■   真篠砦(城)  ■
■期日 H16年10月24日(日) 【山梨県】南部町・白鳥山城・真篠砦、
                         甲府市・湯村山城、勝沼町・岩崎館
■ルート 戸塚自宅〜P22〜伊勢原C〜R246〜沼津C〜R1〜静岡C〜R52〜南アルプスC
        〜P5〜甲府C〜R20〜相模湖T〜R422〜厚木C〜P22〜自宅
■コメント
 さあてとぉ、今度の土日は晴れとのご託宣。でもココ最近は信用置けないからネー。自分自身での望天観測(元山岳部の強み)を加味して、計画を練ることにしよう。で、どうやら雨だけは降らないだろう、という結論を導き出し、土曜は愛馬の手入れ。やっぱー、きれいな愛馬に跨った方が気持ちがいいからネー。で、バイクカバーを外して、オモムロにシートを開けると、何と、そこには水が溜っている。驚くというより、悲しくなってしまった。本当は屋根のある厩(ガレージ)に保管してあげたいのだが、集団住宅じゃぁ、ちょち無理か。しょうがない、新しいバイクカバーを買ってあげよう。と、財布の中を覗くと、先立つものが...。最近、自動車道を多用しているから、財布も軽くなるわナー。よーっし、明日は下道だけで攻城じゃぁ。ってんで、翌日は近場の甲斐の国を攻めようと意気込み、遅くに就寝したにもかかわらず、ななつ(4時)過ぎにはアッサー、で起床。ニーヨンロク(R246)で沼津に出て、ここからコクイチ(R1)で静岡・清水地区へ。途中、R1のバイパスでは、ぬふわKmで追い抜くバカな四輪が居るので、これにくっ付いて巡航(どっちがバカか分からず)。当然、アッ、という間に由比へ。ここのスマル亭で、かき揚げウドンを食し、戦マエの腹ごしらえ。ここの桜海老のかき揚げウドンとか2色かき揚げウドンは絶品(と思います)です。ここからR52の北上開始。甲斐の国に入ってすぐの、万沢トンネル手前で、白鳥山森林公園へ向う右側の細い道に入ります。公園の標識より、隋縁ゴルフクラブ・センチュリーコースの標識に従った方がベターです。くれぐれも、ロイヤルカントリークラブの方に行かないように。途中、両側ともゴルフ・コースという道を走るので、これで ○ なのかしらん、などと思ってしまうが、気にせずにドンドン登っていくと、頂上付近の公園駐車場に到着。ここの案内板を熟読玩味(何せ分かりづらい地図でっせ)して、先ずは山頂を目指します。5分ほどで三角点がある頂上に。ここには狼煙台跡の案内板が立ってます。でも、付近には遺構は見当たらずガッカリ。しっかーし、ここからの富士山や富士川に沿った眺めは絶景です。あいにく富士はスソノしか見えませんでしたが、それでもイキを呑むほど素晴しい。狼煙を上げるには好都合の場所だと再確認。駐車場に戻り、散策コースを歩くと、空堀跡や、何やらアヤしい不思議な盛土などの遺構があります、話の種に是非どうぞ。このコースは15分ほどで回ることが出来ます。
白鳥山城址からの眺め 白鳥山城址、狼煙台跡案内板
 ついで更にR52を北上し、「とみざわ道の駅」を過ぎて、1Kmほど走ると、右側の富士川に架かる富栄橋タモトに。ここの信号を左折し、すぐに右側に入る東海自然歩道の標識のある少し狭い道を進みます。このあたりが真篠地区です。道なりに上へ進み、頂上付近の三叉路を右折して、さらに200m程登ると、道脇に真篠砦の案内板が立ってます。微かつ細な遺構図や説明文をシゲシゲ読み、頭に叩き込んで、案内板の横の道を登ります。先ずお決まりの竹薮が出現、次いでヒノキ林が出現しますが、どちらも下草を刈って整備されているため、地勢が良く分かり、段郭であることが一目瞭然、「オーッ、凄いゾ」。さらに登ると本郭に到着、ここでも「オーッ、凄っげー」の連発。案内板より5分弱で登れます。四囲の土塁がほぼ残存し、虎口、馬出、堀切などの遺構が素人目にも容易に確認できます。しかも、城といっても砦より規模の小さなモノが多い中で、城といっても全然おかしくない砦の規模です。砦とアナドっていたため、驚かない方が無理。木々で眺望がイマイチなのが難点ですが、山城ファンにはオススメです。
真篠砦址、案内板前にて 真篠砦址、本郭跡
真篠砦址、本郭虎口跡 真篠砦址遠景
 十分に堪能して下山、R52の北上を続け、甲府市内に入ります。湯村温泉近くの緑ヶ丘スポーツ公園に入り、山腹の老人ホームへの道を進むと、途中に付近の案内図が出現。山頂への登山道もあるので、ここに鉄馬を停め、舗装された登山道(幅3m弱)を登ります。鉄馬でも楽勝に登れるのですが、ハイカーが多くてヒンシュクを買いそうなので、自分の足で進みます。結構走って(山用語で早く歩くこと)、15分強で三角点のある頂上に。でも、普通の体力の人は、30分位は見込んで下さいナ、1.3Km長の登りですから。ここからの甲府市内の眺望は ○ です。道理でハイカーが多い筈、で、肝心の湯村山城ですが、3つほどの郭で構成されており、好きな石塁やら、土塁・堀切跡などが確認できます。西側の郭内には、現在も水が湧き続けている雰囲気の井戸跡があります、とても飲めそうにもありませんが。走ったせいで、汗がドッバーと出ましたが、マッターリしている間に引いたので帰陣。またしても他のハイカーを追い抜き・追い抜き、走る、走る。すぐに下山できたが、またしても汗が噴出し、元の木阿弥に。ヲイヲイ、歳を考えた方が...。
湯村山城址、石塁跡 湯村山城址、井戸跡
湯村山城址からの甲府市街
さぁてとぉ、下道だけで帰るとすると、そろそろ帰らなきゃぁ。R20で石和、勝沼と戻って来た所で、「そうだぁ、岩崎氏居館がこの近くにある筈」と思い出し、その名も「下岩崎」の信号で左折。ブドウ畑の中をウロウロするも、それらしき雰囲気の場所は見つからず。村人に尋ねようにも村人を発見できず。まぁ、この付近の様子では遺構も無いわナー、と諦めてナニゲに下岩崎の交差点からR20バイパスに面した農道を東京方向に50mほど進んだ所で、ブドウ畑の前に岩崎氏居館跡の案内板を発見。随分詳しい岩崎氏の消息が書かれてますが、肝心の居館については記載なし。ウロウロしても遺構はなし、農地化で無くなった筈、と確信してソソクサと帰るのでした。
岩崎氏居館址、案内板前にて
R20を快調に進んだが、相模湖町に入った辺りで、大渋滞に突入。どうも中央高速が事故渋滞のため、一般道に迂回した車で大渋滞したようだ。何とかスリ抜けで進むも、時間はドンドン進む。イライラしてとうとうキレてしまい、左の路側だけでなく、反対車線まで走って渋滞路をパス(良い子はマネしちゃダメよ)。相模湖から厚木までも遠かったが、ここからの長後街道も例によって渋滞してイライラ。それでもスリ抜けの連続で無事帰着。軽い鉄馬にしてから、ほーん当、スリ抜けがうまくなったワイ。そのためか、夕飯には余裕のヨッチャンでセーフにして、家長の面目(そんなのあるかヨ、は無しネ)を保つのでした。本日オール下道、360Kmなり、お疲れさん。

【反省:渋滞でキレたのはマズかった、いい歳なんだから、次はキレないよう頑張ろうネ】
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