■   館山城址  ■
■期日 H14年11月24日(日)
    【千葉県】館山市・館山城址、富津市・佐貫城址
       鋸南町・勝山城址、木更津市・真理谷城址
■ルート
  目黒自宅〜渋谷IC〜首都高・東関東・館山道〜木更津南IC
   〜R16富津市〜R465〜佐貫〜R127〜館山市〜R257〜
   白浜町〜R410他〜久留里町〜P24他〜袖ヶ浦IC〜渋谷IC
    〜目黒自宅       総距離:400Km
■コメント
 城を攻めるのには、全方位の方針だが、現実は千葉県方面には力が入らない。何故かというと、私の所からでは、大東京をモロに横断し、かつ千葉市と周辺をも横断しなければ、攻城出来ないからです。この二つは当然、帰りも付いて回るのですから、どうしても足が遠のく。でも寒い日は房総半島を回るのも良いなぁ。で、千葉へ出陣じゃあ。昨晩の天気予報では、東京の降水確率が40%というご託宣。でも、ちょっとストレス溜まり過ぎ、ってんで出かけるつもりで、前夜は早目に就寝。ちょっと飲み過ぎも手伝って、起床はかなり明るくなる時間に目覚ましをセット。起きて先ず、日本気象協会JWAのホームページにアクセス。5時発表の予報が5:30に出るのは分かっているので、良いタイミングで予報を見られます。でも、前夜同様に東京は朝のうち40%。千葉県は30%なんで、無理して出発。当然高速多用で移動します。殆ど利用したことの無い首都高に乗り、レインボウブリッジを跨いで、東関東・館山道を走りぬけて木更津南ICまで。日曜日ということで、「アッ」という間(ウソ、1時間ちょっと)でした。ここから、まず富津市の飛び出た岬を攻略し、市内・佐貫地区の佐貫城を攻めます。佐貫中学校の先のバス停の目の前が城。マサカ、目の前とは思わず、そのバス停の周囲1キロ辺りをウロウロ。あげく、元のバス停に戻ったところで、第一村人を発見。訊ねるも、怪訝な顔をされ、「そこですヨ」。あれー、恥ずかしい。よく見ると立派な案内板が。そこは三の丸の一部ですが、随分広くて大きい。これは期待できるゾ。でも二の丸は、かなりの部分が竹林のようで、思ったほどは大きく感じられません。本丸も同様です。土塁・空堀・郭が残されてますが、竹林が無ければ確実に ○ の城です、残念だぁ。     

佐貫城址三の丸前の石塁と木碑

佐貫城址、展望台(物見櫓跡)

 続いて同じ富津市内の造海城址へ。ところがこれが見つからない。地元の人でかなりの年配の人に聞いても、「知らない」の一点張り。でも、ホームページの各氏の情報と、地元の皆さんの話を総合して、この山上だということは、はっきりしたが、今度は登り口が分からない。やっとのことで、国道の城山トンネルの脇に弘法大師の巡礼寺があり、その上に登山道を発見。喜んで登り始めたが、稜線に辿りついてから、進退に窮する笹藪で難儀、それでもガムシャラに進んだが、一向に城の気配無し。突端に近い所で、切戸状でとうとう進めず、ここで断念。「うー、悔しい」、とうとう大声で叫ぶ始末でした。憶えておけ『造海城』。随分と、時間と体力を浪費したもんだから、予定していた、途中の幾つかの城を飛ばして、第一目的の館山城まで行くつもりに。でも、鋸南町で再度方針変更。だって国道から、山上に城と思しき建物が見えるんだもの。「おいで、おいで」されて立ち寄ります。登ってみてそこが勝山城址ということが分かりましたが、小さな曲輪跡以外の遺構は見当たらず。でも眺めはグーです。天気さえよければ、洋上に富士山や三浦半島等が見られるとのことです。

勝山城址よりの鋸南町市街

そして、鉄馬を走らせ館山市へ。丁度12時ですが、適当なコンビニ/ラーメン屋が見つからず、即攻城。近代の城ということで、見事な大きな土塁等は有りますが、本丸跡には擬似天守閣が有り、興ざめ。時代考証は確からしいが、それでもなあ。一応記念撮影してチョンです。

館山城、擬似天守閣

館山城址、里見城址石碑 

次いで、シーズン前ということで、空いている房総フラワーラインを程ほどの走りで駆けて、雨雲を発見したこともあり、白浜から北上して帰城することに。この道は結構面白い。何より信号が少なく、白い点線が多い。空きっ腹を抱えて、これを十分に堪能している内に、ハイ状態にトランスファ。「ウォー、なんじゃこれは」状態で、レッドゾーンに針が行くのでした。そうこうしている内に「さぁ、もう一軒行くゾー」感覚に。それで、今日の最後は真理谷城。ここは真理谷地区にあり、木更津市立・少年の家のキャンプ場ですので、すぐに分かりました。今の時期は完全に閉鎖されて、キャンプ場までの道は、地元のローリング族の練習場(?)と化しているようで、道路には黒い線がいっぱい。キャンプ場専用の大きな駐車場も、ミニバイクの練習場で、小さなバイクにハングオン状態の若者が轟音を響き渡らせてました。ちょっと恐い。

真里谷城址、千畳敷(本郭)跡

 さあてと、帰りも高速じゃないと、自宅まで辿りつけないよなぁ、てんで弱気になって館山道。途中、事故で渋滞もあったが、スリ抜けをして、湾岸をかっとび、渋谷ICで降りたら、そこはもう自宅そば。鉄馬にあまりムチをいれる間もなく(オイオイ飛ばしすぎ!!)、今日は早い時間に帰還。それでも今の時期は、真っ暗の時間帯ですので、ご近所迷惑になら無いよう静かに帰着。さすが、高速道だけで150Km以上は走っているので、時間の割にトリップメータは伸びて、400Kmと300m也、測ったような距離数になってました。ハイご苦労様でした !! 

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