■   諏訪原城址  ■ 
■期日 H14年11月10日(日)
       【静岡県】金谷町・諏訪原城址、相良町・相良城址・滝堺城址
          榛原町・勝間田城址・龍眼山城址、吉田町・小山城址
■ルート 目黒自宅〜R246〜沼津市〜R1〜藤枝市〜R1〜金谷町〜
       R473〜相良町〜R150〜吉田町〜P34〜藤枝市〜R1〜
        沼津市〜R1〜御殿場IC〜東京IC〜R246〜目黒自宅
                           総距離:490Km
■ コメント
 11月上旬なのに、寒波(?)襲来で寒い日が続いてますが、この程度ではハマッた中年ライダーは、家でマッターリするようなことはありません。朝も暗い内に起き出し、準備を進めて暗い内にGO。まだ、5時半ではないか、途中で朝日が拝められるゾ。にーよんろく(R246)で、ぬわわKmで巡航中に、朝日に燃えた富士山を眺め、にーよんろくを西下。途中、神奈川・静岡県境付近のワインディングを楽しもうと思っていたのだが、何時もと異なり「?」な感じで混んでおりやした。満載トレーラが前方を塞いでいるんだろうと思いましたが、何時もと違って流れをリードせず、速いインプレッサの後に付いて走ることに。ところが快適に走っていたインプが急にブレ−キング。おいおい、それは無いんじゃないの...と思いながら、インプを追い抜こうとした瞬間、左端に違法無線機を無資格者が操作している姿を発見。「し、しまった」、ブレ−キングした後なんで、さほど超過はしてない筈だが、メータ読みで確実に25Kmオーバー。2車線を1車線に狭めた所で、「おいで、おいで」されるのを瞬間的に覚悟。ついこの間、せがまれてサインをしたばかりだというのに...などと思っているのだが、一向にお呼びが無い。ということは、「オーッ、ラッキー」。変なブレ−キングに怒ったことも忘れ、違法無線・探知機を装備したインプに感謝感謝の心で一杯でやんした。それにしても、日曜日の早朝7時頃にネズミを取ろうとする魂胆が知れない、静岡or神奈川県警さん。でも、お仕事ご苦労様でした。てなことをしながら、R246からR1で金谷の宿まで到着。ここは以前、名古屋に単身赴任していた時、訪れたことがある諏訪原城があります。再度の攻城ですが、ワクワクしてます。そう、ここの城は甲州流の築城で、規模が大きく遺構も良く残っているのです。一部茶畑が野原になっていたりして、以前より雰囲気は良く、当然 ◎ です。ニの曲輪等は茶畑で、これもグーッ。それにしても、この空堀や三段鍵堀はスゴイ。どうやって、どれだけの人数でこれを作ったんだろうか。鬱蒼とした雑木林で、残念ながらこれらをキレイに撮れない、これじゃ、しかたがない、次へ行こう、次ぎへ。(って、少しヤケッパチじゃないの)

諏訪原城址 

諏訪原城址、大規模な空堀 

 次は、同じ牧の原台地に築城された榛原町の勝間田城です。茶畑の中を富士山を見ながらのツーリングは超楽しい。で、前回は探すのに手間取った城も、2回目だから余裕のヨッチャン、茶畑の中を進み、台地の端っこの勝間田城に難なく(?)到達。ここは、コジンマリしてますが、雰囲気の良い城です。前回は調査中(?)だった遺構も、整備されていました。変に復元せず、礎石や柱跡だけを残し、当時を偲ぶ説明文が置かれています。私はこういう保存なり公開方法が大好きです。空堀や土塁も極めて保存状態がよく、説明文の言葉を借りると「見事な鋸状の空堀」も残っています。規模は小さいのがNGですが、この城は ○ です。しばし、マッターリした後、次の攻城へ出発。

勝間田城址、土塁と建物跡

勝間田城址、本丸跡の土塁と石碑

R473は牧の原台地を縫うように走っていて、好きな道の一つです。ここを堪能しながら、「アッ」という間に相良町へ。先ずは相良町役場、ここに城がある筈だったんですが、現在は石碑のみ。ウロウロしましたが遺構らしきもの皆無、しゃあない。

相良城址、石碑のみ

同じ町の滝堺城を攻めます。ここは牧の原台地の南端で海に面するような所に築城されており、南側は高い崖で防御されてます。本曲輪・二の曲輪とも茶畑で、どういう訳か、この茶畑は白い花が一杯です(他の茶畑ではホンの少ししか咲いてない)。太平洋や御前崎・富士山など景色も良い筈ですが、茶を保護するためか、回りの雑木は切払ってなく、眺望はイマイチでんな。でも、空堀・土塁の遺構は良く残ってます。

滝堺城址、入口の案内板 

続いて国文化財の大鐘住宅を覗いて、榛原町の龍眼山城を攻めます。ここも牧の原台地上に築城されて、南側は切立ってます。この南側から攻めましたが、歩いて5分で榛原公園に到着。ここが龍眼山城です。空堀・土塁等が残っていますが、保存状態は、よくはありません。でも、ここは公園化されて眺望は良く、太平洋・御前崎・石廊崎・富士山など眺望は大変良いです。裏側の茶畑からの攻城では車で行けます。

龍眼山城址、展望台からの城址の一部と榛原市内 

 さらに隣の吉田町の小山城を攻めることに。近づくと、山の上に4重の天守閣が。「何じゃ、これは!!」。こういう訳の分からん模擬天守閣を建てるんじゃない。でも折角来たので攻城開始。「おーっ、これは!」。何と擬似天守閣とは裏腹に甲州流の素晴らしい3重の空堀が目の前に。保存状態も大変グーッ。本曲輪跡には、三日月堀や空堀も(整備されて?)残っています。う〜ん、この天守閣が無ければなぁー。でも、今日は吉田祭りで入場料はタダ。ってんで現金なもので、天守閣の最上階へ。ここから眺める三日月堀もなかなか良いねえ。ここは、○ と × があるので、攻城に際しては要注意ですゾ。さて、帰城するかぁ。

小山城址、見事な三重の空堀 

小山城址、擬似天守閣 

いけない、もう3時を過ぎている、下道だけでは夕飯に間に合わない。しょうがない途中から高速に乗ろう、ということで行ける所まで下道で。夕方の渋滞に巻き込まれ結局、御殿場でギブアップ、ここから高速に。でも東名も渋滞の嵐。車の脇をスリ抜けて、思っていた時間より遅れて目黒に帰着。残念、一人で寂しい夕飯をかっ食らうのでした。朝の暗い内から飛び出し、夜暗くなってから帰着、本日〆て490Kmなり。

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