■   日尾城  ■
■期日 H15年11月16日(日)  【埼玉県】小鹿野町・奈倉館・日尾城
                       【長野県】北相木村・相木城
■ルート 横浜自宅〜P22他〜厚木C〜R416〜八王子C〜R411〜青梅C〜P53・R299他
       〜秩父C〜P43他〜小鹿野T〜P182・R462・R299上野V〜P124〜小海T〜
       R141韮崎C〜R20〜御坂T〜R137〜富士吉田C〜R138〜御殿場C〜東名
       〜横浜C〜保土谷BP他〜自宅
■コメント
 最近の気象庁には失望続きである。あの連戦・連勝の高的中率の破竹の勢いは、いったいどこへ消え失せたのか。と、ハマってしまった中年ライダーは鬱憤を晴らせず、最近の土日はブツブツ思うのです。そう、今回もそうなのである、土曜日は晴れ、日曜日は雨の天気予報が、直前の金曜日に変更となり、土曜日は「曇→雨」、日曜日は「雨→晴」となったのです。しょうがないので、計画変更。土曜日は止めて、日曜日に少し遅めに出発して、...ということに。この辺はソロツーリングの有り難いところです。で、土曜日は新たに飼い始めた、原付スクターの世話をし、雨になってからは、明日のために英気を養うのでした。
 やはり、というか当然というか、日曜は朝早く目覚め、先ずはインターネットで気象庁の雨の状況を確認。おーっ、この様子では6時ごろには雨は上がるゾ。急いで準備を始め、6時一寸過ぎには、愛馬に鞭をくれるのでした。今回は秩父地方を攻めよう、攻めた後は愛馬を責めて、少し走ってやろう、というアバウトな計画の下、下道で一路青梅市を目指します。青梅からは県道で先日訪ねた名栗村を経て、正丸峠・秩父市と走りぬけ、着いた所は小鹿野町。「こじかの」と優雅な名前と思い込んでいたのに、「おがの」でした。で、いきなり荒川沿いの奈倉地区へ。畑地が広がる地区に入ると、至る所に「奈倉館」の標識が有り、わけなく現着。郭跡は畑地でしかも荒れているので、遺構らしきものは確認できず。でも荒川側の端に、雑草を分け入ると石塁が出現。どうみても近代のモノとしか見えないような石積みですが、案内板によると当時のモノらしい。背丈の高い雑草を踏み分けて、その石塁上を歩くと、石積みの小さな間口の小口(虎口)も。おーっ、こんなのは初めて見ました。さらに進むと、当時祀ってあった八幡神社の址が残ってました。それ以外の遺構は分からず、次へ。
奈倉館跡、説明板 奈倉館跡、石塁跡
 同じ町の合角ダムより上流の倉尾地区へ。この地区の根小屋橋を渡って「倉尾ふるさと館」に進みます。立派な駐車場があるので、ここに愛馬を停め、出陣。ふるさと館の裏側に、日尾城への標識があるので、これに従って進みます。整備されていますが、沢筋の道では雨でぬかるんでおり、難儀しながら進むと、急斜面でロープが張ってある場所に出ます。それを難なく越えて(元山岳部員です)、喘ぎながら(本当に元山岳部員?)進み、約20分弱で本丸現着。小さな本丸には石碑と小さな祠が祀ってあります。残念ながら、杉や雑木が生い茂っていて、ここからの眺めは、イマイチです。この本丸の周辺には本丸より大きな幾つかの郭跡がありますが、それ以外の遺構は?でした。
日尾城址、本丸址の石碑前にて
 まだまだ小鹿野町には城がありますが、今回はこれで終了。走りを楽しむ、危ないモードに突入です。R299に出て、信号も無く道幅も広い白い線の道を堪能し、途中から県道124号線でぶどう峠に。この道は以前にも通過しましたが、今回も工事中のところが結構ありました。冬季は閉鎖される道路ですので要注意。ぶどう峠からは長野県。群馬県とは異なり、教育県の割には思いのほか整備されております。落ち葉が道を覆い隠している所もあるので、手綱を引き締めながら降りていくと、「相木城址」の大きな標識が。「アレッ、こんな所に在ったっけ?」と思いながらも、迷わず手綱を引いてストップ。下相木郵便局の敷地内に石碑が建ってますが、遺構は付近に無し。裏山には、何がしかの遺構はあると思いますが、今回は勘弁してやろう。
相木城址
R140に出てからは、黄色線の道になるのでソコソコに走り、野辺山・清里を過ぎ韮崎へ。さらにR20で御坂町からR137で山中湖を経て御殿場に。ここから東名で帰陣します。でも厚木の先で「事故25Km渋滞」の赤い標識が目に入ります。オイオイ、この前もそうだったし、その前の前も...。あの場所って、何時も事故渋滞だけれど、対策をうっているのかヨ!! メットの中で、ブツブツを繰り返しながら、思いの他に時間を費やして横浜ICへ。ここからは、渋滞せずに我が家へ。「よっ、お疲れさん」と言いたいところでしたが、帰ってみると、家族の冷たい視線の集中砲火。う〜ん、昨日は相方の誕生日だったんだ。天気予報の関係で間違えて昨日は何も無し。そのお詫びに今日は何かプレゼントするつもりだったんだぁ。気まずい視線の中でえらく苦いビールを飲むのでした。
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