■   伊勢崎城(陣屋)  ■
■期日 H16年9月20日(月)祝 【群馬県】境町・西今井居館跡、
                  伊勢崎市・原之城城・茂呂城・那波城・伊勢崎城
■ルート 戸塚自宅〜横浜新道・第三京浜〜玉川IC〜環八〜練馬IC〜関越〜花園IC
       〜R140〜熊谷C〜R17〜伊勢崎C〜R462〜児玉T〜R254〜下仁田T
       〜P45〜南牧V〜P93〜臼田T〜R141〜韮崎C〜R52〜鰍沢〜P9・R300
       〜本栖湖T〜R139・P72他〜富士IC〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
  3連休の初日でビーナスラインを堪能し、残りの2日は天気が悪そうなので、家でブラブラするつもりが、最終日はさらに良い天気になるというご託宣である。これは出掛けにゃなるめぃ、てんでイソイソと何処の城を攻めるか検討始めるのでした。でも時間切れで地名だけ調べて、詳細内容は無しで出馬。何とかなるワイ、とタカをくくっているのでした。こういう時って、何かあるんだよネー。で、今回の攻める先は、上野国・伊勢崎市カイワイ。先ずは第三京浜で一旦東京に入り、環八で練馬ICまで行きます。遠回りですが、朝早ければ時間短縮が可能。花園ICまで家を出てから一時間と15分、早い・速い。ここからR140、R17を飛ばして境町に着いた時には7時ちょっと過ぎ。R354で境警察署そばの「西今井」の信号を北上し、西今井地区へ。R17の手前に田んぼの中に大きな集落があります。このどこかに西今井氏の居館跡がある筈ですが、それらしい雰囲気の森が見えたので、迷わずに進むと日蓮宗・妙見寺の境内でした。この境内に墓地があり、堀跡や土塁跡らしい雰囲気がプンプン匂ってきます。たぶんこの境内辺りであろう、とグルリと回ると大きな農家の門そばに「西今井氏居館跡」の案内板が立ってます。堀跡やら土塁跡らしきものが見えますが確信はもてず。この農家は茂木さんというらしく、城主の連累のようです。
 R17から伊勢崎市内に入り、県道68号線で豊城町地区へ。この辺りにある原之城を探すのですが、タメ息が出ます。だって、豊城地区って、とても広いのです。権現山遺跡周辺がアヤしいと踏んだのですが、×。他人(ヒト)に聞いても「知らない」「分からない」ばかり。しょうがない、諦めようってんで走っていると、田んぼの中に何やらアヤしい案内板が。良く見ると原之城の案内板でした。どうも城址というより、小豪族の居館跡と呼んだ方が適切ですナ。遺構は皆無、R17の両毛線の跨線陸橋とR17と県道68号線の交差点の丁度中間のR17下のトンネルの西側200m位の田んぼの中です。案内板の後ろに民家が一軒あります。
西今井氏居館址、茂木さん宅の門前
原之城遺跡、案内板前にて
  続いてR354で伊勢崎市内へ向い、警察署の道を南下し茂呂町地区へ。この辺りで茂呂城を探すためウロウロします。先ずは神社狙いで探すと飯福神社を発見。それらしい雰囲気ですが色々調べても茂呂城とは関係無さそう、残念。地名を確認するためメモを見ると美茂呂町ということで、茂呂町とはどうも別らしい。美茂呂町を探しウロウロすると、退魔寺に。寺門前に案内板が立っておりそれを読むと、茂呂城と関係有るらしい。急いで鉄馬から降りて、境内を徘徊すると、小さな城址の木碑発見。そばを流れる広瀬川を天然の堀とした城のようですが、特に遺構は確認できませんでした。
茂呂城址、木碑前にて
 次いで、R354で「堀口町」の信号を北上し、名和地区へ。この名和地区の那波城を攻略するつもりですが、この名和地区も広い。こういう時に探すのは、神社・寺・学校というのが常道で、その順で探したら、最後の学校がピン・ポーンでした。といっても、学校内ではなく、伊勢崎第二中学校の西側、名和幼稚園の南側の田んぼの中です。大変立派な石碑が建ってますが、案内板は無し、遺構は皆無です。
那波城址、石碑前にて
さらに攻城は進みます、今度は伊勢崎城を攻略です。伊勢崎駅に向かうと、「大手町」という信号標識が有り、地名は大手町。う〜ん、匂うゾ、というわけで駅の南西部分の曲輪町へ。ウロウロすると北小学校そばの同聚院(どうじゅういん)という寺門にたどり着きます。ココが伊勢崎城(というか陣屋)の名残りらしいです。完璧に市街地になっていて、ココも遺構は皆無。やっぱり、平城は攻略が容易い分、遺構が少なく寂しい。
伊勢崎城(陣屋)址、移築門前にて
 まだ11時前であるが、メモしてきた城と地名はこれだけ、もう少し調べておくんだった。でも5城攻城、ヤッタネ。というわけで時間に余裕がある分、走ろうという攻めモードに(本当はここで、来た道を素直に帰れば良かったんだが...)。埼玉・児玉町に少し戻って、数多く走ったR254を西に向います。内山峠を越えても良かったのだが、何回も走りすぎて少し食傷気味なので、下仁田町から脇に入り、南牧村から田口峠で臼田町に抜けるルートを走ります。思った通り、狭い道で対向車が多く、楽しめる雰囲気ではなかったが、それなりに臼田町に。ここからR141で一気に韮崎まで。ここからR52で鰍沢まで、そこからR300他で本栖湖へ(R20で素直に帰れば良かったのですが...クドイ)。この辺りから、少しポツポツと、「おーい、聞いてないよ、ご託宣はどうなった?」。といってみても、返事は無し、でも日頃の行いが良いから、濡れることはないだろう、とタカをククって進むと、やはり雨は止んでくれました。R139から県道72号線で御殿場ICまで行くつもりだったが、村山浅間神社を過ぎた辺りから、又してもポツポツ。かと思ったら、いきなり土砂降り。カッパを着る間もなく、濡れネズミ。道路は冠水状態で、逃げ場も無い最悪状況に。う〜ん、あの時、あそこで帰っていたら...と、ここで大後悔。あげく豪雨で道を間違え、御殿場ではなく富士市方向に進んでいた。何と言う悲惨な状況であろうか、昨晩のご託宣は、一体何だったんだろう。富士ICから東名に乗ったが、豪雨は止んだが小雨状態。悪いことは更に重なり、大渋滞に巻き込まれてしまう。「オー、マイゴッー」、それでも足柄SAを過ぎた辺りから雨は止んでくれて、歯がガチガチする寒さから遠ざかり、風邪を引くようなことはなさそう。大渋滞の中をスリ抜けの連続技でクリアし、ようやく厚木ICに到着。ここからは、いつもの長後街道であるが、いつものように渋滞。口をアングリしたまま帰着。夕飯には辛うじてセーフ、相方の角は出ていなかったと見た。本日580Km,超お疲れさん、チャンチャン。
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