■   二俣城  ■
■期日 H15年10月19日(日) 【静岡県】春野町・犬居城、水窪町・高根城
                         天竜市・二俣城・鳥羽山城
■ルート  自宅〜横浜新道・保土ヶ谷BP〜横浜IC〜東名〜御殿場IC〜R246
        〜沼津〜R1〜金谷T〜R473〜川根T〜P63・P389・P58〜春野T
        〜P286〜龍山V〜R152〜水窪T〜R152〜天竜C〜P40〜掛川C
         〜R1〜清水IC〜横浜IC〜保BP・横新〜自宅
■コメント
 何時も楽しみながら悩んでいた行き先は、今回は決まっていたのである。行き先とは二俣城で、往くルートはともかく攻略後は、R152を北上し、諏訪まで抜ける南アルプスのフトコロを十二分に堪能する計画なのである。きっかけは、職場の同僚が、このコースを日帰りで走破したと聞いたからである。ただ問題は、途中国道が途切れている2箇所の対応と、距離が長過ぎることへの対応である。この2点も何とかなるだろう、という能天気で、朝まだ暗い5:30に出っ発。先ずは首都圏脱出に東名を使用、御殿場で降りて、ひたすらR246とR1で西へ西へ。気になるのは、走行中に東名で表示されていた「袋井−掛川間で事故、交通止め」の電光標識。もしかすると下道は、事故を待避した車で大渋滞しているのでは?と勘ピュータが誤(?)作動。このため途中から山道へ入り、渋滞を避ける戦略に出た。先ず金谷でR473に入り、川根からは県道63号線等で水窪へ出る戦略である。でも、これが大失敗であった。2桁の県道とは言っても、車が1台かろうじて通れる道幅で、道は枯葉やら砂利が浮いており、その上やたらと急カーブの乱高下の道。とても鉄馬に鞭を当てられない。時間はドンドン経過するが、この難路の果てが見えてこない<焦>。そんな時に、忽然と標識が。ナニナニ、このクソ忙しい時に交通止めだとぅ<怒>。ぐるーっと迂回せよとのお達しである<涙>。かといって、今さら戻ることは出来ないので、御上に盾突かずに迂回路へ。この迂回路が、さらにNG。道がドロドロのヌカルミ道なのである<泣>。愛馬はハネに弱い構造なんで、スピードを抑えても泥んこ状態になるんだろうなぁ、と覚悟を決めて、泥道をゆっくり走行<諦>。それでも途中からは、山中にしては立派過ぎる道になり、つい「ぬふわ」Kmで...<喜>。ようやく春野町に到着するも、すでに10時をしっかり回ってしまった。このまま予定通り進むか、中断するか、二つに一つの重大決断を迫られ(ちょち、オーバー)、このままでは当初の甘い計画は実行不能と判断し、中断することに。そうと決まると、ノンビリしようと、先ずは春野町の犬居城を攻めます。春野高校の裏山ですが、堀の内地区に入ると、標識が整備されていて、難なく登り口に到着。「ここから25分」の標識がありますが、整備された登山道(東海遊歩道)で、10分少しで本丸到着。途中、竪堀らしきものや、二重の空堀跡があったので、期待しましたが、本丸より高い所に、ご丁寧に鉄筋の見晴らし台が、デーンと構築されていてちょち興醒め。いくつかの郭跡、大きな堀切の他には、特に遺構は確認できず。
犬居城址、石碑前にてにて 犬居城址、本丸址
ついで、県道286号線(この道は結構 ○ です)で、国道152号線に出て、少し北上し水窪町に。「みさくぼ」とホンワリするような良い感じの町名ですネ。町の中心部に入る直前で、城址への標識発見。ここも簡単に攻城出来ます。広い立派な駐車場に、愛馬を停めよく整備された登山道を、ものの5分ほどで本郭に到着。驚くなかれ、ここは昔の城を再現してあります。といっても、擬似天守閣のようなモノではなく、なるべく忠実に再現したモノのようです。注意書きにも、完璧には再現していない云々、と断ってあります。確かに、考えてみると、おかしな所が気になります。でも、こういうのも、あっても良いでしょう。本郭には建物が建ってますが、二の郭、三の郭には無く、防御の囲いのみです。この先には、現状のままという遺構があり、2段の堀切が確認できました。城址公園として完全に整備せず、このように現状のまま、という遺構も残して置いて貰うと良いのですが、水窪町さん、How?  この高台からの同町の眺めは素晴しく、しばし堪能して下山。
高根城址、本丸から二の丸を望む 高根城址、水窪町の展望
 さぁてと、本来の狙いの二俣城へ向おうとするかぁ。白い線が多く、緑豊かで快適なR152を楽しみながら南下し、天竜市の二俣城へ。すでに名古屋赴任時代に来たことがあるので、難なく到着。市中のNTTビル(電波鉄塔あり)を目指し、この裏山を目指して進むと、幾つもの標識があります。ここにも簡単な駐車場がありますので、ここに愛馬を停めて、攻城開始。ものの1、2分で本丸に着き、見覚えのある天守台の石垣が迎えてくれました。二の丸、北の丸などをしばし散策します。ここは家康の嫡男信康が自刃した城というので有名ですが、城址公園として整備されてますが、少し遊歩道から離れると、結構遺構も残っていて、(私には)面白いです。
二俣城址、登り口の石碑前にて 二俣城址、天守台からの本丸址
 ついでこの遊歩道を南に進み、鳥羽山公園へ向います。Webで調べている内に、二俣城より南のこの公園も城址であったことが分かりましたので、ここもついでに攻め落とします。二俣城から歩いて15分ほどで、鳥羽山城の本郭に到着。車が通れる道もありましたので、歩くのが苦手な方は、車で攻城して下さいナ。ただし、数多くの郭跡と土塁らしき跡はありますが、その他は確認できず。市街地と天竜川の眺めは ○ です。
二俣城址側からの鳥羽山城址 鳥羽山城址、本丸址
 さぁてーと、ここでノンビリしては居られぬ、東西に細長い静岡県の中で、随分西側に来ているんだったけ、早々に引き返そう。県道40号線で掛川へ、ここからR1で下道を走ります。静岡を抜けた所で、ギブアップ。清水のインターから東名に入りますが、又しても「厚木付近で事故、渋滞中」の標識が点灯してます。オイオイ、最後までそりゃないぜ。厚木からは、15Km程をスリ抜けの繰り返し、無事夕飯前に帰陣。本日、珍しく高速(帰りの清水〜横浜2700円が痛かった)や有料道を使い過ぎて、通行料を往復で4600円も浪費してしまい、計580Kmなり、財布もお疲れさんでした。
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