■   千本城  ■
■期日 H15年4月27日(日)
    【栃木県】河内町・岡本城址・逆面城址、氏家町・御前城址
    高根沢町・桑久保城址、茂木町・千本城址、馬頭町・武茂城址
■ルート 目黒自宅〜山手・環7〜梅島〜R4〜宇都宮C〜P73〜河内町
       〜R4他〜氏家T〜P64他〜高根沢T〜P69他〜茂木T〜R294
       〜小川T〜R293〜上河内T〜P63他〜宇都宮C〜R4〜梅島
       〜環7・山手〜自宅        総距離 380Km
■コメント
 さぁてと、GWも始まった、どこへ行こう? と又してもノウ天気なHYDです。今回は北へ行こうと目論見、色々調べておこう、って昨日の土曜日も遅くまで飲んでいて、調べている時間は有ったのかい? 実は昨日の朝の内に調べておき、午後からのSSTVミーティングに出掛けたのでした。だって、ミーティング終了後は、必ず飲み会だもの。
 下道で往復する腹積もりなんで、早めに準備してGO。ところが、埼玉県と栃木県の境付近から、【ポツポツ】。「おーっ、なんじゃぁ、これは!!」とジーパン刑事のセリフを何度も吐くHYD。今日5時のご託宣だって、6〜12時は20%の降水確率だった筈なのに。急いでi−modeで天気予報を見るも、間違いなく5時の予報でも20%。どうなっているのかしらん、とても20%の降り方ではなく、50%以上の降り方と見た。
【責任者出て来い!】 そうは言っても、濡れてしまうので、歩道橋の下でカッパを着て、天気予報を信じて北上することに。栃木県小山市(コヤマではなくオヤマですヨ)辺りでどピーカンに。って、この天気はどうなっているのかしらん。まぁ、晴れたから良しとしよう。先ず、R4から県道73で宇都宮市の隣町・河内町に入り、県道沿いの岡本地区に入ります。この辺りをウロウロすると、それらしい雰囲気の場所(河岸段丘の下から見ると、堀切のように見えます)を町立北小学校の北100m程の所に発見。前に回って見ると、岡本城址の案内板が立ってました、ラッキー。探す手間が要らない時って、何か得した気分です。早速、攻略しますが、畑地ばかりで遺構は見当たらず、それでも確か堀切のようなモノが見えた筈だが、と段丘の端っこの方に行くと、空堀や土塁が出現。殆ど畑地や宅地になってますが、本丸辺りには、神社が祀られており、その周りは遺構がありました。結構、大きな城域だったものと思われます。
岡本城址、入口の案内板前にて
 次いで今度は、氏家町役場そばの氏家小学校を攻めます。敷買(敷地買収)の関係で、城址を学校にすることって多いんです。ここもその口ですネ。私の母校の小学校・高校もそうでした、何も氏家町だけが悪いんではありません。で、期待が裏切られたのは、遺構が有ったんです。この種のケースでは、遺構は無く、石碑のみのことも多いのです。結構高い土塁が残ってますが、20〜30mだけです。
御前城址、土塁の前
 そして次は、見つけるのが大変だという注釈つきの攻城です。手がかりは高根沢町桑窪という地名だけですので、NGだったら諦めようと思いましたが、何と簡単に分りました。桑窪地区に入ると、右側に段丘がずーっと続いており、このどこかに城が在ると踏んだのですが、ある種の【勘】で県道から脇道に入ると、そこに標識が立ってました。すぐに鉄馬を降り、桑久保(桑窪)城の攻城です。ものの2、3分で虎口に到着、立派な案内板・石碑が建ってます。そしてグルリは空堀が完璧に残っています。郭中に入ると、畑地ですが未だ何も植わってなく、雰囲気が出ています。土塁が良く分ります。しかも雑木が疎らになるように伐採してあり、見通しも悪くない。簡単に発見、ということもあり、この城は ○ です。
桑久保城址、主郭への虎口と石碑
桑久保城址、主郭と土塁
 気分を良くして、次は県道69で茂木町に向い、市内に入る前にR254で北上します。途中、千本地区の標識が出た所で、右側の山へ入る道が有りましたので、躊躇無くここを曲がり、ドンドン山中に向います。今度の千本城も、茂木町・千本地区という地名だけですが、何か今日はスイスイ行ける気がします。果たして、途中で千本城への標識発見。今日は、ついているゾ。標識に従って、山上へ進むと案内板・石碑発見。でも、石碑の周りは、畑地で遺構らしきものは無し。期待外れか、と思いながら案内板を読んでいくと、どうもこの場所は、城地の端っこらしい。で、鉄馬から下りてもっと高い所に歩いていくと、土塁が見えてきました。更に進むと、虎口らしきのも、ドンドン進むと神社が出現。広い境内のここが本丸らしい。でもここには案内板等は無し。神社の裏側に回って、『!!』。そこには大きな空堀や郭跡が。よくよく見ると、この台地全体の周りは遺構だらけ。雑木が鬱蒼としているので分りづらいのだが、複雑で深い空堀がアチラコチラに残ってます。この雑木が少なくて、全体を把握しやすければ良いのですが、それでもこの城は ○ です。
千本城址、二の丸跡と土塁
千本城址、主郭近くの土塁
千本城址、入口の石碑前にて
 次いでR294を更に北上し馬頭町へ。この町に、広重浮世絵館が在りますが、隣の乾徳寺の裏山が武茂城です。乾徳寺の入口近くに、城址への登山道があり、歩いて3、4分で本丸に到着です。ここも簡単に攻城できました、今日はついているゾ。さて城の方は、整備された登山道だなぁ、と思いながら歩いていたんですが、どうも様子がおかしい。よくよく回りの状況と照らし合わせて考えてみると、どうも堀底道のようだ。本丸跡から下を見て、この推測が正しいことが判明。本丸・二の丸など郭跡や空堀・土塁跡が残存しています。
武茂城址、本丸跡にて
 発見に労力や体力が要らないのは有難い、この調子で次に行こうと思いますが、ちょっとマッタ〜リし過ぎて時間が少ない。帰ろうかぁ、と馬首を返します。でも、まだまだ日が高いので、途中で最初の河内町に戻り、R293で山田川を渡る前の道を南下し、逆面(さかづら)地区へ。ここから山田川側に曲がり、橋を渡ったところに案内板発見。ここも地名だけだったのに、何と簡単に発見、いつもこうなると良いのだが...。私有地で、犬に吠えられながら、ウロウロ。土塁・空堀の残存を確認。でも、これまでの千本城・桑窪城が良過ぎたため、そこそこ佇んでから退散。
逆面城址、入口の案内板前にて
 R4に戻り、一路東京方面へ。このR4は途中ハイウェイのような部分もあり、結構(ん?、そんな形容詞ではおかしくないかい>HYD)飛ばして、春日部辺りで渋滞するも、キレずに都内に入り帰還。                   オール下道、380Kmなり
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