松葉城、
                                川根町・石上城
■ルート 戸塚自宅〜P22・R246〜沼津C〜R1〜掛川C〜P81・R362・P77
        〜寸又峡〜P77他〜接阻峡〜P60〜静岡C〜R1〜沼津IC
          〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
  例によって、前々から気象庁のご託宣をCHK。日曜は×(天気図記号では ● )だが、土曜は( 同じく )だということで、出陣準備を金曜の夜に始める。でも例によって、ハナキンによるアルコール過変調気味の脳ミソでは、思うように攻城先が決まらない。そうだぁ、こういう時には野駆け中心にしよう。ということで、暖かくなったことでもあるシー、久し振りに長距離を走ろう。それも高速を使わず下道だけにしよう。行き先は遠江とターゲットを絞り、海側ではなく、凍結の心配がなくなった山側を攻めよう。5:30出っ発予定であったが、6時近くなって馬腹を蹴って西へ。長後街道、R246で沼津を経て、ここからR1でさらに西上し、静清バイパスを走っていると、電光表示の案内で「藤枝BP、掛川BPは終日無料」を知る。「オーッ、やれば出来るジャン」と言いながらも、もっと早く無料化し、市内の交通渋滞の緩和を進めることを何故しないのかなどと、行政当局に文句を言いたい気持ちにもなっているのでした。交通渋滞によるロスや排気ガスでの健康のことを考えると、日本中の高速もロハで良いような気がする。早く民主党に政権を取ってもらいたいものだ(でも、財源はイマイチなのだが)。で、菊川町(否、菊川市になっていた)でR1を降り、県道37号線で市役所に向かって進み、西方地区のサンクスの信号を右折(南下)。その後JR東海道線のガードをくぐって山側へ進み、西方川の橋を渡ると山懐に正法寺があります。この裏山が堀田城(別名:松下城)です。墓地の裏に登り口があり、見晴らしの良い小さなお堂を経て、寺から3、4分で本郭に到着。お堂から本郭までに、2つの堀切があり、本郭の先にも幾つかの堀切があります。こじんまりとしてますが、山城の雰囲気がプンプンしてます。
正法寺と堀田城址遠景 堀田城址、堀切跡
堀田城址からの俯瞰 堀田城址、本郭跡
 次いで掛川に入り、県道81号線で倉真(くらみ)地区に入り、さらに進んで松葉地区に。倉真川にかかる連続した橋(松葉城山第1橋と第2橋)の中間に松葉城への登り口の案内板が立ってます。ここは以前に倉真城攻めの時に走った道ではあるが、この案内板に気付かず。あの自慢の動体視力に翳が...ヲイヲイ。言い訳をすると、この辺りだけ、2車線の幅広で、妙に道が良いのです。その上カーブの連続で、走りモードでの鞭を入れっぱなし状態、とても路傍の標識等は眼に入らなかったのでは。案内板をフムフム読み、徒歩15分という案内から10分の登りを覚悟して攻城開始。でも、ものの5、6分で本郭に到着。アレレッ、石碑があるがココは本郭ではないのかしらん。堀切は土質の関係か、オボロゲにしか確認できず。その上、15分の1/3の5分で現着。当然にして自然と、なおも進んで次の大きなピークまで登ってしまった。が、どうも城址ではない。やはり、石碑のある所が本郭とみた。ところが、戻る途中で悲劇が...何と、道を間違えてとんでもない所に出てしまい、戻る道が分からなくなってしまった。曇り空で、進んでいる方向が定かでない、磁石も持っていない、でどれだけウロウロしても元の道に戻れない。こんな山奥では、「アァ...」と悲嘆にくれるのでした。でも元・山岳部員、冷静になって現状分析し、何とか本郭に戻ることが出来た。「あーっ、本当に良かったワイ」、大きな・大きなタメ息をついたのでした。空堀の幾つかが僅かに残る松葉城、あの徒歩15分の文字に騙されては × です。
県道の松葉城址登り口 松葉城址、堀切跡
松葉城址、本郭跡の石碑
 ここから、R362ほかで寸又峡・接阻峡の野駆けを楽しもうと考えていたが、その前に行きがけの駄賃で、川根町笹間・石上地区の石上城を攻めよう。川根役場から県道63号線でドンドン山中に入って行き、笹間ダム(この人口湖の眺めは ◎ です)を過ぎて笹間小学校の辺りで、付近の大きな案内図を見つけ、目的地の石上城の場所を確認します。登福寺の裏山が城址ですが、寺の真後ろの小さな丘陵ではないようです。登福寺と公民館の間の道を進み、20mほど先で小川に架かっている橋を渡り、登って行くと竜爪(りゅうそう)神社。ここは石上氏の居館跡らしく、結構な広さがある。なおも登って、寺から4、5分で本郭に到着。小さな神社が建っており、石上城の碑が立ってます。堀切、竪掘などの遺構が確認できます。この城もこじんまりとしてます。徳山城の支城ですから、この程度でしょうネ。本城の徳山城も攻めたかったのですが、無双連山の登り口がよく分からず、時間もおしてきたので涙のパス。
石上城址、公民館の案内板 石上城址、堀切跡
石上城址、本郭跡 石上城址、本郭の碑前にて
 この後、まだ走ったことのない、寸又峡と接阻峡の野駆けを楽しむモードに即移行。R362、県道77号線で寸又峡まで、UP/DWNの多い道を走るが、楽しめるような雰囲気ゼロ。寸又峡そのものも、温泉には興味がないので超ツマラナイ。こんな所が何故に有名なのか が分からないまま、来た道を戻り、途中から接阻峡への道に。途中の眼下の人造湖・長島ダムを見る、崖上からの俯瞰はトテツモナク素晴しい。と言っても、鉄馬を止めずに鞭を入れるバカリのバカ。ノンビリ景色でも愛でる余裕はカラッキリなし、完璧に走りモード。そうこうしている内に、井川ダムに到着。ここでも止まらず、そのまま今度は県道60号線をひたすら南下。楽しめる雰囲気の道ではないが、3台のアメリカン・鉄馬に追いついてしまい、この後塵を拝してユックリ走行。その上、この60号線、かなりの難路、予定よりかなり遅れて静岡市内に。「超マズイ!」、このまま下道で帰館すると、夕飯に間に合わないゾ。しょうがない、キリの良い所で東名高速に乗ろう。R1を快適に東下し、暗くなり始めた沼津ICから高速に。厚木ICで降りて、何時もの様に渋滞の長後街道を帰って、ギリギリで夕飯セーフ(というか、奥方が時間を遅らせてくれて間に合った)。今日は走ったワイ、530Km(といっても高速70Kmほど使用)、久し振りに長駆を堪能で、ご苦労さん。
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