■   海ノ口城址  ■

■期日  H18月3日(土) 【長野県】 南牧村・海ノ口城址、
          臼田町・稲荷山城址、望月町・望月城址、
          浅科村・矢嶋城址、佐久市・伴野城址・岩尾城址・
               根井城址・岩村田城址、大井城址 
■ルート 目黒自宅〜山手・甲州街道〜永福IC〜中央道〜大月IC
       〜R20小淵沢C〜R141〜佐久C〜R142〜望月T〜R142
       〜佐久市〜R254〜下仁田IC〜関越道〜練馬IC〜
         目白・山手通〜目黒自宅    総距離:460Km
■コメント
 例の大転倒から2週間経って、腰の打撲の痛みはいくらか和らいだようだが、肩の痛みは相変わらず。それでも、腕を半分くらい上げるまでに回復した。これは、もう出掛けるしかないでしょう、
   「お〜っ、勇者だぁ!」 (単なるバカともいう)
痛ければ途中で引き返そう、腕に力が入らないのでいざとなれば誰かにバイクを動かしてもらおう、...とモクロんで、さあ出発。「本当にツーリングにいくのぉ」という影の声にも耳をかさず、勇者は、朝早く起き、出掛けるのでした。まずバイクを駐輪場から引き出すのでさえ、顔を引きつらせてしまう痛み。本当に行けるのかしらん。まあ行けるだけ行きましょう。こんな状態なんで、高速を多用し、目的地は前回の再々リベンジを誓った、海ノ口城址として愛馬を駆ります。小淵沢ICまでいくつもりが、途中の大月ICで降りて高速代をケチり(小市民)、R20を西進し、途中からR141(清里ライン)で北進。この道は結構好きですが、車の台数が多いのが、ちょっとイヤ。で、早くも清里を抜け、海ノ口まで到着。R141にある標識を右折し、橋を渡って左折、道なりに走り、途中に海ノ口城址の標識があり、小さな道を左折。すぐに舗装道が途切れるので下馬します。車高が高い四輪駆動やオフロード二輪では、もっと先まで移動可能です。ここから歩いて攻城します。歩き始めてものの2、3分で「徒歩で40分」の標識。前前回はここで諦めたのでした。さらに林道が途切れたところに、「徒歩で30分」の標識が。ここからは登山道になります。でも幅2m位の立派な道です。ここを歩き始めて、それこそ1分位、イヤなモノ音、続いて突然目の前に茶色い物体が。
  『お〜っ、鹿だ!』
なんと、野生の鹿を目の当りに。カメラを準備しようとしている間に、敵はどこかに移動してしまった、残念。で、下馬してから20分で城址到着。私は20分でしたが、普通の人でも30分で攻城できると思います。曲輪跡や堀切等の遺構が、素人目でも確認できます。立派な石碑も建立してありました。
  「えらいぞ、南牧村」
こでオニギリの朝飯を食べて下山。      

海ノ口城址・本丸跡にて

 次ぎは、臼田町の稲荷山城址を狙います。この町には有名な竜岡城址がありますが、今回はパス。その名も「城山」という交差点で城址公園へ。でも、案内板・石碑・遺構は見当たらず。公園中央部にあるコスモタワーへ登り(無料です)、上から城址全体を俯瞰。千曲川沿いの要害ですナ。

稲荷山城址(一部)の俯瞰

 で、続いて佐久市へ鉄馬を走らせます。先ず、伴野(ともの)城址を攻略。この城は鎌倉期からの城址らしい(案内板が見当たらず)ですが、四囲の土塁がかなり残存し、虎口らしいものも見られます。一部が神社になっていて、その後ろの土塁上部に石碑がありました。この城址は ○ です。 

伴野城址石碑前にて

伴野城址四囲の土塁

 続いて、今度はR142で望月町まで鉄馬を駆り、町の歴史博物館へ。城址の場所等が分からない時は、どの市町村にも在る、この種の建物の館員に聞くのが手っ取り早いですネ。ただ、出てきた人が、オバちゃんでした、大丈夫かしらん。でも道筋を教えてくれて、その通りに駆ったら到着、オバちゃん有難う。町の観光案内板などには城址の文字は無かったので、たいしたコトの無い城だろうとタカをくくっていたのですが、来てみてビックリ、驚き・桃の木・山椒の木。結構大きな規模の城址です。とにかく、ちょっと見ただけで、数カ所の曲輪跡らしきものが素人目でも確認出来ます。主郭は大きくはありませんでしたが、雰囲気があって ○ です。ここもお勧めですネ。肩は痛いが今日は収穫が多そうだ。 

望月城址、主郭の木碑前にて

 で、続いて佐久市へ鉄馬を戻らせます。途中、矢嶋城址の標識があったのでフラフラと左折。ちょっと分かりづらく、地元の人に訊ねて現着です。でもここは曲輪跡らしきものがあるだけで、他の遺構は無し、残念でした。

矢嶋城址、案内板前にて

 で、続いて佐久市へ鉄馬を走らせます。先ず、県指定史跡・岩尾城址を攻略します。岩尾地区に入って、ウロウロしていると標識発見。で、進むと、在りました岩尾城址。現在は三島神社の境内になっていますが、本丸や二の丸などがあり、土塁や空堀らしきモノもあります。しばらく散策して、次ぎへ向かいます。何だか今日は、数多くの攻城が出来るような気が。

岩尾城址、二の丸跡にて

 続いて根々井地区へ鉄馬を走らせます。県指定史跡・根井城址を攻略するのです。Webで正法寺が史跡の所有管理者ということなので、この寺を先ず探しましたが、すぐに標識を発見して、寺へ現着。境内に石碑が在り、ここでパチリして退散。だって、何にも遺構が見当たらないんだもの。

根井城址、石碑前にて

 今度は佐久市中央部の岩村田城址を攻めます。ここも事前の調査で、現在は岩村田小学校と神社になっているということが分かっているので、楽勝で攻城です。ただ、遺構は破却されたようで見るものは無し。

岩村田城址、巨大な石碑にて

 さて近くの大井城址を攻めることに。ここも県指定史跡なので、期待して来てみたのですが、現在は王城址公園となっていて、ここも遺構は殆ど無し。大井城址は3城址に分かれており、その一部が王城で、この王城が大井城の中心だったようです。ここも早々に退散することにしよう。

大井城址、主郭跡

 肩が痛い(普通は安静にしておくんですが)ということ、で速攻帰城。R254で内山峠を越え、群馬県側麓の下仁田ICで高速に乗り、ムチを入れて、練馬ICへその後、渋滞した都内を抜けて帰宅。ふ〜っ、肩は痛いが、楽しい一日だった。何と今日は9箇所も攻略してしまったゾ。明日、肩が痛まなければ良いのだが、本日は460Kmなり。

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