■   天ヶ谷城  ■
■期日 H16年5月15日(土)  【静岡県】御前崎市(旧浜岡町)・釜原(かまっぱら)城・
                            天ヶ谷城・八幡平城
■ルート 戸塚自宅〜P22〜厚木IC〜東名〜沼津IC〜R1〜藤枝C〜P33〜大井川T
       〜R150〜御前崎C〜P67他〜相良T〜R150〜大井川T〜P33〜藤枝C
        〜R1〜沼津IC〜東名〜厚木IC〜P22〜自宅
■コメント
 近頃の天気というと、どうかしている。梅雨のハシリというのだろうか、雨(あま)模様のぐずついた天気が続いている。これじゃ、土・日とも出掛けられないなぁ、と悲嘆している中年ライダーであったが、金曜の気象庁11時の発表では、日曜は●であるが土曜は○という、有難いご託宣。イソイソと金曜の夜は出掛ける準備を進めるのでした。で、今回は4月1日より御前崎市となった、旧浜岡町周辺を散策することに。金曜は仕事で帰りが遅くなったこともあり、起き出すのが遅かったので、朝飯抜きで出っ発。さすがに、御殿場付近で、腹が空いてきて、沼津インターで降りるや、すぐそばのスマル亭に直行です。ここは立ち食いスタンドの麺屋ですが、桜エビとシラスの2色かき揚げのそば/うどんが絶品のため、B級グルメのHYDは良く利用しておりやんす。ここで腹ごしらえをして、さらに先を急ぎます。沼津市〜静岡市の間は、ハイウェイのような道が続くため、地元の車は結構飛ばします。途中ムチを入れて、前の車にツいて行くと、ぬうわKm、おいおい飛ばし過ぎだって。でも、決して先頭は走らないHYDです。だって、あの超優良ゴールド免許は汚れてしまい、次の違反で免停という、税金無駄遣い組織への優良献納者へ成り下がってしまっている自分が居るのです。大井川町を経て、R150を進み、何回か通り過ぎた浜岡原発の先から、御前崎(旧浜岡町)市街へ入ります。程なく、新野地区に入ったのだが、ウロウロしている内に、道路沿いに立派な釜原(かまっぱら)城への標識発見。こりゃあ、幸先が良い、と一人ゴチて、幾つかの標識に沿って茶畑の農道を進むと最高所に。現在は本郭、二の郭とも茶畑になっていて、どうもここが城域らしいが、何の案内板・石碑も無い。心配になってアチコチ探索すると、段郭やら二つの郭間の堀切などが確認できました。この堀切跡を良くみると、案内板のあった痕跡があります、どうしたんだろうかしらん。堀切そばのドコモ浜岡新野無線局なる無線鉄塔が目印になりますヨ。
釜原城址、二の郭跡前にて
  下山して、同じ道を進む内に、又しても立派な天ヶ谷城への標識発見。どうも、新野地区の人達が標識等を建てたようである、ありがとう、貴方たちは偉い! 標識に沿って道から入ると、●●幼稚園の広いグランド(その広いこと、東京の小学校のグランドより各段に広い)の隅に、案内板が建ってます。フムフム、ここからも歩いて行けるが、もっと先まで鉄馬を進めてから攻城するルートもあるらしい。でも、ここから歩いて登ることに。数多くの標識に沿って進みます。この標識が無いと、この攻城はまず無理(きっぱり)。結構複雑な道で、マギらわしい幾つもの道が有るのです。本郭近くになって、幾つかの堀切が出現し、期待を持って本郭に入ります。う〜ん、期待を裏切りません、本郭・二の郭ともに土塁やら虎口が残存しています。木碑が建っており、そばに案内板の立派な外枠が落ちています。おかしい?! どうみても案内板が、はめ込んであったらしいのだが、外してあるのです。本郭、二の郭とも眺めは × ですが、10分ほどの登り道の途中から、見晴台があり、小笠町(?)の眺めが ○ です。
天ヶ谷城址、本郭址と土塁址
天ヶ谷城址、本郭にて
  さらに新野地区をウロウロすると、やはり同じ仕様の立派な八幡平城への標識が出現。標識に沿って進みますが、その後には標識無し。登り口が見つからず、なおも進むと集落の外れに想慈院。いつものパターン(というか、決まりごと)で、この寺の墓場の裏山が城という判断で鉄馬を停め、攻略開始。判断は正しく、城への標識が立ってます。歩き始めてものの5分程で堀切が出現します。ついついデジカメでパチリ。再び歩き始めると、また堀切。ここでもパチリ。ついでものの1分ほどで、また堀切。おいおい幾つあるんだよー。本郭までに出現した堀切は8つもあるのでした。本郭・二の郭には土塁・虎口等は見当たりませんでした。堀切と空堀(標識には横堀)、竪堀が確認できます。で、不可解なのは、前と同様に、案内板の外枠が下に落ちており、案内板そのものが、無いのです。おかしい!? 県道(?)からの立派な標識や、登山道途中の標識の仕様は同じなので、ここにも幼稚園のグランドに設置されていた案内板が立っている筈なのに...。

   このミステリーをご存知の方、プリーズ・テル・ミー !!
八幡平城址、堀切址
八幡平城址、本郭址にて
  さぁてと、新野地区だけでまだ城はあり、浜岡町全体では、さらに城が多いのですが、この辺で口直しということで、違う町の城を攻めることにします。実は、相良町の滝境城を攻略済みなのですが、滝境古城というのがこれとは別にあるらしい、というネット情報があり、攻めたいのです。R150の相良町片浜地区のサークルKの店の西方の丘が城という情報で進みます。が、...が、無いのです。サークルKが無いのです。牧の原台地の海岸の端で、それらしい雰囲気の丘は多過ぎて、とても判断できません。唯一のサークルKがないので、諦めようかも、とも思ったのですが、サークルKが看板替えしたとしたら、この店だろうという判断のモト、その西側の丘を目指して鉄馬を進めます。幸いにも狭いながらも、急斜面の段丘を登る農道に入り、丘の上に出ることが出来ました。でも、城は ? です。それらしい雰囲気はあるのですが、アチコチとウロウロしても × 。ついに諦めて、帰陣することにしました。途中、滝境城に寄って、古城の方の情報がないか探しましたが、NG。来た道を忠実に帰り、夕飯には余裕のヨッチャンで帰着。本日450Km、ちょっと残念無念のお疲れさん。
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