■   松岡(龍子山)城  ■
■期日 H15年8月23日(土)  【茨城県】高萩市・松岡城、
            緒川村・小瀬城・川崎城・那賀城・小舟城
■ルート 目黒自宅〜山手通〜渋谷IC〜首都高〜三郷IC〜常磐道〜桜土浦IC
       〜R6〜高萩C〜P67・P10・R461〜水府V〜P33・P36〜金砂郷T〜
       P29他〜緒川V〜P12〜烏山T〜R294〜谷和原IC〜常磐道〜三郷IC
        〜首都高〜渋谷IC〜山手通〜目黒自宅  総距離 440Km
■コメント
 異常気象の冷夏でも、さすが8月の下旬となると前線も遠のき、ご託宣は「晴れ」。ではどこへ行こうか、考えるに、9月の中旬以降は、引越しして横浜市の住民になる予定なので、今の内に横浜から遠い常陸の城を攻めよう。ってんで、目標を常陸・北部としよう、少し遠いので高速を使おう、暑くなりそうなので、山側を攻めよう、等々考えながら早起きし、出っ発。久し振りの首都高に上がり、そのまま常磐道の三郷ICを経て、桜・土浦で降ります。ここまで来れば、後は下道を走ろうってんで、しばらくR6を北上。さぁ、先ずは高萩市下手綱地区のの龍子山城(松岡城)を攻めます。場所はすぐに分かります。どうも城址を観光資源とするべく、武家屋敷の家並み・各種案内板などずいぶん整備されています。どうもこの城は、中世の城址と近世の城址が混じっているらしい。近世の方の城の大半は、どうも松岡小学校の敷地になっているらしい。まず、小学校の校門をクグると説明板があり、熟読玩味、フムフム。次いで敷地を出てウロウロ。ほうっ、土塁址や堀跡が残っているワイ。でもそれ以上は確認できず、中世の山城に期待を掛けます。山の麓に神社があり、土塁・堀址と思われるものが残存、どうも山下の居館址と見た。これは期待できそう、ってんで勇んで登り道を辿ると、古井戸の址が出現。おーっ、これは益々期待できそう。更に登ると、さらにもう一箇所の古井戸跡も出現、でもこの上の本丸跡に辿り着くも、ガッカリ。幾つかの郭跡以外、何も遺構らしいモノ無し。しかも武家屋敷の家並みと比べると、全く整備されていない、せめて説明板くらいはあっても良いのではないだろうか。
松岡城址、本丸下の古井戸前にて 松岡城下町、屋敷通り
 続いて、山側に入って行き金砂郷町へ。先ずは役場に直行、だって役場のそばに高柿城があるという情報を得ていたのでした。でも役場周辺には何も情報なし。ウロウロしているうちに、観光案内版発見。よく見ると城址の記号が役場そばにあります。で、さらにウロウロするも城発見できず。発見出来ない時は、誰かに聞けば良いのだが、この暑さでは聞くのも億劫に。諦めて、上利員(としかず)地区の龍貝利員城を攻めることに。でもここも発見できず。とてつもない暑さに負けて、ここも潔く撤退。 山の中であるが、海抜が低くて下界と同じ暑さの中をしばらく走ります。愛馬の方も暑さに負けて、ラジエータのファンが回りだします、オイオイ頑張って走ってくれよー。といいながらも、鞭を入れてワインディングを楽しみながら、緒川村へ。先ず役場へ行きますが、観光案内版無し。ここも城攻めは難しいのか、と思って役場を出て緒川に掛かる永代橋を渡ると、いきなり江畔(こうはん)寺の標識が出現。そこへ進むと、立派な石碑「緒川村十景、江畔寺と小瀬城跡」が建ってます。簡単に攻城するも、郭跡以外の遺構は確認できず、残念。
江畔寺と小瀬城址遠景) 小瀬城址、本丸跡
 県道12号線を南下し、途中山側へ入る道を進み、川崎地区に出ると、川崎城址の木碑発見、難なく攻城。でも、どう見ても城址の雰囲気無し。城跡は現在牧草地になっており、刈り込まれた模様が美しいのは良いのだが、どう見ても城址と思えない。河岸段丘上に築城されており、川側は断崖絶壁で防御されているが、反対側はいかにも攻め易いのである。昔は空堀などで防御されていたんだろうが、農地開発で遺構は失われたようである。特に遺構は無し、残念。
川崎城址
 ついで更に県道を南下し、御前山村との境の那賀地区の那賀城を攻めます。ここも、八幡神社のそばという情報で、難なく発見。でも、ここも遺構は確認できず。それらしい遺構はあるのだが、イマイチ断定できず。それにしても、こういう文化財や史跡に必ずといって良いほどに、標識が建っている。
  偉いゾ >> 緒川村
このお陰で、遺構は確認できなくても、何とか攻城出来ました。
那賀城址
 さぁてと、まだまだ続く緒川村の攻城。今度は小舟地区の小舟城を攻めます。暑いので、モタモタしていると、愛馬は悲鳴のファンモータの音を発します。もう少し頑張ってくれぃ、県道12号線と39号線が交わる交差点のすぐそばにある吉田神社が城址です。ここも簡単に発見、攻城できます、でもここも遺構らしきものは少なく、暑いので早々に退散。
小舟城址、本丸跡の神社 小舟城址、入口の木碑
 続いて、大岩地区の大岩城を攻めるべく、鉄馬に鞭を打ち県道12号線を烏山町方向しながら、小さな神社などにも登ったりしたが、ギブアップ。この暑さではねぇ。
 暑さを言い訳に、帰陣することに。烏山からR294に入り、南下します。途中、下館市の郊外で、その惨劇は起こりました。交差点で、前にいる黒カーテンで後ろを覆っている、いかにもイカガワシイ黒塗りの車の横を左側からすり抜けようと、信号の青に合わせて、愛馬の鞭を入れたのでした。こういう危なさそうな車からは、早く遠ざかろうと考えたのですが、まぁ魔が差したんでしょうネ。追い抜いて、バックミラーを見ると、赤いモノが点灯してます。「ウソー」って、本当なんだから、しょうがない。車の中でサインを強請られ、イヤイヤ自筆のサインを。18Kmオーバー、9000円なり。
 気落ちしてR294を更に南下し、谷和原ICから高速+首都高速でご帰還、本日ご愁傷の440Kmなり、チャンチャン。
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